昨年、ユナイテッド航空は自社のフライトの特典チャートを廃止し、変動制を導入することにより、デルタ航空の方法に倣うことにしました。
これは当初、多くのマイレージプラス会員に衝撃を与えましたが、その後の影響は思ったほど変動はありませんでした。
日本の会員にとってはメインで利用するANA国内便が変更にならず、その他の国際便に関してもスターアライアンスなど提携している航空会社には影響はありませんでした。
しかし、ユナイテッド航空は2020年4月28日にパートナーアワードチャートをすべて廃止したことを発表しました 。
これは、提携航空会社が運営する特典航空券はいつでもマイル数が変更される可能性があり、標準的なポイント数がなくなることを意味します。
その変動制導入から約3ヶ月以上たってANAを使ったユナイテッド航空のマイレージプラス特典航空券に必要なマイル数が変わっています。
Contents
ユナイテッド航空 以前のANA国内線の特典航空券マイル数
ユナイテッド航空のマイレージプラスの使い方としてANAの国内線を予約する方も多いと思います。
変動制が導入されてから当初はマイル数に変化はありませんでした。
日本の国内線 変更前および変更直後
日本の国内線に関してはANA便を利用しますが、変動制が導入されてからも変化はありませんでした。
下の検索結果は6月の特典航空券に関するマイル数です。
通常は片道5,000マイルが必要な路線でも21日前よりも搭乗日が近い便を予約する際は片道8,000マイルが必要になります。

ユナイテッド航空の新しいANA国内線の特典航空券マイル数
変動制導入から数ヶ月がたちますが、ANAを使った国内線に関してマイル数が変更になっています。
日本の国内線 現状のマイル数
通常の(21日以降)の予約に関して以前は片道5,000マイルの路線が5,500マイルになっています。
10%の値上げになります。

21日以内の予約の場合
以前は片道8,000マイルが必要でしたが、今は6,000マイルと通常と500マイルしか変わりません。

今まで通常往復で10,000マイルの路線も
まとめ
ユナイテッド航空の提携航空会社に対するマイル数の増加は、すべてのマイレージプラス会員が失望することになります。
変更当初は、ユナイテッド航空のマイルを使用して提携航空会社を予約することにはあまり価値がなくなると思っていました。
国際線の特典航空券に関してはANAマイレージクラブ、エアカナダアエロプラン、アビアンカライフマイルズ、さらにはシンガポール航空クリスフライヤーなど、他のスターアライアンスのロイヤルティプログラムと比較すると、必要なマイル数が高額になっています。
日本の国内線に関しては通常確かに10%程度の値上げになり、マイル数は増加しました。
しかし21日以内の予約に関してはマイル数は少なくなり、1日前、2日前などに国内線を予約することが多いので、この変更は大歓迎です。
今後は、ユナイテッド航空マイレージプラスはデルタ航空のように超ダイナミックで予測不可能な特典航空券のマイル数に急速に近づく可能性が高いと思います。
できれば国内線に限って言えば現状のままを維持してくれたらと思います。
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