ローマのテルミニ駅から徒歩で5分ほどの場所に、メジャーなコロッセオやフォロ・ロマーノ(伊:Foro Romano)、トレビの泉などと比較すると、あまり知られていませんが古代ローマの浴場跡とその一部を使っているサンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂 があります。
テルミニ駅周辺のホテルに滞在する場合には、少しの時間でいくことができますのでおすすめの場所です。
サンタマリアマッジョーレ大聖堂は誰でも入ることができます。
床と中央通路を飾る美しいモザイクとステンドグラスは是非見て頂きたいと思います。
特に朝日が差し込む時間帯の教会内は神々しい雰囲気に包まれます。
ステンドグラスが素晴らしいものというのは、ここを見て初めて知りました。
教会の規模は小さくても、その美しさと荘厳な雰囲気はキリスト教徒ではない日本人が訪れても、厳粛な気持ちにさせます。
サンタマリアマッジョーレ大聖堂 はディオクレティアヌスの浴場の「テピダリウム」のホールをミケランジェロによって1563年に改築、ミケランジェロ はテピダリウムのホールを修復し、遺跡に対するルネッサンス期の建築技術と美的感覚を注入することによって調和のとれた建造物にしています。
その外観からは想像のできない教会内は、あまりの違いに訪問した人に混乱をもたらすと思います。
入り口は古代の浴場に使用されていたレンガをそのまま使用し、入り口は ミケランジェロの時代には 2つありました。
それを17世紀に今の外観に変更されました。
教皇 ピウス4世が放置されていた遺跡後を教会にするようにミケランジェロ に依頼しました。
教会の内部は、そのむき出しのレンガの外観からは全く予測不可能なほど驚くべき落差があります。
規模としてはそれほど大きくはありません。
しかし、サンタマリアマッジョーレ大聖堂 は多彩な色の大理石の床や柱と壁は広大なフレスコ画で美しく装飾されています。
正面の祭壇上部にはステンドグラスがあり、朝日が差し込む時には多彩な色に輝きます。
床には、訪問者は1703年に天文学者と哲学者フランチェスコビアンキニによって建設された子午線の太陽の線を見ることができます。
サンタマリアマッジョーレ大聖堂 には、最近購入した5,400本のチューブを使った 素晴らしいパイプオルガがあります。
訪問したときに運が良ければ、その重厚な演奏を聴くことができます。