数あるクレジットカードの中でもアメリカンエクスプレスのポイント制度であるメンバーシップリワードは様々な使い方が出来て非常に価値のあるポイントになります。
ポイントとしての価値は様々な航空会社のマイルやホテルのポイントに移行できることと、その交換レートを考えると個々の航空会社のマイルおよびホテルポイントよりも価値は高いと思います。
ただし、これはポイントをマイルやポイントに移行する前提なので、すべてのポイント活用で同じ価値になるわけではありません。
今回はメンバーシップリワードに関して書いていきます。
Contents
アメリカンエキスプレスカードを所有して買い物や公共料金を支払うとアメリカンエキスプレスカードのポイントであるメンバーシップリワードポイントを獲得する事が出来ます。
これは、アメリカンエキスプレスカードの提携カードであるANAアメリカンエキスプレスカードやスターウッド プリファード ゲスト・カード、デルタ スカイマイル・カードなどはメンバーシップリワードポイントではなく、マイルやホテルポイントが直接積算されます。
アメリカンエキスプレスカードは個人や法人、グリーンやゴールド、プラチナカードなど様々なクレジットカードを発行しています。
最後に、これらのクレジットカードはキャンペーンなどによりボーナスポイントの対象になることがあります。
プラチナカード、ビジネス・プラチナ・カードの「メンバーシップ・リワード・プラス」は無料で登録できます。
有料ですがポイントを活用することを考えると、必要になります。
✔ ポイントの有効期限が無期限になります。
✔ 「ボーナスポイントプログラム」が適用となります(別途登録要/無料)。
✔ 提携航空パートナーへのマイル移行レートがアップします。
航空会社のマイルに交換して長距離フライトのビジネスクラス以上を利用するのがアメックスポイントの最高の価値の 1つになりますが、同じくAmexポイントで請求分を相殺したり、旅行代金の一部に利用する方法は最悪の使い方になります。
お買物や公共料金のお支払い、レストランでのカードご利用分など、様々なお支払い代金に、ポイントを充当することが出来ます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1ポイント = 0.5~1円分 |
---|---|
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 1ポイント = 0.3円分 |
「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」や「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」「日本旅行」などで、ポイントを利用して各社航空券、パッケージ・ツアー、宿泊料金の一部またはすべての支払いに充てることが出来ます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1ポイント = 0.8~1円 |
---|---|
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 1ポイント = 0.4円 |
Amex は、さまざまな商品券を提供するために、百貨店の商品券などに交換することが出来ます。
また、アマゾンなどで利用できるギフト券と交換することも出来ます。
この方法を選択した場合、各Amexポイントで交換できるレート比率は悪く、かなり低いため他に使い道がないときの最後の手段としてのみ検討する必要があります。
少なくともアメックスポイントは期限切れになりません。そのため、こういった使い方をすることはありません。
「百貨店共通商品券」「百貨店ギフトカード」などに交換することができます。
3,000ポイント=1,000円分商品券 |
すぐに、ポイントをEクーポンに交換して利用することが出来ます。
3,000ポイント=1,000円ギフト券 |
Amexのポイントを提携している航空会社のマイルや以前はホテルのポイントに移行することは、通常最も価値のある特典を見つけることができます。
Amexは、15の航空会社と2つのホテルチェーンと提携しています(以前は3つのホテルチェーンもポイントを移行できましたが、航空会社ほどお得な交換レートを提供していませんでした)。
これらの15の航空会社の中には、ほとんどが日本の会員が利用しやすい航空会社が含まれています。
主要アライアンスのそれぞれから少なくとも1つの航空会社(スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールド)も含まれています。
ファーストクラスまたはビジネスクラスで長距離フライトに交換すると、Amexポイント(および他のほとんどの転送可能なポイントと航空会社のマイルも)から最高の価値を手に入れることができます。
ANA「ANAマイレージクラブ」
チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
デルタ航空「スカイマイル」
ヴァージン アトランティック航空「フライングクラブ」
タイ国際航空「ロイヤルオーキッドプラス」
キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」
シンガポール航空「クリスフライヤー」
ブリティッシュ・エアウェイズ「エグゼクティブ・クラブ」
スカンジナビア航空「SAS ユーロボーナス」
アリタリア-イタリア航空「クラブ・ミッレミリア」
フィンランド航空「フィンエアー・プラス」
エティハド航空「エティハド ゲスト」
エミレーツ航空「エミレーツ・スカイワーズ」
カタール航空「プリビレッジクラブ」
エールフランス/KLM航空「フライングブルー」
アメリカンエキスプレスカードのポイントが他のクレジットカードよりも優れている点があります。
単純なポイント給付率や交換比率だけを考えると、他にお得なクレジットカードは数多くあります。
しかし、そういったクレジットカードはひとつの航空会社のマイルに対してためることが可能になり、アメリカンエキスプレスカードのポイントのように柔軟性がありません。
旅行の時のルートにより、お得な航空会社は変わってきます。
別々の旅程を、別々な航空会社に予約する方がお得なときや自由に予約することが出来ます。
そういったときに、必要な分だけ必要な航空会社にポイントを移行できるアメリカンエキスプレスカードのポイントは非常に便利です。
メンバーシップ・リワード ANAコース(有料)への登録で、ANAのマイルに移行できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1,000ポイント = 1,000マイル |
---|---|
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 2,000ポイント = 1,000マイル |
15の提携航空パートナーのポイント・プログラムに移行できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1,250ポイント = 1,000マイル |
---|---|
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 2,000ポイント = 1,000マイル |
これを念頭に置いて、ポイントを獲得する前に、ポイントをどのように交換するかを計画することが重要だと思います。
アメリカンエキスプレスカードのポイントを活用する場合には、何よりもフライトにポイントを使用することを考える必要があります。
ファーストクラスまたはビジネスクラスで旅行したい場合、アメックスポイントはその目標を達成するための優れた方法のひとつになります。
ただし、今は新型コロナウィルスの影響で旅行の計画も立たず、保有しているポイントの利用してマイルに移行してもいつ活用できるかわかりません。
その場合はANAのマイルに移行して、ANAマイルからSuicaに移行する事を考えてもいいかもしれません。
ただし、ANAマイルをSuicaなどの電子マネーやAMAZONポイントなどに移行する場合は年間30,000マイルまでは1対1の交換比率ですが、それを超えると交換レートが悪くなります。
ただし、ANA提携のSuica機能を持ってるANASuicaクレジットカードを持っているとSuicaに関しては上限がなくなり、いつも同じ交換レートになります。
この状況が変わるまでは、ポイントの有効活用として日々のお支払いに利用できる電子マネーに交換することも良いと思います。
アメックスメンバーシップリワードポイントは、ポイントで最も価値のあるポイントの1つ(そうでない場合でも)と見なされてきました。
ポイントの移行先の多さや、移行時にボーナスマイルがつくキャンペーンの活用、クレジットカードの利用時にボーナスポイントキャンペーンの活用、入会時のボーナスポイントなどでさらにポイントの価値は高くなっていきます。
ポイントの利用に関してもアイテムに交換することからファーストクラスやビジネスクラスの特典航空券の予約、電子マネーまで活用できるのはアメリカンエキスプレスカードだけになります。