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ANAマイレージクラブ マイルを使った特典航空券でお得な路線

ANAの特典航空券

ANAのマイレージクラブは日本に在住の方ならある意味持っていて当たり前のマイレージプログラムですが、世界的に見ても特典航空券を予約するときのマイル数が少ないことから、一部では人気のマイレージプログラムになります。

ANAマイレージクラブには必要マイル数の少なさの他にも利点があります。

ストップオーバーとオープンジョー

Webでの特典航空券の検索と予約の柔軟性

ANAマイレージクラブには欠点もあります。

片道の特典予約ができない

燃料サーチャージが必要(今は徴収されません)

 

Contents

ANAマイレージクラブでお得な路線

ANAマイレージクラブでのお得な路線に関して考えていきたいと思います。

ANAマイレージクラブのマイルを利用する最良の方法の1つは、ハイ、ロー、レギュラーの3つのシーズンがあり、その中のローシーズンを選択することです。

アメリカへの往復ビジネスクラスチケットが75,000マイル

ANAの「The room」

日本からアメリカへのビジネスクラスのフライトは他の航空会社のマイル数から考えると非常にお得になります。

ANAは、フライトの出発地と到着地、およびフライトのシーズンに基づいて、独自のチケットの価格を設定します。

今回はアメリカが目的地なのでアメリカのシーズン表を確認します。

シーズンの確認と必要マイル数の確認はこちら

 

年度 ローシーズン (L) レギュラーシーズン (R) ハイシーズン (H)
2020年
  • 1/6~2/29
  • 4/1~4/23
  • 3/1~3/31
  • 5/11~7/22
  • 8/20~12/17
  • 1/1~1/5
  • 4/24~5/10
  • 7/23~8/19
  • 12/18~12/31
2021年
  • 1/5~2/28
  • 4/1~4/27
  • 3/1~3/31
  • 5/10~7/22
  • 8/23~12/19
  • 1/1~1/4
  • 4/28~5/9
  • 7/23~8/22
  • 12/20~12/31
2022年
  • 1/4~2/28
  • 3/1~3/31
  • 1/1~1/3

 

次に、ページを下にスクロールして、アメリカへのフライトが該当する地域を見つけます。

それを見つけたら、ページのボタンでゾーンペアの適切なアワードチャートを見つけます。

日本(Zone 1)⇔北米(Zone 6)の場合
対象クラス ローシーズン (L) レギュラーシーズン (R) ハイシーズン (H)
エコノミー(Y) 40,000 50,000 55,000
プレミアムエコノミー(PY) 62,000 72,000 77,000
ビジネスクラス(C) 75,000 85,000 90,000
ファーストクラス(F) 150,000 150,000 165,000

 

たとえば、ローシーズン中の日本からアメリカへのビジネスクラス特典航空券は、往復75,000マイルで、途中降機とオープンジョーが無料になります。

ホノルル(HNL)またはグアム(GUM)経由でアメリカ往復

アメリカ行く前か帰りにハワイによることも可能になります。

スターアライアンスにはユナイテッド航空がありますので、ハワイ往復、または行きか帰りにANA便を利用し、それ以外はユナイテッド航空を利用する方法です。

ANAでは片道のみの特典航空券は利用できませんが、それ以外は複数の都市を含めた旅程を組むことができます。

例えば日本からロサンゼルスに向かう場合にハワイまでANA便、そしてハワイからロサンゼルスまでをユナイテッド航空を利用します。

帰りはANA便を使って直行便で帰国することもできます。

この際に利用するのがストップオーバーとオープンジョーになります。

ANAのマイルで世界一周の特典航空券

ビジネスクラスまたはファーストクラスでの世界一周旅行は、多くの旅行者にとって単なる夢にすぎません。

金額もお得な設定ですが、それでも金額は高く気軽に実行に移す様な金額ではありません。

世界一周旅行はアライアンスと総マイル数、座席の種類によって違います。

スターアライアンスの世界一周を例にとると、確か10年ほど前にはビジネスクラスの29,000マイル以内で50万円台で行くことが出来ましたが、今の価格で50万円台はプレミアムエコノミーになります。

ビジネスクラスでは70万円以上となって、10年前と比較すると20%ほど価格が上昇しています。

座席の種類 29,000マイル以内 34,000マイル以内 39,000マイル以内
エコノミークラス 358,900円 422,700円 494,600円
プレミアムエコノミークラス 553,800円 632,300円 734,800円
ビジネスクラス 705,500円 822,000円 958,900円
ファーストクラス 1,141,000円 1,344,000円 1,504,800円

この世界一周に関してマイルを使った特典航空券を利用する方法もあります。

マイルを使った世界一周に対応できる航空会社は何社かあり、その中のひとつが日本の航空会社であるANAになります。

実際に世界一周旅行を計画するとわかるのですが、大まかの旅程に関してはスターアライアンスが提供しているスターアライアンス Book & Fly ツールを利用することによって路線の検索とマイル数の計算が出来ます。

しかし、細かい部分での確認と調整が必要なので、その部分は電話などでの確認になります。

その点でもANAが対応していることは心強いと思います。

ANAのマイルを使って世界一周旅行を行う場合にビジネスクラスで170,000ポイント、ファーストクラスで260,000マイルで行うことが出来ます。

世界一周旅行を予約するための座席クラス

世界一周航空券に関しては座席クラスとマイル数によって金額が変わることは前述しました。

エコノミークラスの29,000マイルでは358,900円か、もしくはANAのマイルで考えると120,000マイルになります。

金額的には十分魅力的ですが、世界一周を考えた場合にはビジネスクラス、またはファーストクラスでの予約が前提になると思います。

旅程によっても違いますが約2週間ほどで25,000マイル以上移動する場合は、移動しているときにも十分な休息が必要になります。

それとビジネスクラス以上であれば空港でラウンジを利用することも出来ます。

どちらも疲労を抑えて快適な旅行を行うことを考えると重要になる要素になり、それが有料の場合はエコノミークラスの約35万円がビジネスクラスでは約70万円を2倍の設定になりますが、マイルを使った特典航空券ではANAの場合エコノミークラスで120,000マイル、ビジネスクラスで170,000マイルとわずか50,000マイルしか違いはありません。

そういった意味でも特典航空券を利用する場合にはビジネスクラス以上がお勧めです。

ANAマイレージクラブの世界一周

ANAマイレージクラブは、スターアライアンスの航空会社で世界一周チケットを予約するのに最適な航空会社です。

日本の会員はANAのマイルにポイントやクレジットカードで集約する事が簡単にできます。

ANAの特典航空券で世界一周をする場合には大まかに次のようなルールがあります。

  • 大西洋と太平洋を一度横断する必要があります
  • 逆戻りは許可されていません
  • 同じチケットで最大12のフライトセグメントと4つの地上移動セグメントを予約できます
  • 出発地点と最終帰着地点の間で最大8回の途中降機が可能です
  • ヨーロッパで最大3回の途中降機が可能で、日本で最大4回の途中降機が可能
  • 戻り日は、最初の国際線の出発日から10日以上である必要があります
  • 同じ都市の空港間の乗り換えも地上転送セグメントとしてカウントされます。つまり、ロンドンヒースロー(LHR)からロンドンガトウィック(LGW)への送迎は、4つの地上送迎の1つとしてカウントされます。
  • 混合された座席クラスでの予約は許可されていますが、他のフライトのサービスクラスに関係なく、最高の予約クラスの料金が請求されます

マイル数の設定に関しては非常にシンプルです。

フライトマイル数が多いほど、チケットの価格が高くなります。

特典航空券の料金は次のとおりです。

ANA提携航空会社特典航空券チャート表

ANAの特典航空券に関しての欠点の1つは、スターアライアンスパートナーのほとんどに燃料サーチャージの追加料金が発生することです。

ただし、現状では原油価格が下がっていますのでANAを含めて燃料サーチャージはほとんどかかりません。

ありがたいことに、ユナイテッドおよびANAのフライトはこれの対象外であり、多くの航空会社は非常に合理的な追加料金を設定しています。

ANAで予約する利点は、旅程が短いほどマイルが少なくて済み、スターアライアンス参加している航空会社が最も多いため、最も多くの航空会社のパートナを利用して旅程をと目的地を選択できることです。

ANAでは、やや厳格なルーティングルールにもかかわらず、可能な限り少ないマイルで行きたい都市へのフライトを予約できます。

ANAマイレージクラブで途中降機の回数も最大限8か所の経由地を選択できます。

一見少ないように思うかもしれませが、2週間弱での旅程を考えると十分な回数になります。

世界一周のルーティング

世界一周を考えた場合にルートを考えることは非常に時間もかかり、労力も必要になります。

どこに行きたいかというおおまかな考えがあると思いますが、スターアライアンスの航空会社でルートを計画する必要があります。

最初に考えることは、東に行くか西に行くかを決めることです。

個人的には時差の負担が少ない西回りをお勧めします。

同じ29,000マイル以内で両方のルートの一例を記載します。

西回りの世界一周

西回りの場合は東京を出発して(地方空港でもマイル数は問題ありません。)

区間1 /ストップオーバー1:成田空港からバンコク–ANA
区間2 /ストップオーバー2:バンコクからパリ–タイ国際航空
区間3 /ストップオーバー3:パリからニューヨーク–ユナイテッド航空
区間4 /ストップオーバー4:ニューヨークからロサンゼルス–ユナイテッド航空
区間5 /ストップオーバー5:ロサンゼルスからニューヨークのオーランド–ニュージーランド航空
区間6 /ホーム:オーランドから東京-羽田(HND)– ニュージーランド航空

東回りの世界一周

区間1 /ストップオーバー :東京-羽田-シドニー(SYD)– ANA
区間2 /ストップオーバーなし:シドニー-サンフランシスコ(SFO)–ユナイテッド航空
区間3 /ストップオーバー:サンフランシスコ-シカゴ-オヘア(ORD)–ユナイテッド航空
区間4 /ストップオーバー:シカゴからニューヨーク(LGA)–ユナイテッド航空
区間5 /ストップオーバー:ニューアーク(EWR)からフランクフルト(FRA)–ユナイテッド航空
区間6 /ストップオーバー:フランクフルトからプラハ(PRG)–ルフトハンザ
区間7 /ストップオーバー:香港から東京-羽田(HND)– ANA /ストップオーバー3:プラハからイスタンブール(IST)–トルコ航空
区間8 /ストップオーバー:イスタンブールからシンガポール(SIN)–トルコ航空
区間9/ストップオーバー:シンガポールから香港(HKG)–シンガポール航空
区間10 /ホーム:香港から東京-羽田(HND)– ANA

どちらの旅程も29,000マイル以内で収まります。

西回りの旅程は札幌や福岡から出発しても29,000マイル以内になります。

合計で29,000マイルのフライトで特典航空券に170,000マイルのANAマイレージクラブマイルが必要になります。

各フライトがビジネスクラスであることを考えれば、非常にお得な内容です。

ANAマイレージクラブで世界一周航空券を予約する方法

ANAで世界一周を予約する実際の方法は複雑そうに見えます。

しかし実際にはそれほど難しくありません。

これらのチケットをオンラインで予約することはできないため、スターアライアンス検索ツールを使用して、個々のフライトの特典スペースを見つけ、日付とフライト番号を書き留めてから、ANAに電話してチケットを予約する必要があります。

電話は非常に時間がかかりますが、親切に対応してもらえると思います。

その際に検索ではわからない乗り換え時間がその空港に適切か?、他に良い時間帯がないかなどはアドバイスをもらえるので、初めての方でもある程度の旅程が決まっている場合は空席状況を調べながら席を確保していきますので、ほとんどお任せになります。

まとめ

今は新型コロナウィルスの影響で海外に行くことに制約が多く、実際にアメリカに渡航した場合に、検疫機関を含めて州ごとに違いますので、よくわからない状態です。

これが複数の国をまたぐ世界一周ではさらに不透明になります。

当然マイルを使った特典航空券も今すぐ利用するわけではありませんが、使用方法やお得な路線を考えることは無駄ではありません。

 

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