ANAが10月と11月の発券分について、燃油サーチャージを値下げすることを発表しました。
ANAの発表内容に関してJALも同じ燃料サーチャージ料金になると思います。
今回は、ガソリン価格にも反映していたように、10月と11月の燃料サーチャージの基準となる6月と7月のシンガポールケロシン市況価格が下落したことによります。
シンガポールケロシン市況は対象期間に1バレル76.58米ドル、為替レートが1ドル108.14円となり、円換算で1バレル8282円となりました。
この金額の場合、それまでの燃料サーチャージから改定基準で1ランク値下がりする金額になります。
ちなみに8月と9月の発券分に対する燃料サーチャージの基準ではシンガポールケロシンの市況価格が81.81米ドル、為替レートが1ドル110.77円であった結果、円換算が9073円となっていました。
今回はケロシンの値下がりと円高の2つの原因になります。
地域別の燃料サーチャージは下記の通り。
全日空 燃油サーチャージ 2019年10月・11月発券分
路線 | 変更後 | 変更前 |
---|---|---|
日本=アメリカ(ハワイ除く)・ヨーロッパ・中東・オセアニア | 1万500円 | 1万4000円 |
日本=ハワイ・インド・インドネシア | 6000円 | 8500円 |
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 4500円 | 6500円 |
日本=ベトナム・フィリピン・グアム | 3000円 | 4000円 |
日本=東アジア(韓国除く) | 2500円 | 3500円 |
日本=韓国 | 500円 | 1000円 |
燃料サーチャージのかからないアメリカ系などの航空会社の特典航空券を利用する場合はそれほど関係のない事です。
また、燃料サーチャージが変わっても通常の航空券に対する価格は、それほど変わりません。
しかし、ANAやJALのマイルを利用して特典航空券を発券するときに燃料サーチャージはそのまま負担になるので、特典航空券で旅行の計画を考えている方は10月に入ってから発券する事をお勧めします。
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