ANA2020年6月1日から7月31日までに発券する国際線航空券の燃油サーチャージを徴収していません。
JALも2009年7月1日から9月30日の発券分の国際線航空券の燃油サーチャージを徴収しないと発表しています。
2つの航空会社には若干、期間の違いがあります。
今の原価価格で推移するとそれ以降も燃料サーチャージが徴収されない状態が続くと思います。
日本の航空会社に関しては、特典航空券の予約に際して他の航空会社と比較してマイル数が少なく、言い換えればマイルの価値が高い航空会社のひとつになります。
ただ、他の航空会社は燃料サーチャージに関して徴収していないか、もしくは少額ですがJALとANAは高額の燃料サーチャージを請求されますので、エコノミークラスなどの特典航空券ではマイルの他にアメリカやヨーロッパまでの往復便で50,000円以上の燃料サーチャージが必要となるのでお得感がまったくありませんでした。
JALやANAが燃油サーチャージを廃止するのは素晴らしいニュースであり、特典航空券の予約を考えている場合に長距離線に関してはとてもいい機会になります。
新型コロナウィルスの影響でアメリカやヨーロッパにはなかなか旅行には行けませんが、それらの国への旅行を計画している場合、JALやANAのマイルを特典航空券に交換することで大幅な節約が可能です。
たとえば、JALやANAはアメリカ行きのエコノミークラスの往復航空券に50,000マイルを必要とします。
ユナイテッド航空は変動制を導入しているので日によって違いますが最低でも同じ路線でに対して約70,000マイルが必要となります。
プレミアムキャビンは、マイルを特典航空券に変える場合に最も価値のある交換方法です。
同じ日の特典航空券を比較した場合
JALやANAは、アメリカまでの往復でビジネスクラス特典航空券に85,000マイル、またはファーストクラス特典航空券に150,000マイルを必要としています。
一方のユナイテッド航空は、ビジネスクラス往復で最低176,000マイルから、ファーストクラス往復で最低242,000往復のマイルが必要になります。
燃油サーチャージを支払う必要がないことは、今後これらのマイルを特典航空券に使用する場合に非常にお得になります。
今すぐの旅行は無理でも、来年の特典航空券は予約することが可能で、燃料サーチャージは発券時のレートが適用されますので、今から予約しても良いかと思います。
もし、搭乗時期にいけない状況だった場合にもキャンセルフリーになると思いますのでリスクはありません。
また、原油価格は今後も急激に上昇する可能性は少ないと思います。
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