新型コロナウィルスの感染がまだ収まらないので海外旅行に行く計画を立てられない状況が続いています。
飛行機に搭乗しなくてもクレジットカードなどでマイルが増えても使えない状況です。
このような状況で世界一周旅行は、多くの旅行者にとって単なる夢にすぎません。
ANAも所属しているスターアライアンスの世界一周は有料の金額もお得な設定ですが、ANAのマイルを利用すると非常にお得感があります。
新型コロナウィルスの脅威が無くなって貯まったマイルの使い道として世界一周の計画を立てるのも良いかもしれません。
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世界一周旅行はアライアンスと総マイル数、座席の種類によって金額が違います。
スターアライアンスの世界一周を例にとると、確か10年ほど前にはビジネスクラスの29,000マイル以内で50万円台で行くことが出来ましたが、今の価格で50万円台はプレミアムエコノミーになります。
ビジネスクラスでは70万円以上となって、10年前と比較すると20%ほど価格が上昇しています。
座席の種類 | 29,000マイル以内 | 34,000マイル以内 | 39,000マイル以内 |
エコノミークラス | 358,900円 | 422,700円 | 494,600円 |
プレミアムエコノミークラス | 553,800円 | 632,300円 | 734,800円 |
ビジネスクラス | 705,500円 | 822,000円 | 958,900円 |
ファーストクラス | 1,141,000円 | 1,344,000円 | 1,504,800円 |
この金額は新型コロナウィルス前と変わりは無いようです。
この世界一周に関してマイルを使った特典航空券を利用する方法もあります。
マイルを使った世界一周に対応できる航空会社は何社かあり、その中のひとつが日本の航空会社であるANAになります。
実際に世界一周旅行を計画するとわかるのですが、大まかの旅程に関してはスターアライアンスが提供しているWebページを利用することによって路線の検索とマイル数の計算が出来ます。
しかし、細かい部分での確認と調整が必要なので、その部分は電話などでの確認になります。
その点でもANAが対応していることは心強いと思います。
ANAのマイルを使って世界一周旅行を行う場合にビジネスクラスで115,000マイルから可能になります。
世界一周航空券に関しては座席クラスとマイル数によって金額が変わることは前述しました。
エコノミークラスの29,000マイルでは358,900円になります。
同じエコノミークラスで29,000マイルを特典航空券で予約した場合、ANAのマイルで考えると120,000マイルになります。
金額的には十分魅力的ですが、世界一周を考えた場合にはビジネスクラス、またはファーストクラスでの予約が前提になると思います。
旅程によっても違いますが約2週間ほどで25,000マイル以上移動する場合は、移動しているときにも十分な休息が必要になります。
それとビジネスクラス以上であれば空港でラウンジを利用することも出来ます。
どちらも疲労を抑えて快適な旅行を行うことを考えると重要になる要素になり、それが有料の場合はエコノミークラスの約35万円がビジネスクラスでは約70万円を2倍の設定になりますが、マイルを使った特典航空券ではANAの場合エコノミークラスで120,000マイル、ビジネスクラスで29,000マイルまで170,000マイルとわずか50,000マイルしか違いはありません。
そして世界一周に最低限のマイル数で行くことができる20,000マイル以下なら有料の場合は変化はありませんがマイル利用の特典航空券の場合は115,000マイルで可能になります。
そういった意味でも特典航空券を利用する場合にはビジネスクラス以上がお勧めです。
ANAマイレージクラブは、スターアライアンスの航空会社で世界一周チケットを予約するのに最適な航空会社です。
日本の会員はANAのマイルにポイントやクレジットカードで集約する事が簡単にできます。
ANAの特典航空券で世界一周をする場合には大まかに次のようなルールがあります。
マイル数の設定に関しては非常にシンプルです。
フライトマイル数が多いほど、チケットの価格が高くなります。
特典航空券のマイル数は次のとおりです。
ANAの特典航空券に関しての欠点の1つは、スターアライアンスパートナーのほとんどに燃料サーチャージの追加料金が発生することです。
現状では原油価格が沸騰していますのでANAを含めて燃料サーチャージはそれなりに負担になります。
ただ、ビジネスクラス以上の特典航空券なら燃料サーチャージも許容できるように思います。
ANAで予約する利点は、旅程が短いほどマイルが少なくて済み、スターアライアンス参加している航空会社が最も多いため、最も多くの航空会社のパートナを利用して旅程をと目的地を選択できることです。
ANAでは、やや厳格なルーティングルールにもかかわらず、可能な限り少ないマイルで行きたい都市へのフライトを予約できます。
ANAマイレージクラブで途中降機の回数も最大限8か所の経由地を選択できます。
一見少ないように思うかもしれませが、2週間弱での旅程を考えると十分な回数になります。
世界一周を考えた場合にルートを考えることは非常に時間もかかり、労力も必要になります。
どこに行きたいかというおおまかな考えがあると思いますが、スターアライアンスの航空会社でルートを計画する必要があります。
最初に考えることは、東に行くか西に行くかを決めることです。
個人的には時差の負担が少ない西回りをお勧めします。
同じ29,000マイル以内で両方のルートの一例を記載します。
西回りの場合は東京を出発して(地方空港でもマイル数は問題ありません。)
区間1 /ストップオーバー1:成田空港からバンコク–ANA
区間2 /ストップオーバー2:バンコクからパリ–タイ国際航空
区間3 /ストップオーバー3:パリからニューヨーク–ユナイテッド航空
区間4 /ストップオーバー4:ニューヨークからロサンゼルス–ユナイテッド航空
区間5 /ストップオーバー5:ロサンゼルスからニューヨークのオーランド–ニュージーランド航空
区間6 /ホーム:オーランドから東京-羽田(HND)– ニュージーランド航空
区間1 /ストップオーバー :東京-羽田-シドニー(SYD)– ANA
区間2 /ストップオーバーなし:シドニー-サンフランシスコ(SFO)–ユナイテッド航空
区間3 /ストップオーバー:サンフランシスコ-シカゴ-オヘア(ORD)–ユナイテッド航空
区間4 /ストップオーバー:シカゴからニューヨーク(LGA)–ユナイテッド航空
区間5 /ストップオーバー:ニューアーク(EWR)からフランクフルト(FRA)–ユナイテッド航空
区間6 /ストップオーバー:フランクフルトからプラハ(PRG)–ルフトハンザ
区間7 /ストップオーバー:香港から東京-羽田(HND)– ANA /ストップオーバー3:プラハからイスタンブール(IST)–トルコ航空
区間8 /ストップオーバー:イスタンブールからシンガポール(SIN)–トルコ航空
区間9/ストップオーバー:シンガポールから香港(HKG)–シンガポール航空
区間10 /ホーム:香港から東京-羽田(HND)– ANA
どちらの旅程も29,000マイル以内で収まります。
西回りの旅程は札幌や福岡から出発しても29,000マイル以内になります。
合計で29,000マイルのフライトで特典航空券に170,000マイルのANAマイレージクラブマイルが必要になります。
各フライトがビジネスクラスであることを考えれば、非常にお得な内容です。
最低限の20,000マイル以内でANAの特典航空券に必要なマイル115,000マイルのルートも参考までに掲載していきます。
区間1 /ストップオーバー :東京-羽田-サンフランシスコ– ANA
区間2 /ストップオーバーなし:サンフランシスコ-ラスベガス–ユナイテッド航空
区間3 /ストップオーバー:ラスベガス-ロサンゼルス–ユナイテッド航空
区間4 /ストップオーバー:ロサンゼルスからパリ–ユナイテッド航空
区間5 /ストップオーバー:バリからバンコク–タイ国際航空
区間6 /ストップオーバー:バンコクから成田空港
ANAで世界一周を予約する実際の方法は複雑そうに見えます。
しかし実際にはそれほど難しくありません。
これらのチケットをオンラインで予約することはできないため、スターアライアンス検索ツールを使用して、個々のフライトの特典スペースを見つけ、日付とフライト番号を書き留めてから、ANAに電話してチケットを予約する必要があります。
電話は非常に時間がかかりますが、親切に対応してもらえると思います。
その際に検索ではわからない乗り換え時間がその空港に適切か?、他に良い時間帯がないかなどはアドバイスをもらえるので、初めての方でもある程度の旅程が決まっている場合は空席状況を調べながら席を確保していきますので、ほとんどお任せになります。
ANAマイレージクラブの世界一周チケットは、マイルとポイントの利用方法として最高にお得な情報の1つであり、マイルの価値を最も高める方法のひとつになります。
一回ですべての旅程をクリアする必要はなく、2回に分けて1年の内に終了するなら1度帰国して、なた再開することも出来ます。
その際は途中の都市で日本と往復する便を予約する必要があります。
今の状況では難しいかもしれません。
しかし、マイルが貯まっている方も多いと思いますので、プランを検討するのも良いと思います。