先月ロサンゼルスで楽天モバイルを使ってみて続く新速度的に利用が難しいと記事をアップしました。
今回はハワイで楽天モバイルを試してみました。
楽天モバイルは60数カ国で利用することが可能で、当然ハワイもエリアに入っています。
楽天モバイルは1ヶ月で使えるギガ数から2GBまで海外で使用することが可能で、設定もローミングをオンにするだけで現地の契約通信会社を利用することができます。
アメリカはT-Mobileが対応しています。
T-Mobileは日本で言うところのKDDI的な位置づけでエリアも広く、高速通信網が充実しています。
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結果から先に言うと、ロサンゼルスと同様に非常に微妙です。
通信は可能です。
ハワイの空港に降り立ってから直ぐにローミングをオンにすると接続先がT-Mobileになり、利用できるようになりました。
しかし、速度が非常に遅く、ハワイ空港でも3Gになり、テキストやLINEのメッセージくらいなら確認できますが、ネットで何かを見ようとすると非常に時間がかかります。
地図もなかなか表示することが出来ず、限られた使い方になります。
ハワイ空港は当然通信網は充実していて、他のキャリアでは遅くなるわけではありません。
T-Mobileは以前に直接AppleSIMで利用していたので通信速度が遅いと感じたことはありませんでした。
他の場所でも試してみましたが、どこも同じ状況でした。
最初に結果をお伝えしましたが、無いよりはましと言った状況になります。
当然、元が遅いのでデザリングにも対応しているようですが、そちらも利用できるレベルではありませんでした。
海外でモバイル通信が必要なのはレンタカーを借りるのでナビをして利用するのが個人的には、最も重視しています。
今回のハワイではレンタカーを利用せずに路線バスや徒歩での移動になりました。
事前にハワイの地図をGoogleMapでダウンロードしていたので、楽天モバイルの速度に関係なく地図の表示は問題ありませんでした。
目的地までナビをしてみましたが、そちらも問題なく利用できました。
ただし、地図データーを事前にダウンロードしていない状態では表示されるまで非常に遅く、実用にはなりませんでした。
Lineでのテキストメッセージは問題ありません。
写真の添付は画像データーの大きさにもよりますが、ほとんど無理です。
Webページの表示は非常に時間がかかり、タイムアウトで表示されないことも多い。
メールの受信と送信は出来ます。
動作の軽いアプリは利用できますが、重たいアプリや情報量の多いアプリは表示されない。
楽天モバイルも1GBまでタダであれば、海外でサブ回線として利用するのもありかと思います。
通信速度が遅くても、最低限は使えるので。
海外でも通信が出来ると言われている楽天モバイルですがロサンゼルスとハワイの日本人が利用する事の多い2つの地域で同じような通信速度になったことを考えると、他の地域ではこれよりもさらに環境は悪化すると思います。
今後は最低でも1,000円程度の費用が発生することを考えると、サブとしても海外での利用は必要なのか疑問に思います。
今後は海外旅行も増えると思いますので、楽天モバイルの売りの部分になると思うのですが、今回使った感想では他の回線か、iPadでも持って行ってAppleSimを使って直接T-Mobileと契約して利用する方が実用的に利用できると感じました。