JALと提携して日本でも利用する機会があるアラスカ航空がワンワールドに加盟する前提でアメリカン航空と提携しました。
アラスカ航空は独立系の航空会社として、大きなアライアンスには参加していませんでした。
しかし、提携航空会社は多く、JALをはじめエミレーツ航空やキャセイパシフィック航空などでマイルを使った特典航空券を予約することが可能で、路線によっては他の航空会社のマイルを利用するよりお得なマイル数で予約することができるので一部の方には人気のある航空会社です。
シアトルに本拠を置くアラスカ航空は、2021年夏頃までにワンワールドに参加する予定です。
今までの提携航空会社を見てもワンワールドが多く、今回のアメリカン航空との提携(前にも提携していました)でワンワールドに加盟することは自然な流れともいえます。
これは、アラスカの長年にわたる中立の「スイス」パートナーシップ戦略からの大きなブレークです。この戦略では、主要な提携の1つに参加するよりも、多くの個々の航空会社との関係を優先しました。
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アメリカン航空との提携
アラスカ航空とアメリカン航空が再度提携したのは、デルタ航空がワンワールドに加盟しアメリカン航空の長年のパートナーである南米のLATAM航空を脱退を決定してからわずか5ヶ月後に今回の発表になります。
コードシェア
アラスカ航空とアメリカン航空は、広大な国際および国内のコードシェアを進めます。
パートナーシップには、ロサンゼルス(LAX)とシアトル(SEA)の両方からのフライトが含まれます。
ロサンゼルス空港は両者のハブ空港であり、シアトル(SEA)はアラスカ航空のハブ空港です。
この提携により、アメリカン航空はアラスカの広大な、そして成長率の高い西海岸のネットワークにアクセスできるようになります。
また、アラスカ航空は、5つのハブ空港がある東海岸沿いを含む、アメリカの幅広い国際および国内ネットワークへのアクセスを獲得します。
国際線
アラスカ航空の国際線は、今回の新しい提携の大きなメリットになります。
アラスカ航空のネットワークは北米に限定しており、今まででも世界中からの多くの提携航空会社によって国際線への接続が提供されていました。

今回の提携でアメリカン航空のパートナーシップとワンワールドのメンバーシップにより、利便性は格段に向上します。
まとめ
ワンワールドに参加するというアラスカの決定は、ワンワールドにとっても大きな影響があります。
ワンワールドは唯一の南米のメンバーであるLATAMを失って以来、困難な状況にありました。
アラスカ航空がワンワールドに加入すると、アライアンスの14の航空会社が提供する1,200の目的地へのアクセスが提供されます。
アラスカ航空は、少なくとも当分の間、エミレーツ航空やアイスランド航空などのパートナーとの関係を維持する計画です。
アラスカ航空がワンワールドに加盟すると、今までJALと提携した以上にシームレスな状態になります。
ディメリットは特になく、あるとするとアラスカ航空がワンワールドに加盟する事によって将来的にマイレージプログラムの内容が変更になる可能性はあります。
しかし、今の時点では日本在住の方でもアメリカに行く際にネットワークが広がることやマイルによる特典航空券の選択肢が増えることは、この提携とワンワールドへの参加は歓迎されることになると思います。
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