日本からアメリカに行く場合に、ハワイへのアクセスも非常に優れていますが、アメリカ本土に関してはロサンゼルスが最もアクセスの良い都市になります。
ロサンゼルスには、日本からの発着空港であるロサンゼルス国際空港(LAX)があります。
ロサンゼルスにはハリウッドバーバンク空港(BUR)の2つの主要空港に加えて、小規模な地方空港であるヴァンナイス空港(VNY)と多数の民間空港がありますが、日本人が利用することはほとんどないと思います。
ロサンゼルス国際空港(LAX)は非常に利用客が多く、世界で3番目、米国で2番目に忙しいLAXでは、9つの旅客ターミナル全てを繋ぎ、新しい自動ピープルムーバー(APM)や統合レンタカー施設(ConRAC)、更にトムブラッドリー国際ターミナルに隣接する12〜15ゲートとなるミッドフィールドサテライトコンコース(MSC)の追加建設など、143億ドルを投じた大規模な設備改善工事が進められています。
コロナ前の2019年には約8,810万人の乗客がLAXを利用し、米国113のデスティネーションへ一日平均700の直行便、72の民間航空会社で46か国91のマーケットへ週1,200の直行便がありました。
新型コロナウィルスの影響下でも混雑しているのは同じでLAXの欠点である空港内の交通渋滞は改善されていませんでしたが、空港エリア内の渋滞も改善されて、利用しやすくなっています。
アメリカの空港は比較的新しいサンフランシスコやシカゴ、ダラス空港のようなひとつのターミナルか隣接しているターミナルに集約されている空港とニューヨークのJFK空港やワシントンの空港のようにターミナルが離れている古いタイプの空港に分かれています。
LAXは後者に空港になり、今回の工事により利便性は向上します。
Contents
LAXのターミナルはLCCが利用するターミナル1
デルタ航空が利用するターミナル2とターミナル3
JALやANAなどのアメリカ系以外の航空会社が発着するトムブラットレーターミナルが中央に
折り返して
アメリカン航空が利用するターミナル4とターミナル5
ユナイテッド航空が利用するターミナル6とターミナル7(ターミナル6はアラスカ航空なども利用)
に分かれています。
日本からの到着や出発に関してアメリカ系の航空会社は、それぞれのターミナルになり、それ以外の便はトムブラットレーターミナルになります。
空港には様々なシャトルバスが運行しています。
到着階の乗り場は
バスセンター接続シャトルバス
レンタカー接続シャトルバス
駐車場接続シャトルバス
メトロ接続シャトルバス
になっています。
ホテルのシャトルバスに関して
以前は混み具合や、その日の状況で若干違いますが基本的には乗車は到着階の1階。
降車は出発階の3階になっていましたが、今はすべて3階の出発階になっています。
上が出発階
下が到着階になっています。
向かって左端がトムブラットレーターミナルになります。
日本からロサンゼルスには複数の航空会社が直行便を運航しています。
JALやANAの日本の航空会社。
アメリカン航空やユナイテッド航空、デルタ航空などのアメリカ系の航空会社。
その他ではシンガポール航空が成田空港から直行便を運航してます。
経由便を考えると、例えばサンフランシスコ経由でロサンゼルスなどのアメリカの都市を経由するほかに、ハワイを経由するハワイアン航空やカナダを経由するエアカナダ。
ロサンゼルス空港にはターミナル毎に航空会社のラウンジがあります。
日本の方が最も利用するトムブラットレーターミナルには
スターアライアンス ラウンジ(9:15~24:30)
カンタス航空ビジネスラウンジ (ワンワールドビジネスクラスラウンジ)(6:30~23:30)
スターアライアンス ファーストクラスラウンジ
ロサンゼルス国際空港 カンタス航空ファーストラウンジ
KAL ラウンジ (プライオリティ・パスでも利用可能)(7:30~00:00)
があります。
ワンワールドの搭乗者が利用するカンタス航空2カ所のラウンジはセキュリティを通って右手一階上の階になります。
KAL ラウンジも同じ階になります。
スターアライアンスはさらにもう一回上になり、カンタス航空ビジネスクラスラウンジの奥にエスカレーターがあり上の階に直ぐに入口があります。
ビジネスクラスラウンジの食事はどちらも同じような内容になりますが、スターアライアンスラウンジにはフォーなどもあり、アジアの方には良いかもしれません。
ファーストクラスラウンジはどちらも注文して食事が出来ます。
メニューに関してはカンタス航空のファーストクラスラウンジの方が優れていると思います。
プライオリティ・パスで利用できる大韓航空のKAL ラウンジは混み合う時間は利用することができず、日本への発着便で利用する時間は難しいかもしれません。
アメリカン航空はターミナル4とターミナル5を利用しています。
ラウンジは
アドミラルズクラブ (ビジネスクラス)
アメリカン航空フラッグシップラウンジ(ファーストクラス、ワンワールドのエメラルド会員)
ロサンゼルス(LAX)- ターミナル4、搭乗ゲート40の近く (毎日:4:30 a.m. ~1 a.m.)
アメリカン航空のラウンジは入口は同じで、中で分かれています。
アメリカン航空のファーストクラスラウンジには専用のレストラン形式のエリアがありますが、そちらはすべての利用者が食事をできるわけではありません。
ワンワールドのエメラルド会員は利用することができません。
デルタ航空はターミナル2と3を利用しています。
それぞれにデルタスカイクラブがあります。
食事に関してはアメリカ系のアメリカン航空やデルタ航空よりも少しだけ充実していると思います。
2カ所あるラウンジではターミナル2の方が若干充実しています。
ユナイテッド航空のラウンジはターミナル7にあります。
セキュリティーレーンを終えて右手奥にユナイテッドクラブがあります。
ユナイテッド・ポラリス・ラウンジはゲート75Aの近くになります。
スターアライアンスのゴールド会員はユナイテッドクラブへ、そしてビジネスクラス以上の搭乗者はユナイテッド・ポラリス・ラウンジを利用できます。
ラウンジの営業時間は毎日午前6時45分から午後10時15分まで
ユナイテッドクラブの食事はそれほど充実していないので、時間があれば地下通路を通ってトムブラットレーターミナルに行った方が良いかもしれません。
簡単な軽食になります。
ユナイテッド・ポラリス・ラウンジは
ポラリスラウンジを利用する方はビジネスクラス以上の利用者なので、食事は機内でできるかと思いますが、出発後にすぐ睡眠をとりたい方や、搭乗まで時間がある方などは食事が充実していることは非常に重要です。
ユナイテッド航空のビジネスクラスの食事よりもポラリスラウンジの食事の方が種類も多く、品質もいいのでできればラウンジでの食事をお勧めします。
ラウンジでは、さまざまな料理を提供しています。
食事は2つに分かれていて、セルフサービスのビュッフェエリアか、またはレストランで食事を注文して提供されるエリアに分かれています。
ダイニングルームの前面はビュッフェスタイルのエリアになります。
ロサンゼルス空港は航空会社のターミナル移動が3年ほど前にあり、その為アメリカ系のラウンジに関しては内装も新しくなっています。
ロサンゼルス空港にはトムブラットレーターミナルにアメリカンエキスプレスカードのプラチナ会員以上が利用できるセンチュリオンラウンジやターミナル6にプライオリティ・パス出利用することができるアラスカ航空のラウンジがあり、同じくプライオリティ・パスで利用できるレストランもあります。
日本からロサンゼルスに行く場合に到着する便はほとんど午前中に到着します。
シンガポール航空に関しては日本の出発時間が遅いので昼過ぎになり、羽田空港からの深夜便を利用すると夕方に到着します。
深夜便を使った場合は夕方に到着してから空港周辺のホテルに滞在することも出来ます。
昼頃までに到着した場合は、直ぐに移動することになると思います。
もし、到着後に他の航空会社に乗り換える時には、一旦ターミナルを出て無料のエアラインコネクションシャトルバスが12〜15分ごとにすべてのターミナルを周回しています。
トムブラットレーターミナルからは徒歩でもそれぞれ最も遠いターミナルでも歩いて5分(荷物がある場合はその倍くらい)で各ターミナル間の移動はできます。
ダウンタウンにもバス1本でダウンタウンL.A.にあるユニオンステーションに行くことが可能で、そこからメトロやバスを使って滞在ホテルに移動することが出来ます。
空港からメトロまで接続バスを使って、そこからダウンタウンの他にロングビーチなどに行くことも出来ます。
ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ、サンタモニカなどに行くためのバスも近くのバスターミナルから出発しています。
レンタカーでもインターステートハイウェイ101、 405 (I-405)、10 (I-10) 、5 (I-5) が米国中の都市につながっています。
また、LAX-itと呼ばれるタクシーとライドシェアアプリのピックアップ場所が、第1ターミナルの東側、スカイウェイとワールドウェイの角にあります。
歩いてくことも可能ですが、シャトルバスも運行しています。
LAX–itに到着してからのタクシーやライドシェアの待ち時間は、およそ10分くらいになります。