ワクチン接種が進み、接種者に対する旅行の際の手続きや検査、検疫期間の有無などの対応に関して徐々に改善されています。
今のところアメリカやヨーロッパではかなり改善されて、安全と規定された国からの訪問者でワクチン接種を行っている方は基本的に検疫期間の必要がなく、自由に移動できるようになっていきます。
アジアでは、まだこういった動きは鈍いような気もしますが香港でも発表がありました。
香港の新型コロナウィルスに対する対応は世界で最も厳しい対応のひとつであり、検疫期間に関しても14日間を設定しています。
今回、制限のいくつかを緩和することを検討しているようで、それが現実になるといろいろな部分で訪問しやすくなります。
政府当局者の諮問委員会は、完全に予防接種を受けた訪問者の強制検疫期間を14日から7日に半分に短縮することを検討しています。
提案された変更内容は、「高リスク」と見なされない比較的安全な国から到着した予防接種を受けた人は、より短い検疫期間の対象となります。
免除の条件は、旅行者が到着後に香港で行われた検査で陽性の抗体結果を得ることが条件となります。
今回の制限を緩めることは、新型コロナウィルスの感染が始まって以来、非常に厳格な感染対策を実施されてきた香港にとって大きな変化となります。
現状は海外から旅行するほとんどの人は、追跡ブレスレットを着用し、ホテルの部屋で3週間隔離する必要があります(4日間の検疫と7日間の自己監視期間)。
今回、緩和になればその後の経緯を見て更に緩和される可能性があります。
ワクチン接種により旅行やビジネスでの国際的な移動が徐々に活発化しています。
日本では非常事態宣言の延長などにより、ホテルのセールやキャンペーンは少ない状況ですが、世界的に見るとアメリカをはじめヨーロッパや中東、オセアニアなどで各ホテルプログラムは30%程度の割引でキャンペーンを行っています。
香港をはじめ、東南アジアなどでワクチン接種者に検疫期間を免除する対応が行われると、旅行も活発化していくと思います。
日本でも65歳以下の接種が始まりそうで、予定よりも前倒しに摂取できるようになる可能性もあります。
1日も早く自由に旅行が出来るようになるといいのですが。