何事もデルタ航空やユナイテッド航空の後追いでマイレージプログラムを変更していくアメリカン航空。
先日、ユナイテッド航空が緊急発券手数料を廃止しましたが、それを受け手かどうかはわかりませんがアメリカン航空も廃止になります。
変更前
アメリカン航空は、出発日から21日以内に特典航空券の予約またはマイレージによる座席のアップグレードに対して75ドルの手数料を請求していました。
この手数料は、AAdvantage Gold、Platinum、Platinum Pro、Executive Platinumについては手数料が免除されているため、非上級会員にのみ請求されました。
変更後
アメリカン航空は、すべてのAAdvantageメンバーのこの料金を廃止しました。
ユナイテッド航空の緊急発券手数料
アメリカン航空による緊急発券手数料の廃止は、ユナイテッドが緊急発券手数料を廃止した直後に行われました。
しかし、ユナイテッドの場合、緊急発券手数料の廃止に関しては正式には発表していない内容が含まれています。
それはユナイテッド航空が、75ドルの緊急発券手数料を請求する代わりに、出発から30日以内に行われた特典予約の場合、実質的にその現金手数料を予約する際のマイル数に追加することで置き換えました。
追加されるマイル数は3,500マイル。
例えば羽田空港から新千歳空港まで片道のマイル数は通常5,000マイルになります。
30日以内に予約すると片道8,500マイルになります。
一部のマイレージプラスの会員は3,500マイルは追加になっても75ドル(日本円で8,000程度)の手数料を支払うことで問題ないかもしれません。
しかし、この変更は上級会員にとっては新しい支出になります。
変更前は、ゴールド会員以上のマイレージプラス会員は緊急発券手数料を支払う必要はありませんでした。
変更により上級会員を含めて、今ではすべてのユナイテッド会員が新しい緊急発券手数料の為のマイルを支払う必要があります。
まとめ
これまで見てきたアメリカン航空の変更に関する発表では、少なくとも今のところ、この追加の緊急発券手数料にかわるマイルの増加は無いようです。
ただしアメリカン航空は今後変動制に移行していきますので、ユナイテッド航空と同じ手法を導入することができます。
今のところアメリカン航空の特典航空券に必要なマイル数は固定されたチャートに基づいて決定されます。
それが変動制に移行した後はユナイテッド航空と同じ内容になるような気がします。
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