Categories: AV機器

ソニーWI – 1000Xワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォンレビュー

飛行機の長時間フライトに欠かせないものはヘットホンやイヤホンになります。
今までいろいろなヘッドホンやイヤホンを試しましたが今1番使っているのはソニーのWI-1000Xになります。
個人的にヘッドホンは長時間のフライトには向かないと思いますので、もっぱら使っているのはイヤホンになります。
有線ではBOSEのQuietComfort20 ノイズキャンセリング イヤホンがお勧めですがワイヤレスではソニーのWI-1000Xがお勧めです。
バッテリーの駆動時間と音質に関して、まともなワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォンを見つけることは難しいと思います。
しかも長距離のフライトを考えると、8時間以上の連続駆動をするイヤホンを探さなければならないので選択肢が少なくなります。
ソニーワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォンWI-1000Xは様々な条件を考えたときに有力な候補になると思います。
ソニーのWI-1000Xは新品で35.000円前後で販売されています。
BluetoothやNFCを介したワイヤレス接続で、毎日の通勤など飛行機で使用する以外でもメインのイヤホンになると思います。

WI-1000Xのパッケージには、次のものが同梱されています。
WI-1000Xヘッドホン
イヤーチップ7セット
USB充電ケーブル
マイクロUSBから3.5mmオーディオケーブル
飛行機のオーディオアダプター(今は使用する機会は少ないと思いますが)
キャリーバッグ

設計
WI-1000Xは写真を見てわかるように首回りの「ネックバンド」式の形状になっています。ヘッドホンと独立式のワイヤレスイヤホンの中間に位置するこのデザインはワイヤレスイヤホンと比較すると装着感では見劣りがし、装着感ではヘッドホンよりも劣っているように思うかもしれません。
しかし、この方式のワイヤレスイヤホンは現状で多くの利点を使用する際に提供しています。
イヤホンが接続されているワイヤー部分は、使用していないときにバンドの縁の溝に収納されていて、断線などの破損から守ることが出来ます。
接続性
WI-1000Xには、マルチペアリングで8台までの機器とペアリングが可能で、フライトの時にMP3プレーヤーで音楽を聴いた後にタブレットで映画を見るときにペアリングを行う必要はありません。
そしてフライトの時には必要ありませんがウォークマンなどのMP3プレーヤーで音楽を聴いている最中に、スマートフォンにかかってきた電話を着信してそのままハンズフリー通話をすることも可能なマルチポイント機能を搭載しています。
装着感
ソニーWI-1000Xインイヤーヘッドフォンは思った以上に違和感なくフィットします。
イヤホンもあまり嵩張っていないし、バンドは軽くて首につけている事を忘れるほど違和感は思った以上にありません。
イヤーチップも種類が多いため耳にあったものを装着することが出来ます。
長距離でのフライトでは起きて映画や音楽を試聴しているときでも、食事中でも睡眠中でもほとんどイヤホンを利用していますので邪魔になったり、重量を感じると普段は気にならなくても負担がかかりますが、そういった心配は全くありません。
ビジネスクラスでの睡眠時も横になっている寝返りを打っても全く支障なく、エコノミークラスで利用するときも飛行機用に販売されているネックサポーターを利用したときでも利用する前は邪魔になるかと思いましたが全く邪魔になりませんでした。
これがヘッドホンの場合にはビジネスクラスでは寝返りが打てず、エコノミークラスではネックサポーターをつけると下から押し上げてパッドが連れ手しまう事が有りますので完全に「ネックバンド」式のイヤホンが優れています。
ノイズキャンセリング/アンビエントモニタリング
Sony WI-1000Xワイヤレスヘッドフォンのノイズキャンセルは非常に優れています。
ノイズキャンセリング機能を搭載しているヘットホンやイヤホンでも機能が弱かったり、不自然だったりする機種もありますが、Sony WI-1000Xにはそういった部分は全くありません。
ヘッドホンが常に周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択してくれるので、飛行機に乗っているときでも地上を走っているとき、上昇しているとき、飛行中など刻々と変化する環境に対応してくれます。
あくまでも個人的な意見ですがノイズキャンセルに関して実際に飛行機で利用した際にそれぞれのイヤホンやヘッドホンで優劣があります。
今まで利用したもので
SONYのWF-1000XやWF-SP700
Bose QuietComfort 15 クワイアットコンフォート15
Bose QuietComfort 25 クワイアットコンフォート25
SONY MDR-1000X
Bose QuietComfort 20
SONY WI-1000X
SONY WH-1000XM2やBose QuietComfort 35
の順に静音性を確保できると思います。
ただし、ヘッドホンは寝返りの際やネッククッションでずれてしまって静音性を損なうことがあります。
バッテリー駆動時間
カタログ上ではSony WI-1000Xワイヤレスヘッドフォンのバッテリーは約10時間使用できます。
実際に利用するとそれよりは若干少ないように感じます。
ちなみに独立型のWF-1000Xは3時間(実際は2時間30分程度)となりSony WI-1000Xはワイヤレスのノイズキャンセリングイヤホンに最適です。

その他の機能
ソニーWI-1000Xワイヤレスヘッドフォンは、ワイヤレスヘッドフォンのための多くの機能が満載されています。
注目すべき機能は、HD音声によるハンズフリー通話と、Qualcomm aptX HDおよびSony LDACオーディオコーデックです。
また、WI-1000Xは、スマートフォン用のSony Headphones Connectアプリを利用して様々な使用シーンに最適な音響の設定や音質の調整が可能になります。
ネックバンド部分には、音楽の再生や一時停止、音量の調節や電話の応答に必要なすべてのコントロール機能が集中して配置されています。また、通知や着信コールを受信すると、ネックバンドが振動します。
音質
Sony WI-1000Xワイヤレスヘッドフォンを含めて考えても、大部分に関しては失望しないと思います。
Sony WI-1000Xの音質はノイズキャンセリングをオフにすると大幅に改善し、また専用のUSBオーディオケーブルを使用して直接接続されたときに音質は改善されます。
なので機内では移動する事はないので出来るなら有線での利用をお勧めします。
低音
低音はWI-1000Xに関して言うと物足りなさはあります。
これは、ブルートゥースやノイズキャンセリングのイヤホンでは、音楽サウンドを少し圧縮した際の問題としてありますが全体的には悪くないと思います。
高音
WI-1000Xの高音はかなり良いと思います。それほど明るくも過度でもない。私は実際には周波数応答が2万Hzを超えているという感覚は得られませんでしたがBluetoothヘッドフォンとしてはとても良いと思います。
aptX HDコーデックで聞く
また、aptXコーデックを使用してBluetooth経由で接続されたFiio X7とSony WI-1000Xワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォンも試しました。音質はかなり正確で、間違いなくHi-Resでした。
Bluetooth搭載のWI-1000X(スマートフォンで標準のストリーミングコーデックを使用)を使用すると、音質が優れていることがわかりました。

結論
Sony WI-1000Xワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォンは、頻繁に旅行する人が音楽を聴き、ハンズフリーで話をしたり、雑音を軽減する為に必要なすべての機能を備えています。
この価格帯で購入できるまBluetoothイヤホンとしてのオーディオ品質と10時間のバッテリー寿命を考えると、WI-1000Xは長距離フライトでの利用を考えたときに非常に便利なイヤホンになると思います。
専用のUSBケーブルを使っての有線接続は、バッテリーがなくなったときやBluetoothが使用できない飛行機の機内で機内エンターテインメントやMP3プレーヤーやタブレットに接続することができます。
結論として、ソニーWI – 1000Xは、この価格帯で購入できるイヤホンとしては不満の少ない選択の一つになります。
35,000円の価格は十分価値のある金額になると思いますが、中古品ではさらに安く購入する事が出来ます。
金額的には20,000前後になり、非常にコストパフォーマンスは高いと思います。
有線のノイズキャンセリング イヤホンは機内での利用を考えると動かないのでWI-1000Xと同じような感覚で利用できますが、一歩飛行機を降りると利用する機会は少なく、独立式のワイヤレスイヤホンはバッテリーで駆動できる時間が短い事やノイズキャンセルワイヤレスイヤホンが少ないのと、あっても(ソニーのWF-1000Xなど)選択肢は少ないのですがノイズキャンセルはあまり効かずWI-1000Xを考えると見劣りがします。
今アマゾンでは新品が 27,785円で販売されているようです。
AMAZONでの販売はこちらから
それぞれ1クリックしてもらえると嬉しいです。

にほんブログ村
  

ありがとうございました。

小さい文字

tanahashi