マリオットはポイントを使った際のピーク時とオフピーク時のポイント設定と、上位ホテルカテゴリ(カテゴリ8)も導入しました。
今まで無料宿泊の際に最も多くのポイントを使用するホテルでも60,000ポイントでしたが、この変更によって1泊に最大100,000ポイントが必要なホテルもあります。
ホテルカテゴリーは有料の宿泊の際にはあまり関係はありません。
さすがにカテゴリ2のホテルとカテゴリ8のホテルの宿泊料金は明確に変わりますが、カテゴリ4の宿泊料金の方がカテゴリ5のホテルよりも高価になる場合なども多く、隣接しているカテゴリでは価格面で明確な差は無いと思います。
しかし、ポイントを利用した特典滞在の場合にはホテルカテゴリによって必要なポイント数が設定されていますのでとても重要になります。
ポイントを使った無料宿泊の場合におけるホテルカテゴリについて考えてみたいと思います。
以下の表はピーク、オフピークを反映している特典チャートになります。
マリオットポイントは、個々のホテル滞在に効率的に交換することができます。
または、5泊目の無料特典を利用して長期滞在することもできます。
最もお得な交換方法として、これからはカテゴリーに関係なくオフピークに5泊の無料宿泊を予約する方法になります。
ただし、これは休日を自由に設定できる一部の会員が利用できるのみで、休みが集中する時にしか使えない大半の会員はピーク時に予約する事になります。
また、5泊の滞在は全ての日にちにポイントで宿泊できる状況出なければできないのでリゾートホテルでも難しい条件になります。
そう考えると、各カテゴリーのピーク時のポイント数がポイント価値の基準になると思います。
オフピーク時のポイント数はマリオットリワードの統合前の無料宿泊に必要なポイント数と、だいたい同じです。
それでもスターウッドのポイント価値を考えると割高です。
それがピーク時になるとオフピーク時と比較して各カテゴリーとも10,000ポイント程度の差があります。
マリオットBonvoyに参加している各ホテルには、オフピーク、標準およびピークの無料宿泊日を設定しています。
マリオット・Bonvoyは、これらがすべてのホテルに均等に分配されているといっています。
しかし、個々のホテルには、オフピークよりも多くのピーク日がより多く設定されているようです。
新型コロナウィルスの影響
マリオットはシーズン制を導入しましたが、新型コロナウィルスの影響でホテル需要が低迷したため実際の宿泊費も低下しています。
ポイントを使った消費も落ち込んだため期間限定ですべての滞在をオフピークに設定しています。
期間は2020年7月31日までになり終了しました。
ホテルカテゴリについて
2020年3月4日に施行された今年の年次カテゴリ変更後も、マリオットには、世界中にカテゴリ5のホテルが1,000以上あります。
日本のホテルで考えても17軒のホテルがあり、地域的に見ても全国に展開されています。
ひとつ下のカテゴリ4も同様にポイントを使った無料宿泊では中心的なカテゴリになりますが、このカテゴリの日本でのホテル数は13軒になります。
今年開業するホテルのほとんどがこの2つのカテゴリになり、日本のマリオット全体のホテル数が先日の奈良が改行しましたのでちょうど60軒なので半分を占めています。
カテゴリー5は、マリオットの8つのカテゴリーのポイント数の約半分になり、このカテゴリには、マリオットの高級なブランドであるウェスティンホテルなども含まれています。
日本以外では北京、ジャカルタ、イスタンブール、アブダビ、バージニア州タイソンズコーナーなどのさまざまな場所にカテゴリー5の20軒のリッツカールトンホテルがあり、セントレジスは10軒ののホテルがあります。
EDITION、JW Marriott、W Hotelsなどのブランドを含めると、他に50軒を超える高級ホテルが簡単に見つかります。
日本ではそれらのホテルブランドはカテゴリ5ではありませんが、ポイント数に見合うだけのホテルは数多くあります。
まとめ
マリオットはスターウッドの合併以来、ポイントの給付率の低下やシーズン制とホテルカテゴリの増加によって実際のポイント数の増加、上級会員の特典の減少などネガティブな状態が続いています。
そのような状況の中で、少しでもお得にポイントを活用するためにはカテゴリ5またはカテゴリ4のホテルを効率的に利用することが大切になります。