2023年度アメリカの航空会社 ステータスマッチとステータスチャレンジ

昨日はステータスマッチとステータスチャレンジの基本的な事を記載しました。

今回は具体的な内容を記載します。

ステータスマッチとステータスチャレンジはすべての航空会社で行っているわけではありません。

特に日本の航空会社はステータスマッチとステータスチャレンジは行っておりません。

ステータスマッチとステータスチャレンジに関して最もオープンなのはアメリカの航空会社になります。

そのアメリカの航空会社で行われているステータスマッチとステータスチャレンジを見てみます。

Contents

アメリカの航空会社が行っているステータスマッチとステータスチャレンジ

 

アラスカ航空

アラスカ航空はワシントン州シアトルを本拠地とし、北米を中心に西海岸の様々な都市やメキシコまで、100を超える都市に就航しています。FlightStats社が実施する定時到着率調査の北米主要航空会社部門において、5年連続で定時到着率1位に認定されるなど、高い運航品質を誇る航空会社です。

アラスカ航空がワンワールドに参加する前はステータスマッチを行った場合、条件無く1年間の同等ステータスを行っていました。

現在のアラスカ航空は、ステータスマッチにはステータスマッチ後にチャレンジが含まれるようになりました。

アラスカ航空にステータスマッチをリクエストすると、アラスカ航空のマイレージプランプログラムで90日間、元のステータスに対応するステータスレベルになります。

この期間後もステータスを維持するには、一致するステータスによって違いのある、アラスカ航空が販売し、アラスカ航空、ホライゾン航空、またはスカイウェスト航空が運航するフライトで一定のマイル数を飛行する必要があります。

ステータス毎に必要なフライトは

  • MVP:5,000マイル。
  • MVPゴールド:10,000マイル。
  • MVPゴールド75K:20,000マイル。

アラスカ航空にはこの上に新設されたMVPゴールド100Kという上級会員レベルがあります。

残念ながら、MVPゴールド100Kはステータスマッチを行っておりません。

リクエストを送信するには、ステータスマッチページがあるので、そちらからステータス元のマイレージステートメントのスクリーンショット、名前、現在のステータス、今年獲得したマイル、またはエリートステータスを獲得するために前年に獲得したマイルとともにアップロードします。

MVPゴールド75Kに一致する場合、MVPゴールド75Kステータスの資格に関連する50,000ボーナスマイルの資格はありません。

ただし、ゴールドおよびゴールド75Kに関しては、これらのレベルに達したときに付与される4つのゴールドゲストアップグレードが含まれます。

6月末までにリクエストを行い、要件を満たせば、その年の終わりまで新しいステータスを維持することになり、7月1日以降にステータスマッチを開始した場合、ステータスは翌年末まで有効になります。

チャレンジのタイミングを決めるときは、このことを覚えておいてください。

 

アメリカン航空

アメリカン航空はシカゴ、ダラス/フォートワース、ロサンゼルス、シャーロット、マイアミ、フィラデルフィア、ワシントンD.C.、フェニックス、ニューヨークなど全米の主要な拠点から、世界50カ国、約330都市へフライトを運航しています。

日本からは、羽田、成田空港よりダラス/フォートワース、ロサンゼルス空港に就航しています。

アメリカン航空は継続的に、ゴールド会員またはプラチナ会員のステータスに対して公に利用可能なステータスチャレンジを提供してきました。

ただし、今はアメリカン航空の上級会員資格が先日変わったことを受けてステータスチャレンジは中止になっています。

アメリカン航空ではその他に上級会員を対象としたステータスチャレンジを行っています。

ゴールドまたはプラチナエリートステータスを持つ一部のAAdvantageメンバーを対象としています。

90日間の試用期間中、対象となるメンバーは、特定の要件を満たすことにより、2023年初頭までステータスを延長する機会があります。

最後に、ホテルのワールドオブハイアットExploristまたはGlobalistステータスを保持している場合、アメリカン航空とのパートナーシップにより、ステータスチャレンジが提供されます。

一部のハイアットグローバリストメンバーは、アメリカン航空のエグゼクティブプラチナエリートステータスを授与されています。

 

デルタ航空

年間約2億人近くの搭乗者数と広範なネットワーク

日本からアメリカ本土6都市へ直行便を運航するデルタ航空。
アメリカではネットワークにより290都市に便利にアクセスできます。
また、ロサンゼルス、ミネアポリス以外の羽田線は2020年3月29日より就航する予定です。

日本ではデルタ航空提携のアメリカンエキスプレスカードに入会するとゴールド会員になることが可能なデルタ航空。

デルタ航空の上級会員はデルタ スカイマイル・アメリカンエキスプレス・ゴールド・カードに入会するのが最も簡単な方法です。

その他のすべての人のために、デルタ航空には、スカイマイルメダリオンステータスチャレンジ の公開ページがあります。

このページでは、資格のある航空会社に現在のステータスの証明をアップロードして、チャレンジをリクエストできます。

各ステータスティアでは、設定された数のメダリオン資格マイルまたはメダリオン資格セグメントとメダリオン資格ドルを獲得する必要があります。

たとえば、プラチナメダリオンステータスに一致するものは、90日間のステータス一致期間中に18,750MQMまたは25MQSと$2,250MQDを獲得する必要があります。

 

ハワイアン航空

日本の各都市からハワイに就航しているハワイアン航空はアライアンスに参加していない独立した航空会社になります。

ハワイ諸島間のフライトを運航しており、ハワイに行く場合には最も適している航空会社になります。

ハワイアン航空のステータスマッチやチャレンジは基本的にはありません。

ただし

公に宣伝されていませんが、ハワイアン航空では、

オンラインお問い合わせフォーム

を介して、ケースバイケースで最上位のプラチナステータスまでのステータスマッチを提供しています。

ハワイアン航空には2つのものが必要です。

  • 現在のエリートステータスの証明。
  • ハワイアンの目的地の少なくとも1つへのフライト活動を含む、エリートステータスを獲得した完了したフライトのドキュメント。

ステータスマッチは、アップグレード時から1暦年有効です。

 

ユナイテッド航空

スターアライアンスに参加しているユナイテッド航空はANAを利用して主要都市まで行った後の乗り継ぎに利用するだけでは無く、日本からアメリカに行く場合に利用されることが多い航空会社になります。

スターアライアンスのゴールド会員では利用できないユナイテッド航空独自の特典もあり、サブで上級会員になるにはお勧めの航空会社になります。

ユナイテッドは6月30日までプレミアステータスマッチチャレンジプロモーションを提供しています。

デルタ、アメリカン、ジェットブルー、アラスカ、またはサウスウエストでエリートステータスをお持ちの場合は、登録して実施できます。

オンラインフォームから登録した後、120日以内に、設定された数のプレミア対象フライトとプレミア対象ポイントの両方を獲得して、エリートステータスを延長できます。チャレンジ期間中は一時的なステータスを保持します。

 

チャレンジは、マイレージプラスアカウントごとに5年に1回に制限されています。

 

まとめ

アメリカの航空会社は通常、ステータスマッチやチャレンジを利用して、優良な顧客を自社のマイレージプログラムに誘致しています。

アメリカの航空会社ではその他にサウスウエスト航空やジェットブルーなどもステータスマッチやチャレンジを行っていますが日本在住ではメリットが少ないので今回は省略しました。

ステータスマッチまたはチャレンジのすべての条件を理解し、リクエストを送信する前に要件を満たしていることを確認してください。

また、ラウンジへのアクセスや国内航空会社の手荷物容量の増加のためにアライアンスエリートステータスを提供する可能性のあるアメリカ以外の航空会社とのステータスマッチやチャレンジの機会を確認することを忘れないでください。

 

tanahashi