一般的に、マリオットポイントはホテルで無料宿泊に利用する方も多いと思いますが、航空会社のマイルに移行する方もいます。
金額で考えると航空会社のビジネスクラスに搭乗するためにポイント移行を行うのが最もポイント価値を高めますが、それに見合うポイント数をためるのは通常で考えるとかなりの宿泊数が必要になります。
ホテルの無料宿泊は人気のあるカテゴリ5のホテルでも1泊35,000ポイントで予約できます。
お手軽に利用できるのはホテルでの滞在になります。
また、日本の国内線に搭乗するためにポイント移行をすることを考えると、この場合もホテルの滞在費にもよりますがホテルでの利用の方がお得になる場合が多いと思います。
もう1つの重要な点として、マリオットから航空会社のマイルに移行する場合に考えないといけないことは、航空会社が2つのグループに分かれます。
航空会社のマイルは同じ価値では無く航空会社によって大きく違います。
マイルの価値の低い航空会社、燃料サーチャージの必要なプログラム、お得な路線と効率的ではない路線など利用の仕方と航空会社によって大きく変わります。
もし、マリオットのポイントを航空会社のポイントに移行することを考えるなら、お得な航空会社を選択する必要があります。
ここでは来年の早い時期にワンワールドに加盟するアラスカ航空の場合を考えてみたいと思います。
Contents
アラスカ航空マイレージプラン

アラスカ航空は日本に就航している航空会社ではないので、なじみが無いかもしれません。
しかし、アメリカ国内では常に上位の人気のあるマイレージプログラムになります。
アラスカ航空マイレージプランのマイルは、常に最も価値のある航空会社のマイルとして定評があります。
アラスカ航空は3大アライアンスには所属していませんが、魅力的な提携航空会社が数多くあり、その提携航空会社を利用することで日本の会員でも利用しやすくなっています。
日本ではJALと提携していますので、JAL便を利用することができる他、アジアとアメリカ間の特典航空券はとてもお得な内容です。
アラスカ賞チャートには多くのお得な路線がありますが、アメリカ〜アジアへのプレミアムキャビンを利用した特典航空券は特に魅力的です。
来年からはワンワールドに加盟する予定で、そうなるとワンワールドのパートナー特典を利用してJALなどの特典航空券を利用することが可能になります。
キャセイパシフィック航空
キャセイパシフィック航空を利用した香港(HKG)〜アメリカ間でファーストクラスでわずか70,000マイル、ビジネスクラスで50,000マイルで特典航空券の予約ができます。
また、香港経由で日本や東南アジアに向かう場合、もしくは逆の旅程に関して香港で無料の途中降機をすることもできます。
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JAL
アラスカ航空のマイルをJALの特典航空券予約に使用することも良い選択肢になると思います。
ただし、JALの米国路線網はキャセイパシフィック航空と比較すると限定されており、南西アジアへの特典はキャセイパシフィック航空で予約した場合よりも高くなります。
東京成田(NRT)または東京羽田(HND)での無料の途中降機は引き続き許可されており、これらの特典はアラスカのウェブサイトで直接予約できます。
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アメリカ国内(ハワイを含む)
また、アメリカ国内の旅行にアラスカのマイルを使用することもお得です。
そういった使い方をする方は少ないかもしれませんが、アラスカ航空のマイルを利用してハワイまでの片道フライトは、エコノミーで15,000マイルからになります。
アメリカ国内では距離ベースの特典チャートを利用できます。
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ただし、アラスカ航空の特典航空券のルールとして旅行先に関係なく、異なるパートナー航空会社が運航するフライトに対して個別の予約とまいるが必要になります。
1つのチケットで2つ以上のパートナーを組み合わせることはできませんが、アラスカの国際便を国際線を利用する提携航空会社に追加することはでき ます。
アラスカ航空の特典航空券に必要なマイル数の確認は
から確認できます。
アラスカ航空の特典航空券ルール
アラスカマイレージプランプログラムの無料の途中降機を予約するためには、次のことを知っておく必要があります。
提携航空会社を1つの特典航空券に混在することはできません。
香港(HKG)〜ニューヨーク(JFK)へのフライなどの場合にから香港〜成田空港をキャセイパシフィック航空、成田空港〜ニューヨークに日本航空を利用するような提携航空会社を複数利用する旅程は予約できません。
同じ航空会社で統一する必要があります。
もし混在する場合は、それぞれ違う予約になり、マイル数は増加します。
ただし、アメリカまで日本航空を利用してアメリカ国内のフライトをアラスカ航空を利用する旅程は利用することができます。
国際ストップオーバーは、パートナー航空会社のハブ都市でのみ可能です。
日本航空の場合は成田空港か羽田空港。
キャセイパシフィック航空なら、香港での無料の途中降機のみが許可されます。
各提携航空会社毎に独自の特典航空券のチャートがあります(すべての地域に適用されるわけではありません)。
最後に、他の多くの航空会社のプログラムとは異なり、アラスカ航空の特典航空券チャートは地域と提携航空会社によって変わります。
ある都市から別の都市に到達するために必要なマイル数は、予約する航空会社によって異なる場合があり、一部の提携航空会社の便はアラスカ航空の特典航空券では予約できないフライトがある場合もあります。
出発地と目的地の地域をアラスカ航空のオンラインで特典航空券を予約する際に、予約したい提携航空会社が表示されない場合、マイレージプランで特典航空券が利用できないことになります。
途中降機の予約方法

アラスカ航空で途中降機を予約するための方法に関してです。
アラスカ航空で発行した特典航空券の途中降機の予約は比較的簡単です。
アラスカは、以下の国際航空会社と提携してマイレージプランのマイルを利用できます。
- アメリカン航空(2020年2月28日まで)
- 英国航空
- キャセイパシフィック
- コンドル
- エミレーツ
- フィジー航空
- フィンエアー
- 海南航空
- アイスランド航空
- 日本航空
- 大韓航空
- ラタム航空
- カンタス
- シンガポール航空
これらの提携航空会社のほとんどはオンラインで予約できます。
ただし、キャセイパシフィック航空とLATAMの場合はアラスカ航空のオンラインでは検索できないので、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、カンタス航空のWebサイトなどの別の航空会社から特典航空券の空席を検索し、アラスカ航空に電話で予約することになります。
その際の電話予約料金15ドルは免除されます。
アラスカ航空のオンラインでJAL便を利用したアメリカから上海(PVG)へのファーストクラスのフライトを一例にして記載していきます。
アラスカ航空のウェブサイトでフライトを検索することから始めます。
その際に高度な検索ページに移動します。
複数の目的地の旅程を選択し、[マイルを使用]ボックスをオンにして、往復特典を予約しすることになります。


各旅程の下にある「1stop」をクリックすると、ウェブサイトにフライトの詳細が表示されます。
追加料金なしで5日間の途中降機が既に記録されていることがわかります。

まとめ
JALのアメリカまでのファーストクラス利用が70,000マイルで利用できることを考えると、アラスカ航空の特典航空券も同じような設定に見えるかもしれません。
しかし、アラスカ航空はブリティッシュ・エアウェイズ、海南、アイスランドエアーを除き燃油サーチャージが必要ありませんのでお得になります。
アラスカ航空のマイルを利用してファーストクラスを利用すると成田空港や、これから新しくなる羽田空港のファーストクラスラウンジの利用の他に香港空港でキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジを利用することができます。
アメリカまでの旅行なら比較的簡単に利用することができます。
また片道単位なので行きはプレミアムエコノミークラスで、飛行時間の長い帰りにファーストクラスを楽しむこともできます。
この利用方法ならマリオットのポイントを最大化できると思います。
ワンワールドに参加するというアラスカ航空の決定は、ワンワールドにとっても大きな影響があります。
ワンワールドは唯一の南米のメンバーであるLATAMを失って以来、困難な状況にありました。
アラスカ航空がワンワールドに加入すると、アライアンスの14の航空会社が提供する1,200の目的地へのアクセスが提供されます。
アラスカ航空は、少なくとも当分の間、エミレーツ航空やアイスランド航空などのパートナーとの関係を維持する計画です。
アラスカ航空がワンワールドに加盟すると、今までJALと提携した以上にシームレスな状態になります。
ディメリットは特になく、あるとするとアラスカ航空がワンワールドに加盟する事によって将来的にマイレージプログラムの内容が変更になる可能性はあります。
しかし、今の時点では日本在住の方でもアメリカに行く際にネットワークが広がることやマイルによる特典航空券の選択肢が増えることは、この提携とワンワールドへの参加は歓迎されることになると思います。
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