中東や東南アジアからヨーロッパに行く場合は影響がありませんが、その他のヨーロッパ行きの（またはその逆）の場合は、これらのフライトによく使用されるロシア領空が閉鎖されているか、航空会社が使用しないことを決定したため、より長いフライト時間になるか欠航やキャンセルに備える必要があります。
新型コロナウィルスの影響で海外に行く機会が少ない現状なので影響は限定的になります。
例えば、フィンエアーは、アジアへの一部のフライトを継続し、他のフライトは一時的にキャンセルすることを伝えています。
KLMは、ロシア領空を使用するすべてのフライトを7日間キャンセルすることを決定しました。
フィンエアーは、ほとんどの航空会社が飛行目的での使用を禁止されていたときに、ロシア領空、そしてソビエト連邦にアクセスできました。これにより、ヘルシンキは西ヨーロッパと北アジアの間の最速ルートになりました。
多くのヨーロッパ諸国はすでにロシアの航空会社の空域を閉鎖しており、その空域を閉鎖する決定がEUレベルで行われています。
また、ロシアが所有し、ロシアが登録し、ロシアが管理する航空機は、EU域内に着陸、離陸、または上空を飛行することはできません。
ヨーロッパの航空会社はフライトに関する発表を行っていますが、JALやANAをはじめアジアに拠点を置く航空会社がロシアを上空で飛行し続けるのか、それとも領空を避けようとするのかは不明です。
たぶん使わないことになると思いますので、もしヨーロッパに行く予定のある方や、ヨーロッパから帰国する予定のある方は注意が必要です。
中東の航空会社は影響されないのでエミレーツ航空やカタール航空、エティハド航空を利用した方が安全かもしれません。