近いうちにアメリカやハワイに旅行する予定の方は、渡航前に ESTA を申請する必要があります。
グアムに関してはグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)があるため44日以内の旅行に関してESTAは不要になり、45日を超える滞在ではESTAが必要になります。
ESTAはElectronic System for Travel Authorizationの略で、これまでに申請したことがない場合にはESTAの申請は難しく感じる事になります。
しかし、実際に申請してみるとそれほど時間も労力も必要としないことがわかります。
以下では、ESTA の費用や承認にかかる時間から、いつ更新する必要があるか、いつ申請を検討する必要があるかまで、ESTA の申請に関して知っておくべきことを説明します。
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ESTA は、特定の国からの訪問者がアメリカを訪問できるようにするビザ免除プログラムの自動化された部分であり、ESTA 申請の資格を得るには、訪問者が米国のビザ免除リストの一部として分類されている国の国民である必要があります。現在、日本も英国やヨーロッパの大部分を含む 40か国のリストの中に含まれています。
ESTA保有者は、旅行または出張などでアメリカに渡航する場合に標準ビザを申請することなく90日以内のアメリカでの滞在が可能になります。
ESTA は 2008 年に米国によって初めて導入され、国土安全保障省と米国税関国境警備局が認可されたデータベースを使用してアメリカ旅行者の事前審査を行うことができるようになりました。
また、テロリスト、犯罪者、その他の要注意人物の特定も容易になり、そのような人々の入国を防ぐシステムの一つになります。
また、アメリカでの90日以内の滞在を超過するリスクがある人を特定するのにも役立ちます。
ESTA は従来のビザではなく、ビザ免除として分類されます。
そのため、申請プロセスは従来のビザの申請よりもはるかに簡単で、資格のある旅行者はESTAの公式Webサイトで短いオンライン申請書に記入するだけで申請を行うことができます。
このフォームでは、申請者に基本的な個人情報、旅行履歴、その他の簡単なセキュリティ上の質問を共有するよう求めています。申請は通常 72 時間以内に処理されます。
米国ビザ免除プログラムの一部に分類される国の国民である場合、ESTA を申請する必要があります。
これには、日本をはじめ英国、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどが含まれます。
90 日以内の旅行または出張の一環としてこれらの国のいずれかからアメリカを訪問し、飛行機またはクルーズ船で到着する場合は、ESTA を申請します。
すでに米国訪問用のビザを取得している場合は、ESTA を申請する必要はありません。
さらに、最終目的地に向かう前に、乗り継ぎの飛行機や船に乗るために米国に短期間だけ滞在する場合は、滞在期間がどれほど短くても、ESTA の申請が必要になるので注意してください。
ESTA 申請料は現在 21 ドルになります。(つい最近まで14ドルでした。)
申請フォームに記入し問題がなければ(エラーがなければ)、21 ドルをオンラインで支払うことができます。
料金は 2023 年 5 月に 14 ドルから値上げされ、現在の価格は 2027 年 9 月までは変わらないようです。
支払い方法はクレジットカードとPayPalになり、利用できるクレジットカードは以下のようになります。
支払いが受領されるまで、申請は承認のために送信されません。
申請中にさまざまな項目に同意し、パスポートの画像をアップロードするよう求められます。
パスポートの画像をアップロードした後、パスポート情報、連絡可能な電子メール アドレス、その他の標準的な個人情報に加え、今後および過去の旅行履歴に関する情報も提出するように求められます。
ESTAの申請はESTA申請ページの手順に従ってESTA申請情報を入力していきます。
申請ページ内の「ESTAお申込みに関する同意事項」を確認のうえ申請を進めます。
ESTAの申請入力が終わったら、支払いページに移ります。上記の対応出来るクレジットカードで決済。
申請の際に登録したメールアドレスにESTA申請の結果を受信します。
72時間以内とありますが、巻赤く的には2日くらいで通知が届きます。
ESTAの申請は申請が承認されるまでの時間を考慮して、少なくとも旅行の 1 ~ 2 週間前に申請することをお勧めします。
ESTA が承認されると、承認された日から 2 年間、またはパスポートの有効期限が切れる日まで、どちらが早いかに応じて有効になります。2 年間の有効期間内の旅行である限り、その後アメリカを訪問するたびに新しい ESTA を申請する必要はありません。
ただし、ESTA(エスタ)申請時に使用したパスポートの有効期限が2年以内に失効する場合は、パスポートの有効期限日を以てESTA(エスタ)も失効となります。
ESTA(エスタ)には更新制度がないので、有効期限が過ぎた場合は再度申請することになります。
ESTA を申請し、そのステータスを確認したい場合は、ESTA ウェブサイトにアクセスし、「ESTA ステータスを確認する」を選択することで確認できます。
自分の申請を確認する場合は、メニュータグの「ESTA申請状況の確認」をクリックします。
次に、パスポート番号、生年月日、申請番号、または国籍、パスポートの発行日、有効期限のいずれかを入力するよう求められます。
入力が終わると、ESTA の現在のステータスが次の 3 つのカテゴリのいずれかに分類されています。
ほとんどの場合、申請が承認されればアメリカに入国できますが、ESTA を持っているだけでは入国が保証されるわけではありません。
実際にニュースにもなっていますが、ハワイなどで日本人の女性が入国拒否をされる事案が発生しているようです。
最終的な入国は目的地のCBP職員の裁量により決定されます。
今まで旅行をしていてESTAでのトラブルが何件かありました。
アメリカ経由でカリブ海に行ったときに、日本からアメリカを経由するのでESTAを申請し、承認されたので日本からアメリカ、そしてカリブ海の国に出国する際には問題がありませんでした。
帰国するためにメキシコからアメリカ経由で日本に帰国する予定でメキシコの空港でチェックインを行うとESTAがないので発券できない言われました。
チケットを見せたり、旅程を見せましたが、とにかくESTAがないと手続きを進められないということなので、空港でWi-Fiに接続して自分のパソコンで再度ESTAの申請を行いました。
その時は申請すると直ぐに承認される様になっていたので、承認後直ぐにチェックインをして帰国しました。
本来ESTAは申請後は紙などで印刷して携帯する必要はないと説明文には書いていました。
しかし、印刷したESTAが必要な時がありました。
以前、ヨーロッパ経由でアメリカに行く旅程でヨーロッパの空港でESTAの用紙を見せるように言われました。
持っていない旨を伝えると、無いとチェックインができないと言われ、空港のプリンターを使って印刷し、手続きを進めました。
その後もヨーロッパ経由でアメリカに行く場合は、必ず提示を求められました。
今は、そのようなこともないと思いますが万が一のためにタブレットにPDFで保管したESTAは携帯するようにしています。
日本からアメリカに旅行する場合、まだ申請や承認がされていない場合は、出発の少なくとも 72 時間前までに ESTA を申請する必要があります。
ESTA の費用は 21 ドルで、認証日から 2 年間有効です。
すでに ESTA を取得している場合は、アメリカへの旅行前に ESTA のステータスを確認し、それがまだ有効であることを確認することが賢明です。