以前のマイレージプロラムは飛行した距離に基づいてマイルを獲得したり、上級会員になるためのポイントなどがもらえていました。
アメリカの航空会社が導入した航空券代に基づいてマイルや上級会員資格を給付する方法があります。
今ではユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空がこの形式を導入しています。
今回イギリスのブリティッシュ・エアウェイズも2023年にこの収益ベースのプログラムに移行する事を発表しました。
イベリア航空のIberia Plusは2022 年 11 月に飛行したマイルではなく航空券の価格に基づいて Avios の付与を開始することを発表しました (実質的に事前通知はありません)。
このAviosはマイルに当たり、イベリア航空の他にブリティッシュ・エアウェイズと最近参加したカタール航空が導入しています。
その発表の中にブリティッシュ・エアウェイズも2023年に収益ベースに移行する内容が含まれていたようです。
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飛行した距離ではなく、航空券の代金を元にしたマイル計算に移行する事は、当然航空会社に有利になります。
収益ベースでは航空券代やオプションを購入した金額を元に、会員レベルによって給付率を変えていきます。
収益ベースではエコノミークラスを利用する一般会員が獲得できるマイルは激減します。
例えば、ユナイテッド航空で日本からロサンゼルスまで片道を飛行した場合の獲得できるマイル数は
飛行距離に基づいたマイル数hは約7,000マイル
収益ベースになると購入した金額によっても違いますが2,000マイルから1,100マイル程度になります。
以前と比較するとマイルの獲得数は激減しています。
また、これに伴い上級会員資格も減っていますので、以前の様にエコノミークラスで国際線の長距離を飛行して上級会員になることも、実際には不可能になっています。
今回発表されたイベリア航空の内容を元にブリティッシュ・エアウェイズの獲得できるマイル数は
になります。
イベリア航空のIberia Plus が Avios を授与する方法を変更することは、日本に住んでいる方への影響は無いと思います。
それよりもブリティッシュ・エアウェイズが収益ベースを導入した場合は、カタール航空も含めて影響は出る可能性があります。
また、この収益ベースは航空会社にとってお得な内容なので他の航空会社が追従する可能性は高いと思います。