中国は入国条件である検疫を10日から8日にわずかに緩和しました。

世界で最も入国条件が厳しい中国では数か月間で最高の新型コロナウィルス感染数が見られ、終わりのないロックダウンと頻繁な検査が標準となっています。

その中国で国際到着者の検疫要件をわずかに引き下げることを決定しました。

以前の入国要件は、ホテル/検疫センターで 7 日間、その後自宅で 3 日間でした。

変更後はホテル/検疫所での 5 日間 + 自宅監禁 3 日間に変更されました。これは、検疫期間が 2 日間短縮されたことを表しています。

中国に住所がない旅行者は指定隔離ホテルで検疫期間を過ごすことになります。

また、航空会社に対しても中国に到着する乗客の一部が新型コロナウイルス陽性であることが判明した場合でも、航空会社はもはや罰せられません。

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中国大陸各都市での入国条件

中国では到着都市による入国措置が異なります。

現状の入国に関して、ANA野資料を参考にすると

入国要件・検疫について

中国への入国に関して、中国当局より指定された書類・事前申請が必要となります。

必要書類・要件は、国籍により異なります。

日本国籍の方に関しては

以下いずれかに該当する査証であること
(1) 外交、公務、礼遇、乗務員(C)査証
(2) 2020 年 3 月 28 日以降に発行された査証であること

「居留事由」が以下いずれかに該当すること
(1)仕事
(2)私事
(3)帰郷
(4)学生

には入国が許可されます。

必要な書類は

各都市の入国条件

到着都市による入国措置が異なります。詳しくは、下記を確認してください。

その他

中国国内線への乗り継ぎ制限について

中国入国後の隔離など検疫体制の強化により、隔離期間中、国際線から中国国内線への乗り継ぎができません。

マスク着用制限について

中国当局からの指示により、空港を含む公共の場所において、マスクの着用が義務付けられています。

中国到着後の受託手荷物について

中国当局の指示により、空港検疫官が手配した係員によりすべての受託手荷物の消毒が実施されます。

 

まとめ

基本的には検疫期間が若干短縮になっても、必要書類や入国対象、手続きは変わりはありません。

今後も検疫期間は緩和されていくと思います。

この調子では2023年ではなく2024 年に中国本土に入国するための検疫要件がなくなる可能性があります。

今回短縮された8 日間でも依然として検疫期間としては長く、入国者にとって大きな抑止力になります。

中国は、現在でもゼロコロナを維持することを主張することにより、市民生活だけではなく経済にも非常に大きな影響を与えています。

どんなに新型コロナウィルスを水際で押さえようとしても、それに成功した国は一部の小さな国を除いてないのが現実です。

事実、中国でも感染者は増えています。

これは、これまでのところ現在の対応を支持してきた中国の国家主席の面目を保つための手段にすぎないと思います。

tanahashi