ほとんどの航空会社は新型コロナウィルスの影響を受けて上級会員期間の延長やマイルやポイントの有効期間の延長などを発表しています。
今回、ユナイテッド航空も、2023年1月まで上級会員期間をさらに1年間延長することを決定したと発表しました。
ユナイテッド航空は2021年の上級会員資格を緩和していました。
その基準を満たすために、様々な販促をしていましたが、上級会員期間の延長に関して多くの航空会社がすでに発表していたにもかかわらず、今の時期に発表したことは一部の会員にとって腹立たしい事かもしれません。
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ユナイテッド航空は2021年度の上級会員資格を引き下げました。
ユナイテッド航空は上級会員資格要件を全面的に約25%削減しました。
しかし、各国の継続的な入国制限、入出国に関するテスト要件、そして新型コロナウィルスに感染するリスクを考えると、多くの会員が引き下げた上級会員資格を達成することは非常に難しいと思います。
エリート層 | 標準要件 | 2021年の要件 |
シルバー会員 | 4,000 PQP / 12PQFまたは5,000PQP | 3,000 PQP / 8PQFまたは3,500PQP |
ゴールド会員 | 8,000 PQP / 24PQFまたは10,000PQP | 6,000 PQP / 16PQFまたは7,000PQP |
プラチナ会員 | 12,000 PQP / 36PQFまたは15,000PQP | 9,000 PQP / 24PQFまたは10,000PQP |
プレミア1K | 18,000 PQP / 54PQFまたは24,000PQP | 13,500 PQP / 36PQFまたは15,000PQP |
このように、上級会員資格の引き下げを行っても上級会員を維持、獲得することは難しい状況ですが、ユナイテッド航空では既存の上級会員に対してお優遇策を行っています。
この優遇によって、ユナイテッド航空は既存の上級会員が2021年に再び上級会員を維持すること、またはより高い上級会員に到達することを容易にしています。
2020年末の上級会員レベルに応じて、プレミア資格ポイント(PQP)を自動的に受け取ります。
獲得できるポイント数は次のようになります。
このプレミア資格ポイント(PQP)は順次各自のアカウントに反映すると思います。
ユナイテッドはまた、第1四半期に利用したフライトに対してボーナスPQPを発行しています。
最初の3回のPQP対象旅行に対して、1回の旅行あたり最小300および最大1,500 ボーナスPQPを獲得できます。
低い基準を満たすために不自由な中で努力した会員もいると思います。
そして上級会員を維持した会員にとっては、この延長については納得ができない事かもしれません。
それでも、今の状況であればマイレージプログラムやホテルプログラムには上級会員期間の延長以外の選択肢はなく、その時期が各航空会社で開きがあったことになります。
アメリカン航空はまだ、デルタ航空が以前に行っていたように、そして今回のユナイテッド航空のように上級会員を拡大するかどうかについてはまだ発表していません。
他に選択肢はないと思います。