マリオットがブランドのサービス基準と上級会員特典の保証を一時停止

新型コロナウィルスの影響によって旅行が激減し、ホテルが稼働率の低下、人員の不足、およびさまざまな国および地域の医療的な規制に対処することを余儀なくされているため、ホテルがゲストが期待するサービスを提供することを困難にしました。

最近ホテルに滞在する機会はありませんが、泊まった人なら誰でも感じるように、以前の状況とは違っていることに気がつくと思います。

マリオットは3月の第1四半期決算発表で、7月5日までブランド基準を一時停止すると発表しました。

通常、ホテル(特に高級ホテル)には、マリオットが定めた厳格な基準があり、遵守しなければ罰金を科せられたり、ブランドから削除される可能性さえあります。

これらのブランド基準は、お部屋のトイレから上級会員に提供される特典まで、すべての項目が対象となります。

また、マリオットが上級会員特典の保証も一時停止しています。

この保証は、上級会員が本来受けられる無料の朝食やラウンジへのアクセスなどの特典が何らかの事情で提供されない場合、マリオットの上級会員は特定の補償額(現金またはポイントの形式)を得ることができます。

こちらも同様に7月5日まで提供されないようになっています。

このような処置はコスト削減を行い、この状況の中で参加ホテルの倒産や廃業を防ぐと共に、告知することにより全体的なサービスが低下した状態でも利用者の不満を和らげる効果もあります。

ただし、この内容はこの施策が行われている間は高級ホテルに滞在しも十分なサービスを受けることができない可能性があることを明確にしています。

これらの変更のおかげで、ホテルがコストを削減する最も簡単な分野の1つと考えられるエグゼクティブラウンジ、バー、レストランを閉鎖することができます。

まとめ

今のような状況では、ホテルとして稼働率の長期にわたる低下に耐えるためにコストを削減し、現状に適応する必要があります。

このことに関しては、特に問題と感じることがなくホテルとしては当然の対策になると思います。

この期間も7月までにとどまらず、延長される可能性は大きく長期化すると思います。

こういった場合に利用者として考えるのは、豪華でもサービスの低下したホテルに通常料金で滞在するよりも、金額に見合った内容のホテルでの滞在を考えるだけなのでマリオットで考えるとシェラトンやそれ以下のホテルブランドを利用するようになると思います。

 

tanahashi