昨日はフランスの新型コロナウィルス時での入国に関する国毎の対応に関して記載しました。
フランスはEUに加盟していますので、今後のEU諸国の対応に関してある程度予想ができます。
現にフランスに続いてスペインやデンマークなどが同じ内容で観光旅行に関する対応を発表しています。
関連:フランスは2021年6月9日からワクチン接種済みの観光客を歓迎
日本からの観光に関しては
ワクチン接種者の検査は不要。
ワクチン未接種: 72 時間以内に PCR-RT/抗原検査が必要
となっています。
ワクチン接種者は検査や検疫が不要となっています。
そこで問題になるのは、ワクチン接種の有無に関しては入国の時以外に公共の施設を利用する際にも証明をすることが必要となる可能性があります。
現在、EUではワクチン接種者に関してスマートフォンで証明できるワクチンパスポートがあります。
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現在、 7 つの EU 加盟国が、EU デジタル COVID 証明書 (以前は「グリーン パスポート」と呼ばれていました) を発表し、すでに使用しています。
7 か国はブルガリア、チェコ共和国、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、クロアチア、ポーランドになります。
6 月 7 日付けで証明書が市民に提供され、すでに旅行の際に使用されています。
EU の 27 の加盟国すべてが、2021 年 7 月 1 日時点でワクチン パスポートを利用できるようにする予定と言うことです。
ワクチンパスポートは、新型コロナウィルスに対するワクチン接種の証明、ユーザーが陰性の検査結果を受け取った、または 新型コロナウィルスから回復したことの証明を提供するように設計されています。
ワクチンパスポートは、EU 諸国の市民が自国を自由に移動できるようにするとともに、EU 内の他の国への海外旅行も許可します。欧州委員会はまた、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスなどの非EU加盟国を含むが、英国は含まないようです。
ワクチンパスポートの提供はデジタル形式または紙形式で無料で入手できます。
欧州連合政府はまた、予防接種を受けている人、最近コロナウイルスから回復した人、または検査結果が陰性である人について、検査と検疫の要件を免除するよう加盟国に求めています。加盟国はそれぞれ独自のルールを設定することができます。
これまでのところ、日本人は現在使用されているデジタル証明書を使用できませんが、最終的には可能になると思います。
ワクチンパスポートは、コンサートや大勢の人が集まるその他のイベントに行くなど、旅行以外の目的にも使用される可能性があります。
たとえば、オーストリアはレストランやホテルへのアクセスにそれらを使用したいと考えているようです。
デジタルパスポートは無料です。
EUに限らず形式が変わってもワクチンパスポート的なものは必要になると思います。
アメリカではワクチン接種者はマスク着用の義務もありませんが、外見からはワクチン接種を受けたかどうかわからないと言うことです。
ワクチン接種が進むと、様々な部分で新型コロナウィルス感染が発生する以前に戻れることが多く有りますので、時間的にはもう少しの我慢でそうなると信じています。