1日中明るい都市の1つ、ネバダ州のラスベガスは3月から訪問客も少なく休業しているホテルが多いため夜は暗い状態が続いています。
しかし、ラスベガスは再開に向けて積極的に準備をしています。
新型コロナウィルスの発生以来、ストリップ、ナイトクラブ、レストラン、そして24時間年中無休のギャンブルとショーで有名なラスベガスは、アメリカの大部分と世界中がロックダウンと旅行などの移動を規制している為に、今までに無い危機に直面しています。
新型コロナウィルスの影響がなくなった後でももとのラスベガスに戻るには、それなりの期間が必要となります。
今のところ再開されてもバレーパーキング、カジノ、ナイトクラブやプールでのパーティーは、当面できないと思います。
ディズニーランドなど、他の観光施設や遊園地と同様に、ラスベガスが完全に再開するのは簡単でもありません。
しかし、ネバダ州は再開計画の第1フェーズに十分入っており、カジノは詳細な計画で安全に再開する方法を説明しており、MGMファミリーのカジノは駐車料金をなくすことで訪問者を歓迎することを発表しています。
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MGMは火事の利用時の駐車場が無料になることを発表しました。
3月のクローズ前、MGMでのセルフパーキングの料金は1日あたり18ドルにもなります。
ベラージオ、MGMグランド、アリアなどのMGM関連のホテルが再開すると、セルフパーキングは無料になります。
新型コロナウィルスの影響で、濃厚接触の危険があるバレーパーキングは無期限に停止されています。
MGMはラスベガスに訪問する約50%は自動車であり、需要が停滞する事が予想できるので無料の駐車場は歓迎されると思います。
5月9日から、ネバダ州は再開計画の第1段階に入りました。
これは、飲食店や小売店などの一部の企業が、入場制限を行い過密にならないように配慮することで営業が出来るようになります。
しかし、カジノは州の再開計画の第一段階には含まれていませんでした。
トレジャーアイランド(現在はラディソンファミリー)のような一部のカジノリゾートは、メモリアルデーの週末の開幕を望んでいますが、ほとんどが今では6月に視界を向けています。
MGM関連のリゾート内では、ベラージオとニューヨーク-ニューヨークの両方が6月1日から予約を受け付けており、MGMグランドは6月4日から宿泊予約を開始しています。
ラスベガスストリップには、アメリカ国内で最も大きいホテルが集中している地域になります。
たとえば、MGMグランドとベネチアン/パラッツォにはそれぞれ7,000室近くの部屋があり、世界最大級のホテルとなっています。
これらラスベガスのカジノリゾートが一度にすべて再開することはありません。
MGM では、ニューヨーク-ニューヨーク(比較的小さな部屋、比較的2,000部屋)を再開し、最初にベラージオを再開することを検討し他のホテルに関しては状況を見ながら再開する予定と行っています。
5月中旬の時点で、これら2つのホテルは、MGMグランドとともに、ホテルの予約を受け入れる唯一のMGMホテルになります。
ラスベガスと言えば1番に思い浮かぶのはギャンブルまたはカジノです。
近年の傾向では、ラスベガスが決してギャンブルの町ではなくファミリー向けにレストランとエンターテインメントからの収益が増えています。
カジノも再開に向けて準備をしていますが間隔に関して6フィートの距離を維持するように設計されていません。
スロットマシンが並んで詰め込まれ、好奇心旺盛な見物人のグループがブラックジャックとクラップスのテーブルの後ろに群がっているので、安全な環境を提供する必要があります。
今のところ。ゲーミングコントロールボードの推奨事項は、クラップステーブルごとに6人、ブラックジャックテーブルごとに3人、ルーレットまたはポーカーテーブルごとに4人という制限があり、スロットマシンが間隔を空けていること、または他のすべての椅子が取り外されていることです。
ウィンズラレーブシアターは、「ザドリーム」の水上ショーで有名ですが、再開後は見た目と雰囲気が異なります。劇場自体は毎日消毒され、ショーは1日に1回だけ行われ、客席は間隔を開け、劇場の収容人数の制限は社会的距離を強化するために使用されます。
ベラージオでの「O」、MGMグランドでの「Ka」、マンダレーベイでのマイケルジャクソンワンなどのシルクドゥソレイユプロダクションを含むMGMリゾートでのショーは、最低でも6月30日まで開園はされません。
今後はゲストの間隔を広げるために通常利用するよりも広いスペースで開催する可能性があります。
ホテルでは、フェイスマスクやその他の個人用保護具(PPE)を利用することを強くお勧めします。
ベネチアンは、全室に「ベネチアンクリーン」パックを装備する予定です。このパックには、手指消毒剤、消毒用ワイプ、手袋、フェイスマスクが含まれます。
ウィンリゾートでは、従業員はマスクを着用する必要があり、宿泊客は施設にいる間はマスクを着用するよう求められます。ウィンリゾートは両方にマスクを提供します。
当然のことながら、マスクは、これまで安全と詐欺防止のためにビデオ監視に大きく依存していたカジノにとって、別の課題があります。ベネチアンは安全性を高めるために、顔全体を覆い隠すマスクは禁止すると規定されています。
明らかに、フェイスマスクは、ラスベガスストリップにあるカジノの備品になると思います。
カジノリゾートはゲストと従業員を安全に保つための衛生対策を強化します。
ウィンリゾートでは、各ポイントにサーマルカメラを設置し、「咳、息切れ、新型コロナウィルスの症状、または熱のあるゲストをチェックするようです。
ベネチアンリゾートも同じ方法を実施します。
少なくとも新型コロナウィルスの影響が完全になくなるまでには、セルフサービスのビュッフェが復活するとはありません。
MGMリゾートは、州が閉鎖を決定する前にすべての関連施設でビュッフェを閉鎖し、それ以来再開する予定はありません。
新型コロナウィルスが流行した後では、ビュッフェ形式の食事は、人々が忌避するような種類の状況のように見えます。
小間の状況ではセルフサービスではなく、リクエストに応じてスタッフが軽食や飲み物を提供することがスタンダートになると思います。
実際、MGMの再開計画の一部では、セルフサービスのビュッフェ式フードサービスは行われる予定はありません。
その代わり、パッケージ化された食品が利用できます。
しかし、新型コロナウィルスの影響がなくなり、安全と認識された後はビュッフェに関しては再開されていくと思います。
ラスベガスは、新しいコロナウイルスの蔓延によって引き起こされる経済的な危機を、観光に頼っている町なので他の場所よりもはるかに深刻に感じています。
ラスベガスのカジノでは、閉鎖されたままになっているため、毎日数百万ドルの費用がかかっています。
したがって、これらの再開に向けた取り組みはラスベガスにとって大きな前進です。
再開された後のラスベガスは、フェイスマスク、並ぶ場所を示す指定マーカー、温度検査、および定期的な衛生設備を備えた環境での出発になると思います。
日本からは人気のある渡航先であるラスベガスは、日本国内を含むすべての観光地が参考にする部分が多くあります。