ヨーロッパに渡航する際に必要になるETIAS（渡航認証）の導入が2025年半ばまで延期

EUは、2016 年に欧州旅行情報および認証システム (ETIAS) を開始することを決定しました。

ETIAS では、ビザを必要としない日本などの国からの渡航に関して、多くのヨーロッパ諸国に旅行する前に専用 Web サイトに情報を記入する必要があります。

手数料7ユーロになり、渡航認証の有効期間は 3 年間になります。

その後、ETIAS（渡航認証）の開始はいろいろなことがあって遅れていましたが、2025年から開始されるようになります。

ETIAS（渡航認証）

ETIASはシェンゲン協定参加国で導入されている最新の出入国システム（EES）に関連していると思われます。

これは出入国情報が保存されるシステムで、ほとんどの旅行者は自動ゲートを利用して入出国するため、パスポートにはスタンプは押されません。

アイルランドは欧州連合の一部ではありますが、英国と共通の旅行地域があり、シェンゲン圏の一部ではありません。

スイス、ノルウェー、アイスランドは EU の一部ではありませんが、シェンゲン協定に参加しています。

入国時にETIASが必要になる国

必要になるのは基本的に EU/EEA/シェンゲン圏諸国ですが、アイルランドは英国との共通旅行地域のため、その対象ではありません。キプロスはETIASを義務付けているが、パスポートにスタンプを押すことは継続するようです。

入国時にETIASの申請が必要になる国

入国時にETIASの申請が必要になる国は日本をはじめ以下の国になります。

ETIASの申請について

ETIASの申請に関して

Webページはこちら

申請には次の項目の記入が必要となると思います。

• 名前、姓、生年月日、生年月日、国籍、自宅の住所、両親の名、電子メール アドレス、電話番号などの個人情報。
• 渡航書類の詳細。
• 教育レベルと現在の職業に関する詳細。
• ETIAS が必要な国への旅行および滞在予定に関する詳細。
• 有罪判決を受けたこと、戦争または紛争地帯への過去の旅行、最近、いずれかの国の領土から退去するよう要求される決定を受けたかどうかに関する詳細。

まとめ

このETIASは基本的に、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドとおそらく他のいくつかの国がビザ免除国民に対して長年にわたって要求してきたものと一致するように開発されたものになります。

アメリカのESTAは2年間の有効期間で費用も＄21になるのでETIASの3年間有効で費用が7ユーロなのは負担が少なくなります。

それでも、有効期間が終わるとESTA同様に更新ではなく新規に申し込む必要があり、手間と費用が発生します。

導入は2025年の半ばからということなので、予定通りで変更がなければ1年以内に開始されます。