世界の空港ランキングが発表されました。
日本の空港への評価は高く、ベスト10では2空港が、ベスト15なら4空港の美本の空港がランキングされました。
航空サービス調査会社スカイトラックスの公式サイトに掲載されている毎年恒例の世界の空港ランキング(World Airport Awards)が発表されました。
シンガポールのチャンギ国際空港が6年連続で「世界最高の空港」に選ばれた他、アジアの空港が上位を占めている状態になります。
その他ではヨーロッパの空港がランキングされていますが、アメリカの空港はランキングされていません。
このランキングの調査には、約1400万人の各国の空港を実際に利用する人にアンケートを行って順位を決めています。
空港での接続時間や方法、施設の清潔さと快適さ、空港スタッフの語学スキルを初めとしたサービス内容など39の項目から、ランキングを作成していますので、空港ランキングとしては信頼できます。
当然、利用者が多い空港が上位になる傾向はありますが、アメリカの空港がランキングされていないので個人的にも実態に近いのかと思います。
ベスト15位の内ベスト10に入らなかった日本の空港は関西国際空港の13位(昨年は12位)、成田国際空港の11位(昨年は14位)になります。
ベルト10は
第10位
フランクフルト空港(FRA)
フランクフルト空港は、ドイツでは最大、ヨーロッパでも4番目に利用者が多い空港です。
ヨーロッパを席巻しているルフトハンザ航空の拠点でもあります。
空港直結の大型ホテルもあり、レンタカーへのアクセスや市内に向かうトレインへのアクセスも短距離で可能です。
ターミナル間は若干離れていますが、空港間をバスト巡回するトレインで接続していますのでそれほど不便は感じません。
フランクフルト市内へのアクセスも簡単に短時間(約15振込手数料程度)で行くことが出来るのも、ちょっと長い待ち時間の時は便利です。
空港ラウンジはANAはルフトハンザ航空かスイスインターナショナルエアラインズ、JALはサクララウンジがあります。
第9位
チューリッヒ空港(ZRH)
チューリッヒ空港もフランクフルト空港と同様にチューリッヒの中心部から約13Kmしか離れていません。
乗り継ぎのための時間がある場合は市内に行くことも可能で、その他に自転車などのレンタルやスイス交通博物館へのツアーも提供しています。
スイスインターナショナルエアラインズのハブ空港であり、ヨーロッパへの各都市に乗り継ぎもスムーズにできます。
乗り継ぎの際にはスイスの物価と為替が悪いので空港での食事なども高くなります。
第8位
ロンドン・ヒースロー空港(LHR)
ロンドンにはヒースロー空港の他に4つの主要空港があります。
その中でもヒースロー空港は最大の空港になります。
現在は2014年に完成した第2ターミナルビル(クイーンズ・ターミナル)はスターアライアンスがメインに使用しています。
ロンドン・ヒースロー空港はブリティッシュ・エアウェイズとヴァージン・アトランティック航空のハブ空港になり、両空港のラウンジは豪華な作りです。
ヒースロー空港は世界で3番目に利用者の多い空港になります。
オリンピックの際に改善したので実際に乗り継ぎをした際の時間も非常に短く施設も全体的に新しくなっています。
イギリス国内やヨーロッパの各都市に乗り継ぐ場合にヒースロー空港ではなくシティ空港になることが有り注意が必要です。
第7位
中部国際空港(NGO)
名古屋の伊勢湾の中心に浮かぶ人工島に建設された中部国際空港。
国内線から国際線への乗り継ぎは非常に短く、短時間での乗り換えが可能になります。
中部国際空港は別名セントレア空港と言われ、世界最高の地方空港とも言われています。
セントレアには温泉ではありませんが銭湯が館内にあります。
乗り継ぎの時間があるときには入浴することをお勧めします。
航空会社のラウンジは地方空港のため羽田空港や成田空港とは比較になりません。
第6位
ミュンヘン空港(MUC)
ミュンヘンの市街からは電車で約1時間ほど北東にあるミュンヘン空港。
フランクフルト空港に次いでヨーロッパでは2番目に利用客が多い空港になります。
ルフトハンザドイツ航空のハブ空港で、国際線からヨーロッパ各都市への乗り継ぎは非常に短時間で移動することが可能でインフォメーションや案内のサインなども非常にわかりやすくなっています。
空港周辺のホテルは隣接しているホテルは殆どなく、離れた場所にありバスで移動しますがちょっと時間がかかります。
その点やミュンヘン市街へのアクセスが時間がかかるのは難点かもしれませんが、乗り継ぎの空港としては非常に優れています。
日本からはルフトハンザ航空のほかANAも就航しています。
第5位
ドーハ・ハマド国際空港(DOH)
ハマド国際空港は2014年から旧国際空港から移転し営業を行っています。
カタール航空のハブ空港になり空港とターミナル、隣接するホテルなどの工事費は約1兆8000万円の費用が必要だったと言われています。
空港のターミナル間も同じ建物ですが非常に離れていて、営業当時は徒歩での移動になり非常に時間をとられました。
今ではトレインが移動の際に利用できるので短時間での移動が可能になります。
ショップやレストランも充実していて、Macが何カ所にも設置(1カ所で10台くらい)されていますので、多少の待ち時間であれば時間が気にならないと思います。
ただし、インターネットへの接続は無料で出来ますが通信速度は非常に遅く、これはカタール航空のラウンジも同じものを使用していますので同じです。
カタール航空のラウンジは非常に豪華で世界でもトップレベルになります。
第4位
香港国際空港(HKG)
日本からも訪問する人が多い香港国際空港。
開港は1998年になり、アジアで最も利用者が多い空港の1つになります。
キャセイ・パシフィック航空のハブ空港になります。
館内は食事などの飲食は非常に豊富で乗り継ぎの際にも充実した時間を過ごせます。
プライオリティパスのラウンジも内容や食事は充実していますが、キャセイ・パシフィック航空のラウンジはハブ空港でもありますので非常に充実した内容になります。
特にファーストクラスラウンジには個室になっているお風呂があり、他の空港のラウンジにはない施設になります。
第3位
東京国際空港・羽田空港(HND)
羽田空港は世界で5番目に利用者が多い空港になります。
国内線が充実しているので地方都市から国際線に乗り継ぐ空港としては成田空港の利便性を大きく上回ります。
設備も新しいので充実しており、アミューズメント施設もあり、日本の文化を発信しています。
各航空会社のラウンジも充実しており、ワンワールドとスターアライアンスはJALやANAのラウンジがありますので満足度は高いと思います。(個人的にはラウンジに関しては成田空港の方が好きですが)
ただしスカイチームのラウンジに関しては両アライアンスとの格差は比較にならない内容になります。
第2位
仁川国際空港(ICN)
仁川国際空港は2年前は2位、1年前は3位、そして今回は2位と常にベスト3にランクインされています。
大韓航空のハブ空港であり、日本からも地方都市から直接アクセスが出来るのでヨーロッパやアメリカ等への旅行の際にも利用されることが多い空港になります。
乗り継ぎも便利で、待ち時間が多少有っても見るものが多いので空港での待ち時間は気にならないと思います。
ただ、日本の地方都市から乗り継ぎに使う場合は、行きか帰りに1泊しないと行けないスケジュールが多く不便に感じます。
第1位
シンガポール・チャンギ国際空港(SIN)
チャンギ国際空港はこれで6年連続で世界で最高の空港になっています。
乗り継ぎの際にも、時間があれば映画館やスパなどがあり、レストランも充実していています。
世界で16番目に利用者が多い空港で、乗り継ぎや市内への移動は非常にスムーズで、タクシーを利用して空港から市内に向かっても非常に安い料金で行けますので、移動は楽です。
不動の1位でランクが下がることは今のところ考えられないと思います。
アメリカの空港は今回ランクインしてません。
たしか25位以内にはランクインしていないと思います。
全体的に設備が古い空港が多く、設備が新しい空港も有りますが全体的に乗り継ぎや入国に時間がかかり、出国する際にも時間がかかります。
搭乗するときも他の地域で考えられない程、荷物の収容のために時間がかかり定時出発などは希な状態です。
第7位に中部国際空港(NGO)がランクインして、福岡空港なども103位にランクインしています。
他の空港が航空会社や国のメイン空港の中で健闘していると思います。
ただ、個人的には新千歳空港の設備温泉を始め映画館やアミューズメント施設などもあり、札幌市内へのアクセスも非常に良く、今は国際線も東南アジアや北アジアしか有りませんが、地方都市からでもアメリカやヨーロッパに向かう際には時間が短縮できますのでそういった便が就航して利用者が増えると、こういったランキングでも上位になるのではと思います。
それぞれ1クリックしてもらえると嬉しいです。
にほんブログ村
ありがとうございました。
コメントを残す