混み合っているエコノミークラスでは無理ですが、乗客が少ないときに2席、3席、4席などの並びで1人以外に座らない場合があります。
そういった時に長距離線では肘掛けをあげてベットのように利用して寝ることができます。
ただし、すいているときでも席は航空会社が決めるので同じ並びに別の方が座ると、そういった事はできなくなります。
上級会員になるとチェックインの時に状況を確認して、空きがあるようなら隣や同じ列に他の人が座らないようにリクエストすることもできます。
ただし、このリクエストは航空会社によっては受けていなかったり、確約ではないのでリクエストを受けても結局同じ列に他の方が座ることもあります。
今回のルフトハンザ航空のテストはその座席占有を有料で行うというものです。
ルフトハンザ航空は、ハブ空港であるフランクフルト〜サンパウロ間の一部のフライトで座席を占有できる「スリーパーズロウ」のコンセプトをテストしています。
乗客は3〜4席をセット価格で購入することが可能で、客室乗務員は枕、毛布、トッパーを含むビジネスクラスキットを提供します。
「スリーパーズロウ」の価格は220EURまたは260USDになります。
事前に予約することはできず、チェックイン時またはゲートでのみ購入できます。

ルフトハンザ航空は、フランクフルト-サンパウロルート(LH 506/507便)で最新の製品「スリーパーズロウ」を試用期間中に利用できるようにします。
エコノミークラスに搭乗する乗客は、隣接する3〜4席の座席を予約して、フライト中に快適に横になったり睡眠をとる事が可能になり、食事中でもビデオを見ているときでも隣の人を気にしないで過ごすことができます。
また、購入者は優先搭乗の資格があり、ビジネスクラス品質の毛布や枕を利用できます。
2020年11月18日から12月中旬にかけて、フランクフルト-サンパウロ-フランクフルト間のエコノミークラスのフライトでこのサービスをテストするようですが価格的にも安くなるようです。
オファーには何が含まれていますか?
金額は座席の並びによって違うようです。
03席:220ユーロ
04席:/ 260ユーロ
まとめ
このサービスは空席が多い場合にのみ利用できると思います。
確かに航空会社がわからすると空席が多いフライトの単価を少しでも上げる効果があり、利用者側にも長距離線の場合には価格に見合う快適さがあります。
このサービスを考えたときにプレミアムエコノミーとの価格差が少ないときにはどちらが良いのか選択に困ります。
プレミアムエコノミーとの価格差がない場合には予約の段階で確保できるプレミアムエコノミーは安心感があります。
完全には横になることはできませんが、リクライニングや座席などはエコノミークラスの比較になりません。
今回のサービスは当日の申し込みになりますので、予約した段階では空席が多くても、搭乗する日までに搭乗率がどうなるかわかりません。
プレミアムエコノミーとの価格差がある場合は、非常に魅力的なサービスになります。
もし、好評であればルフトハンザドイツ航空の他の路線でも採用される事になり、他の航空会社で取り入れる会社も増えると思います。
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