アメリカのホテルの現状について

日本でも徐々に新型コロナウィルスの感染者が増加している現状で、旅行や重要性のない出張などは控えられていると思います。

このまま、感染者が増加し続けているとホテルがどうなるかを今や世界最大の感染者数のいるアメリカで考えてみたいと思います。

ニュースでは航空会社はホテルよりも多くの情報がニュースになりやすいので目にすることも多いと思います。

しかし、ホテルに関しても今回の新型コロナウィルスの影響で航空会社と同じくらいの打撃を受けています。

国内ではまだそれほどひどい状態ではないかもしれませんが、アメリカのホテルは惨状と言っていい状態です。

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アメリカにおけるホテルの現状

アメリカのホテルに関して最もわかりやすいのはハワイの現状です。

ハワイのオアフ島はホノルルを含む島全体のホテル稼働率がわずか10.5%と報告されています。

これは、日本を始め世界中からの観光客に常に人気のあるリゾートとしては驚くほど低い数値です。

アメリカ全土を見てみても、ハワイほど悲惨ではありませんがホテルから報告された最新情報(2020年3月22〜28日)では非常に厳しいものです。

報告では、全国の75%以上の部屋が空室になっていますと言うことで稼働率は25%程度と言うことです。

そして稼働率だけではなく客室単価も40%程度少なくなっています。

この傾向は大都市を含む都市部でより大きな影響を受けています。

この状態は新型コロナウィルスの影響が少なくなるまで変わらないことが予想されます。

しかも、この数字には休館しているホテルは含まれていないので、実際にはもっと状況は悪いと考えられます。

新規の予約に関して

日本に関しても今はとても旅行などを計画する状況ではありません。

今後に関しては旅行業界では、世界が再び通常を取り戻すことを前提に、この夏から回復が始まる前提で対策などを行っています。

この通りになるかは今のところわかりません。

ただし利用する側としては、新しくホテルを予約することは利点もあります。

1点目はホテル料金の低下

2点目はキャンセルが自由なことです。

データーからもわかるようにホテルの稼働率が落ちている現状では客室単価は安くなっていきます。

この状況がいつまで続くのかは誰にもわかりませんが多くのホテルチェーンは、より緩やかなキャンセルポリシーで、先の予約も行いやすくなっています。

したがって、今年の終わりや2021年の初めに旅行を計画するのはまったく現実性のないことともいえないと思います。

日付を変更する場合やキャンセルに関しては、予約の際にホテルの現在のキャンセルポリシーをよくお読みください。

一部のホテルチェーンでは、予約の変更およびキャンセル料を無料にすることで、さらなる柔軟性を提供しています。

たとえば、ヒルトンオナーズは、2020年3月12日から4月30日までの間に予約された新規および既存の予約は将来の到着日に、最大24時間無料で変更またはキャンセルができます。

ワールドオブハイアットは2020年3月13日、および2020年4月30日までの間に予約された新規および既存の予約は将来の到着日に、最大24時間無料で変更またはキャンセルができます。

まとめ

このような状況では旅行などは考えられないかもしれません。

日本もアメリカのようになるのか、それとも穏やかな流行で対応しながら過ごせるのかの分岐点にあると思います。

旅行に限らず、行動範囲を制限して各自が自粛していくことは身を守るためにも必要なことであり、生活を守ることが第一優先になります。

しかし、こういった状況だからこそ来年には平常に戻ることを信じて、世界中を行き来する旅行者によって再び空港やホテルが賑わうようになることを願っています。

tanahashi