ワールドオブハイアット:2020年3月からポイント特典宿泊でピークとオフピーク制を導入

マリオットが導入しているピークとオフピーク制をワールドオブハイアットも導入します。

今回のワールドオブハイアットの変更は2020年3月になります。

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ワールドオブハイアットの変更点

ハイアットは、2020年3月から、スタンダードルーム、クラブアクセスルーム、プレミアムルーム/スイートアワードを含むすべての特典交換タイプに対して、オフピーク、スタンダード、ピークの3段階のアワードを導入します。

昨年後半に大幅に改悪になったポイント+キャッシュアワードも、オフピーク/標準/ピークレートを利用し、標準キャッシュレートの50%と無料宿泊に必要なポイントの50%を引き続き必要とします。

2020年3月移行に予約済みでオフピークに変更されたホテルの既存のアワード予約がある場合、ハイアットはポイントの差額の1回払い戻しを提供します。

ピーク料金になっている場合は追加のポイントは請求されません。

需要に基づいて月次ベースでピーク価格とオフピーク価格を設定するマリオットとは異なり、ハイアットのピーク価格とオフピーク価格は、13か月前の予約のカレンダーが開いたときに明確に設定されます。

これにより、計画的に予約をすることができます。

ハイアットの新しいポイントによる特典宿泊

ワールドオブハイアットの新しいポイントによる特典宿泊の一覧になります。

スタンダードルーム

オフピーク(%変化) 標準 ピーク(%変化)
カテゴリー1 3,500(-30%) 5,000 6,500(+ 30%)
カテゴリー2 6,500(-18.75%) 8,000 9,500(+ 18.75%)
カテゴリー3 9,000(-25%) 12,000 15,000(+ 25%)
カテゴリー4 12,000(-20%) 15,000 18,000(+ 20%)
カテゴリー5 17,000(-15%) 20,000 23,000(+ 15%)
カテゴリー6 21,000(-16%) 25,000 29,000(+ 16%)
カテゴリー7 25,000(-16.67%) 30,000 35,000(+ 16.67%)
カテゴリー8 35,000(-12.5%) 40,000 45,000(+ 12.5%)

 

マリオットに限らず、ピークやオフピークの導入に関して、通常の方であればデメリットしかありません。(理由は後述)

ただし、これらのポイント数はかなり合理的であり、きちんと考えられていると思います。

日本にはありませんがカテゴリ1のホテルが最も影響を受けています。

「1泊わずか5,000ポイントから始まる特典宿泊」は、ハイアットのセールスポイントの一つでっすが、これからは1泊わずか3,500ポイントから滞在できると宣伝することができます。

カテゴリ7とカテゴリ8など上位のカテゴリになるにつれてポイント数の変更は小さくなります。

前述のように、ハイアットはまた、スイートを含む他の多数のチャートにピークとオフピークを追加しています。

 

通常無料の朝食特典のあるワールドオブハイアットの上級会員は、ハイアットリージェンシーまたはグランドハイアットでクラブルームを予約すると、さらに滞在の価値が高まります。

 

最後になりましたが、ポイント+キャッシュレートには、標準の客室特典のポイントの50%と標準のキャッシュレートの50%が引き続き必要です。

チートシートが必要な場合、スタンダードルーム、スタンダードスイート、またはプレミアムスイートを予約するポイントを以下に示します。

 

今回の変更がハイアットの利用者にあたえる意味

ハイアットが既にマリオット、ヒルトン、デルタ、ユナイテッドなど多くのプログラムが何らかの形で変動変動制に切り替えているので、今回の変更は特に驚くことではありません。

マリオットの時もそうでしたが、大体において休日は集中し、連休や大型連休にホテルの利用は集中します。

そういった時にピーク時の設定になるので、普通のカレンダー通りで利用する方には、実質ポイント数が増加することになります。

結局は運営側にメリットがあるので、プログラム内容を変更することが多く、今回の変動制の導入は、そのために行われるのは明確です。

逆に休日を自由に設定できる方にとっては、ポイントの価値が上昇します、

ただし、絶対数は少ないと思います。

(Photo by JT Genter/The Points Guy)

まとめ

来年3月、ワールドオブハイアットは、ピークとオフピークのレートを導入します。

変動制を導入する旅行関係のプログラムでは最新になります。(この後アメリカン航空が導入するかもしれませんが)

今回の変動制の導入は多くの利用者にとってデメリットが大きいと思います。

内容的に変更は20%以下の変動率です。

一見すると大きな変更もなく、平均するとスタンダートが基準になっているようにも見えます。

しかし、このスタンダード、ピーク、オフピークの比率がわからず、不透明な部分が多いのも事実です。

他のプログラムよりも、特典宿泊に必要なポイント数は可視化できるようですが、そう言い点をきちんと考える必要があります。

 

tanahashi