日本でも世界でもホテル数からもカバーしている地域から考えてもマリオットはどのような方でも利用価値の高いホテルプログラムになります。
ただし、マリオットのポイントはカテゴリの増加やシーズン制の導入などにより以前ほどの価値はなくなりました。
今回はたまったマリオットのポイントを利用する方法を記載していきます。
Contents
マリオットポイントの利用
Marriott Bonvoyポイントを使用するには多くの利用方法があります。
その中で最もポイントの価値が高いのはホテルでの利用と提携航空会社へのマリオットポイントをマイルへ移行することになります。
その他の交換方法もありますが、それらの交換方法ではマリオットボンボイのポイントに適した価値を提供していません。
ポイントによる滞在
2019年9月14から、マリオットのポイントを使った無料宿泊にピークとオフピークが導入されてマリオットのポイントを使った無料宿泊に必要なポイント数は、ホテルカテゴリによる固定のポイント数から宿泊する日によって3段階に分かれたポイント数へと移行しました。
導入直後は、それほど変化はありませんでしたが、導入してから9ヶ月がたち、状況もはっきりしてきました。
変動制の導入でホテルごとのピーク時またはオフピーク時の価格を確認できるカレンダーなどはありませんので、ホテルごと、宿泊日ごとのポイント数の確認が必要になります。
今回調べた中でマリオットのピークおよびオフピークの傾向がありましたので記載していきます。
実際のポイント数は
これからポイントで宿泊しようと思った場合は、宿泊日を指定して、ポイント数がどのくらい必要か確認することになります。
誰もが宿泊を考える週末に関して、日本のホテルをチェックしてみました。
ホテルカテゴリー5のマリオットホテルの中では平均的なカテゴリを調べました。
カテゴリ5のスタンダート時のポイント数は35,000ポイントになります。
12月や1月の週末を見てみると一泊40,000ポイントで表示されている日が多く、スタンダードやオフピークの設定はありません。
ポイントによる無料宿泊一覧

実際のポイント数は
一例として日本のホテルで12月20日(金曜日)から2泊をポイントで滞在する場合

富士マリオット・ホテル山中湖では2泊80,000ポイントが必要になります。
12月20日なので年末年始ではなく普通の週末になります。
他の週末や祭日もほとんどピーク時のポイント数になっています。
平日はスタンダードのポイント数になっていることもありますが、一般の方には利用時にポイント数が増加していることになります。
ただし、このお盆期間は新型コロナウィルスの影響かスタンダードの設定が多くなっていました。
ホテル自体はお盆期間中の宿泊は、ほぼ満室になっているようなので通常ならピーク設定をしていると思いますが、しばらくはスタンダード設定が多くなるのかもしれません。
同じ週にピーク、スタンダート、およびオフピークが設定
同じ週にオフピーク日、スタンダート日、ピーク日が混在する多くの例が見つかりました。
実際、連泊で予約する場合にはすべてのポイント数が混在することも考えられます。
この内容では大きく季節によってポイント数が異なる可能性があると思っていましたが、シーズンに基づいて設定されているわけではないようです。
もちろんこれから調整されていきますので、そうなっていく可能性はあります。
月全体がピークまたはオフピークになることがあります
一部のホテルでは、月全体がピークになっているホテルもあります。
傾向的には高カテゴリのホテルで特別な(例えば水上コテージ、水上ヴィラなど)
たとえば、2月のモルディブをチェックしてみると月全体がピーク価格になっていました。
逆の例は確認できませんでしたが、オフピークでも同じことが言えます。
高カテゴリおよび低カテゴリが影響を受けます
高カテゴリのカテゴリ8にピーク時が多く低カテゴリのカテゴリ1などにオフピークが多く、全体での比率を平均すると告知されていた全体の比率になるかというと、そういったこともないようです。
カテゴリ8のホテルでもオフピークが設定されていて、有料で宿泊する場合には10万以上するホテルでもオフピークで7万ポイントで宿泊できる日が設定されています。
カテゴリ1のホテルでも1泊あたり1万ポイントのピークと、1泊あたりわずか5,000ポイントのオフピークがあります。
ホテルによって、ピーク日が40%以上があります
ピーク日の割合が比較的多いホテルがいくつかあります。
たとえば、人気のあるホテルでは現在利用可能な日付のうち、ピーク価格が全体の50%以上のホテルもあります。
もちろん、ポイントでの宿泊ができない日が多く含まれているので、その日を除外するともっと比率は上がります。
つまり、宿泊できるほとんどの日がピークになります。
人気のセントレジスモルディブでは、利用可能な日の約30%がピークポイント数に設定されています。
反対にオフピークのポイントはわずか15%です。
その他の利用可能な日の50%近くはスタンダートになりますが、ベストシーズンにはより多くのポイントが必要になってきます。
カテゴリ8の物件の価格は65,000ポイント
オフピークのポイント数で宿泊できる日付と割安のポイント数で宿泊できるPointSaversの日付と組み合わされると、カテゴリ8のホテルのポイント数は1泊あたり65,000ポイントと低くなります。
これは今までと比較しても少ないポイント数で宿泊することが可能になります。
マリオットの加盟ホテルには、世界で最も優れた豪華なホテルなど、普通ではなかなか宿泊できないホテルが数多くあります。
これらには、多数のリッツカールトンやセントレジスのホテル、オールスイートのホテル、ドバイ郊外の砂漠にあるアルマハリゾート(部屋数が少なくそれぞれに専用の大きなプールがあります)などの夢のようなホテルが含まれます。
スターウッドの時にはこれらのホテルに関しては個別のポイント数を設定していましたが、マリオットはそれらをカテゴリ8として通常のアワードチャートに組み込んでいます。
残念ながら、これらの目的地の多くはピーク時の設定が多いため、これらのホテル(セントレジスモルディブやセントレジスボラボラなどのホテルを含む)は、ピークのポイント数が必要になります。
念のため、ここでは、カテゴリ8の価格設定がピークレートとオフピークレートでどのように違うのか記載しておきます。
- オフピーク:70,000ポイント
- スタンダード:85,000ポイント
- ピーク:100,000ポイント
ピーク時の価格設定であっても、これらのホテルの多くは信じられないほどの割安で宿泊できます。
多くの場合、1泊800ドルをはるかに上回る価格で販売されています。
アルマハでのアワード予約は、1日3回の食事と2回の砂漠でのアクティビティが含まれているため、実質的にすべて込みの料金になります(アルコールは追加料金がかかります)。
それを100,000ポイントはお得に感じると思います。(有料の滞在費が1泊20万円ほど)
そして豪華と言えばもちろん、世界で最も象徴的ホテルの1つであるセントレジスモルディブもあります。
「モルディブ」と言うだけで、水上ヴィラのイメージを思い起こさせます。
セントレジスでのポイントによる無料宿泊予約は実際にはガーデンヴィラになります。
繁忙期には、これらの部屋は1泊2,500ドル以上で販売されます。
1泊で100,000ポイントのピークレートのポイント数を利用したとしても、格安で滞在することができます。
5泊目無料
やはりマリオットのポイントを最大限に活用する最も簡単な方法の1つは、ポイントを使った特典宿泊で5泊目を無料で利用することです。
この割引は、5泊以上のオンライン予約の場合に自動的に適用されますが、スタンダードルームのみが対象となります。
ただ今回のピーク、オフピークの導入によって最初の4泊がスタンダードまたはオフピークのポイント数で、5泊目がピークのポイント数の場合、5泊目は無料になりません。
1回の特典滞在で5泊目を複数回無料で獲得できます。
もちろん、ポイントを使った特典宿泊で5泊目を無料で利用することはマリオットホテルのほぼすべてのホテルで利用できます。
これは、カテゴリ8のモルディブに滞在している場合でも、自動的にポイントの価値を25%高める簡単な方法です。
マリオットでの4泊のポイント滞在を考えている場合は5泊までに延泊を考えるべきです。
この機能を、マリオットポイントから大きな価値を得るための次の方法と組み合わせることもできます。
カテゴリ5のホテル
モルディブのホテルに滞在することは難しいですが、実は最も利用しやすいのはカテゴリ5のホテルになります。
これは、スタンダードのポイント数でカテゴリ5のホテルを予約する場合は35000ポイントになります。
カテゴリ5は、リーズナブルな価格の高級ホテルになります。
ロサンゼルスのようないくつかの大都市では、無料宿泊の交換方法を決定する際に、12種類もの選択肢から選択できます。
過去2年間で、次のカテゴリ5の施設での滞在を楽しんでおり、旅行代の節約になりました。
マリオットロサンゼルスエアポート
マリオットアナハイム
シェラトンユニバーシティ
これらのホテルはすべてカテゴリ5になり、滞在費用は1泊200ドルから300ドルになります。
新しい都市に旅行するときはいつでも、最初にカテゴリー5に焦点を当て、ホテルの基準にしています。
ホテルカテゴリに関して
2020年3月4日に施行された今年の年次カテゴリ変更後も、マリオットには、世界中にカテゴリ5のホテルが1,000以上あります。
日本のホテルで考えても17軒のホテルがあり、地域的に見ても全国に展開されています。
ひとつ下のカテゴリ4も同様にポイントを使った無料宿泊では中心的なカテゴリになりますが、このカテゴリの日本でのホテル数は13軒になります。
今年開業するホテルのほとんどがこの2つのカテゴリになり、日本のマリオット全体のホテル数が先日の奈良が改行しましたのでちょうど60軒なので半分を占めています。
カテゴリー5は、マリオットの8つのカテゴリーのポイント数の約半分になり、このカテゴリには、マリオットの高級なブランドであるウェスティンホテルなども含まれています。
日本以外では北京、ジャカルタ、イスタンブール、アブダビ、バージニア州タイソンズコーナーなどのさまざまな場所にカテゴリー5の20軒のリッツカールトンホテルがあり、セントレジスは10軒ののホテルがあります。
EDITION、JW Marriott、W Hotelsなどのブランドを含めると、他に50軒を超える高級ホテルが簡単に見つかります。
日本ではそれらのホテルブランドはカテゴリ5ではありませんが、ポイント数に見合うだけのホテルは数多くあります。
ポイント&キャッシュ
マリオットポイントを利用するためのオプションがいくつあるかを考えると、ホテルの滞在で連泊ならすべての滞在をポイントを利用して5泊することがお得な使い方になります。
しかし、連泊ではない滞在をするときにはポイント&キャッシュで滞在を考えて、有料の滞在に変えることができます。
マリオットポイントのポイント価値を価格に換算した場合、ホテルの料金が曜日や日にちによって変動することを考えると、それとの兼ね合いになりますが、お得に宿泊できることが可能になります。
上記のように、5泊目無料の割引で連泊をすることもできますが、少なくとも5泊分のポイントを使用する必要があります。
ポイント&キャッシュでは連泊する必要はありません。
たとえば、3泊の宿泊の場合、安い価格で宿泊できる2泊分をクレジットカードで宿泊、さらに1泊分の宿泊料金の高いときだけポイント&キャッシュで宿泊を予約することができます。
これにより、ホテル代の節約をできます。

ポイントアップグレード
マリオットボンボイの会員は、ポイントを使用して、有料または特典の予約を、オーシャンビュールームやスイートなどのより高いカテゴリーにアップグレードすることができます。
これらのアップグレードに必要なポイント数を表したチャートは公開されておらず、すべてのホテルで利用できるわけではありません。そのため、個々の滞在のためにこれらのアップグレードを検索する必要があります。
ポイントをマイルに移行する
マリオットのアカウントで保有しているポイントは航空会社のマイルプログラムにポイントを移行する方法があります。
その結果、通常の航空会社提携のクレジットカード以上にマイルをためることも可能で、その為に最も人気のあるプログラム特典のひとつであり、クレジットカードでマリオットポイントを獲得するメリットにもなっています。
航空会社のマイルプログラムへのポイントの移行
かつてのマリオットリワードとスターウッドプリファードゲストは、ホテルのポイントをさまざまな航空会社のロイヤルティプログラムに移行する方法として人気があったため、この機能がマリオットBonvoyで継続されていたのは当然のことです。
マリオットと提携している40以上の航空会社のプログラムとポイントは3対1の比率で移動し、その際のポイント数60,000マリオットポイントを移行すると、5,000マイルのボーナスマイルがもらえます。
この結果、6万マリオットポイントが、ほとんどの航空会社で25,000マイルになることになります。
可能な限り、常に60,000ポイントのポイントを移行することが最もお得になります。
リワードプラスのパートナーシッププログラムによって、ユナイテッド航空のマイレージプラスにポイント移行すると、さらに10%のボーナスを受け取ることになり、これは、60,000マリオットポイントが27,500ユナイテッドマイルになります。
転送には年間上限はありません。
ホテルの特典交換で十分な価値が得られる場合には、航空会社へのポイント移行に関して魅力を感じないかもしれません。
しかし、マリオットが統合されてからポイントの価値が下がっています。
今の状態であれば、航空会社のマイルにホテルのポイント移行することはお得な使い方になります。
ポイントを移動するつもりなら、他の多くのホテルロイヤルティプログラムではなく、マリオットのBonvoyを使用することをお勧めします。
マリオットには多数のパートナーと比較的良好な移行レートがあります。
まとめ
マリオットはスターウッドの合併以来、ポイントの給付率の低下やシーズン制とホテルカテゴリの増加によって実際のポイント数の増加、上級会員の特典の減少などネガティブな状態が続いています。
そのような状況の中で、少しでもお得にポイントを活用するためにはカテゴリ5またはカテゴリ4のホテルを効率的に利用することが大切になります。
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