海外では独自のアライアンスを作ろうとして出資していたドイツのエア・ベルリンが清算され、イタリアのアリタリア航空が破産して機能しなくなり、巨額の資金を回収できないエティハド航空をエミレーツ航空が買収しようとしていると報じられています。
今のところ、どちらも否定しているようですが合併に向けて予備段階に入っているといわれています。
エティハド航空はイタリアのアリタリア航空やドイツのエアベルリンなどの経営破綻によって、それまで投資していた資金を回収できないため、エティハド航空自体も非常に厳しい状況になっているようです。
海外ではドバイのエミレーツ航空に吸収される可能性まで取り沙汰されていて、それが本格化しているということです。
2年ほど前までは中東の航空会社としてエミレーツ航空やカタール航空を含めた3航空会社はサービスの質や設備の豪華さ、備品の充実など他の航空会社と比較しても群を抜いていました。
しかし、出資していた航空会社の破綻で、このところ目に見えてサービスが低下もしくは有料化されてきました。
実際、2年ほど前まではエティハド航空の上級会員で比較的多く利用してきましたが、サービスが低下してからは利用していません。
エティハド航空は既に一時期の拡大方針を撤回し、今はネットワークを縮小し、アブダビのハブ空港を中心とした路線に集中しています。
実際にアブダビとドバイは距離が近く、ターゲットも同じで路線も競合することからカタールのカタール航空を含めて中東に3つも航空会社が必要かは疑問ですが、競争があるので運賃も安くなりサービスも向上していました。
しかし、このような状況でサービスや運賃に魅力がなくなるのであれば存在意義もなくなります。
日本からヨーロッパに行く際には価格面からもサービスを考えても中東の航空会社が魅力的なのは今も変わりません。
ワンワールドに加盟しているカタール航空はJALなどのマイレージプログラムを利用している方にとっては利便性が高く、一方のエミレーツ航空は提携している航空会社は少なく、その点では不便ですがサービスと機材、ラウンジなど他の航空会社にはない魅力があります。
そう考えるとエティハド航空はアライアンスに加盟しておらず、サービスも低下していることを考えると買収されるニュースも信憑性があります。
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