数あるクレジットカードの中でもアメリカンエクスプレスのポイント制度であるメンバーシップリワードは様々な使い方が出来て、非常に利用価値のあるポイントになります。
ポイントとしての価値は様々な航空会社のマイルやホテルのポイントに移行できることと、その交換レートを考えると個々の航空会社のマイルおよびホテルポイントよりも価値は高いと思います。
このポイントを利用してビジネスクラスのチケットを予約することは、ポイントを使用するための最もお得な方法の1つです。
ヨーロッパ、アジア、アメリカなどの目的地に向かうとき、マイルを使用すると、何十万円も節約し、快適に旅行が出来ます。
残念ながら、ビジネスクラスのアワードで最高のお得な情報を見つけるのは必ずしも簡単ではありません。
アメリカンエキスプレスメンバーシップリワードやのポイント交換プログラムには、限られた航空会社がありアライアンスによって利用できる航空会社がちがいます。
たとえば、会員特典ポイントをキャセイパシフィック航空「アジア・マイル」、ブリティッシュ・エアウェイズ「エグゼクティブ・クラブ」、またはカタール航空「プリビレッジクラブ」に転送して、JALのビジネスクラスチケットを予約できます。
ただし、これらはそれぞれ異なるマイル数や税金、および手数料が必要になります。
Contents
アメリカンエキスプレスカードを所有して買い物や公共料金を支払うとアメリカンエキスプレスカードのポイントであるメンバーシップリワードポイントを獲得する事が出来ます。
これは、アメリカンエキスプレスカードの提携カードであるANAアメリカンエキスプレスカードやスターウッド プリファード ゲスト・カード、デルタ スカイマイル・カードなどはメンバーシップリワードポイントではなく、マイルやホテルポイントが直接積算されます。
アメリカンエキスプレスカードは個人や法人、グリーンやゴールド、プラチナカードなど様々なクレジットカードを発行しています。
最後に、これらのクレジットカードはキャンペーンなどによりボーナスポイントの対象になることがあります。
プラチナカード、ビジネス・プラチナ・カードの「メンバーシップ・リワード・プラス」は無料で登録できます。
有料ですがポイントを活用することを考えると、必要になります。
✔ ポイントの有効期限が無期限になります。
✔ 「ボーナスポイントプログラム」が適用となります(別途登録要/無料)。
✔ 提携航空パートナーへのマイル移行レートがアップします。
航空会社のマイルに交換して長距離フライトのビジネスクラス以上を利用するのがアメックスポイントの最高の価値の 1つになりますが、同じくAmexポイントで請求分を相殺したり、旅行代金の一部に利用する方法は最悪の使い方になります。
お買物や公共料金のお支払い、レストランでのカードご利用分など、様々なお支払い代金に、ポイントを充当することが出来ます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1ポイント = 0.5~1円分 |
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メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 1ポイント = 0.3円分 |
「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」や「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」「日本旅行」などで、ポイントを利用して各社航空券、パッケージ・ツアー、宿泊料金の一部またはすべての支払いに充てることが出来ます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1ポイント = 0.8~1円 |
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メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 1ポイント = 0.4円 |
Amex は、さまざまな商品券を提供するために、百貨店の商品券などに交換することが出来ます。
また、アマゾンなどで利用できるギフト券と交換することも出来ます。
この方法を選択した場合、各Amexポイントで交換できるレート比率は悪く、かなり低いため他に使い道がないときの最後の手段としてのみ検討する必要があります。
少なくともアメックスポイントは期限切れになりません。そのため、こういった使い方をすることはありません。
「百貨店共通商品券」「百貨店ギフトカード」などに交換することができます。
3,000ポイント=1,000円分商品券 |
すぐに、ポイントをEクーポンに交換して利用することが出来ます。
3,000ポイント=1,000円ギフト券 |
Amexのポイントを提携している航空会社のマイルや以前はホテルのポイントに移行することは、通常最も価値のある特典を見つけることができます。
Amexは、15の航空会社と2つのホテルチェーンと提携しています(以前は3つのホテルチェーンもポイントを移行できましたが、航空会社ほどお得な交換レートを提供していませんでした)。
これらの15の航空会社の中には、ほとんどが日本の会員が利用しやすい航空会社が含まれています。
主要アライアンスのそれぞれから少なくとも1つの航空会社(スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールド)も含まれています。
ファーストクラスまたはビジネスクラスで長距離フライトに交換すると、Amexポイント(および他のほとんどの転送可能なポイントと航空会社のマイルも)から最高の価値を手に入れることができます。
ANA「ANAマイレージクラブ」
チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
デルタ航空「スカイマイル」
ヴァージン アトランティック航空「フライングクラブ」
タイ国際航空「ロイヤルオーキッドプラス」
キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」
シンガポール航空「クリスフライヤー」
ブリティッシュ・エアウェイズ「エグゼクティブ・クラブ」
スカンジナビア航空「SAS ユーロボーナス」
アリタリア-イタリア航空「クラブ・ミッレミリア」
フィンランド航空「フィンエアー・プラス」
エティハド航空「エティハド ゲスト」
エミレーツ航空「エミレーツ・スカイワーズ」
カタール航空「プリビレッジクラブ」
エールフランス/KLM航空「フライングブルー」
アメリカンエキスプレスカードのポイントが他のクレジットカードよりも優れている点があります。
単純なポイント給付率や交換比率だけを考えると、他にお得なクレジットカードは数多くあります。
しかし、そういったクレジットカードはひとつの航空会社のマイルに対してためることが可能になり、アメリカンエキスプレスカードのポイントのように柔軟性がありません。
旅行の時のルートにより、お得な航空会社は変わってきます。
別々の旅程を、別々な航空会社に予約する方がお得なときや自由に予約することが出来ます。
そういったときに、必要な分だけ必要な航空会社にポイントを移行できるアメリカンエキスプレスカードのポイントは非常に便利です。
メンバーシップ・リワード ANAコース(有料)への登録で、ANAのマイルに移行できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1,000ポイント = 1,000マイル |
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メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 2,000ポイント = 1,000マイル |
15の提携航空パートナーのポイント・プログラムに移行できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの方 | 1,250ポイント = 1,000マイル |
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メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の方 | 2,000ポイント = 1,000マイル |
ワンワールドアライアンスは、アメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カタール航空、日本航空などの多くの航空会社が参加しています。
年末までにはアメリカのアラスカ航空も参加予定になります。
JALはアメリカンエキスプレスカードから直接ポイントを移行することは出来ませんが、いくつかのワンワールド航空会社は対象になります。
したがって、これらのワンワールドにを使用して、航空会社(およびそのOneworldパートナー)のビジネスクラスチケットを予約できます。
ブリティッシュエアウェイズのエグゼクティブクラブはJALの国内線を片道4,500Avios(マイル)で予約することができたため日本でも人気のあるマイレージプログラムでした。
昨年、提携航空会社の特典航空券に必要なマイル数が変更になったため、今はそれほど魅力的では無くなりました。
それでもワンワールドの特典航空券を予約するためにはブリティッシュ・エアウェイズは有力な選択肢になります。
またアメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントはワンワールドの主要航空会社であるアメリカン航空とJALにポイントを移行することができないため、選択肢が限られてしまいます。
ブリティッシュエアウェイズでの特典航空券を最大限に活用する場合は、次の2つの点に注意する必要があります。
1点目は特典チャートは距離に基づいています。
その結果、より短い直行便がよりマイル価値が高い傾向があります。
2点目は燃料サーチャージが必要になります。(日本の国内線は必要ありません)
ブリティッシュ・エアウェイズのAviosの使った利用方法を次に示します。
ブリティッシュエアウェイズでの特典航空券の説明で一般的に長距離路線ではなく短距離が有利を記載しました。
日本からアメリカ西海岸への飛行はお得です。
たとえば、東京羽田(HND)からJALでサンフランシスコ(SFO)への片道チケットを25,750 Aviosと120ドルの税金で予約できます。
同じくJALの世界でも有数のサービスを体験したい場合、サンフランシスコまでの片道ビジネスクラスチケットは72,250 Avios、片道ファーストクラス賞は103,000 Aviosになります。
日本国内線が対象になるゾーン1といわれる1~650マイルまでの(東京からほとんどのフライトをカバー)が現状の片道4,500Aviosから6,000Aviosに変更になりました。
増加率は約33%となり、往復で12,000Aviosが必要になります。
このAvios数ではJALやANAのディスカウントされた特典航空券に必要なマイル数とほぼ同じになります。
それであれば、わざわざブリティッシュエアウエイズのAviosにクレジットカードやホテルのポイントを移行する意味も無くなり、JALやANAのマイルを貯めた方が良くなります。
今回のようなキャンペーンを利用するとボーナスAviosの分だけ、日本国内線に利用してもお得なります。
ただし、JALのマイレージバンクにはアメリカンエキスプレスからポイント移行することができません。
そう考えると日本国内線に関しては同じワンワードに所属しているキャセイパシフィック航空のアジアンマイルでJAL国内線を予約した場合のマイル数は15,000マイルから20,000マイルになりますのブリティッシュ・エアウェイズにポイント移行を行った方がお得になります。
キャセイパシフィック航空のロイヤルティプログラムであるアジアン・マイルは、日本でも利用者の比較的多いマイレージプログラムになります。
すべての特典航空券のマイル数は片道での表示になります。
フライト特典が片道で予約することが出来かますので、往路と復路で異なるクラスでの搭乗が可能になり、より自由度の高い利用が可能になります。
予約の際はスタンダード、チョイス、テーラーメイドの3種類の特典航空券が用意されています。
同じ目的地でも必要なマイル数が多くなりますが、特典航空券の対象座席は多くなり、会員がマイルを使っての特典航空券の予約をしやすくなります。
また、新しいオンラインフライト特典予約システムを導入して、会員にWebページとモバイルアプリの両方ともシームレスな体験を提供し、他の航空会社と比較して使いづらかった特典航空券の空席確認が、選択した日付、客室クラス、特典タイプのすべてのフライトの空き状況を一目で確認できるようになるようなので、利便性が向上しています。
より多くの特典航空券を予約する際のマイル卯が必要なチョイスのチャートは次のとおりです。
以前は、アジア・マイルは往復特典航空券の割引を提供していましたが、片道料金は往復の半額となります。
アジア・マイルでは、ワンワールドの提携航空会社の特典航空券に必要なマイル数チャートは次のとおりです。
チャートの短距離エコノミークラスで、アジアマイルで予約した特典航空券は、ブリティッシュエアウェイズで予約した航空券よりもより多くのマイルを必要とします。
上海(PVG)〜香港(HKG)間のフライトでAviosとアジアマイルを比較した場合、アジアンマイルではエコノミークラス10,000マイルおよびビジネスクラス25,000マイル。
ブリティッシュ・エアウェイズがエコノミークラス9,000Avios、ビジネスクラス16,500Aviosになります。
日本国内の特典航空券を利用した際にもJALやブリティッシュ・エアウェイズのマイル数よりも多くのマイルを必要とします。
JALを使って日本からロサンゼルスまでビジネスクラスの特典航空券に必要なマイル数は150,000マイル。
日本国内の特典航空券もJAL便を使用しますが、マイル数は例えば羽田空港から新千歳空港までの往復特典航空券に必要なマイル数は20,000マイルが必要になります。
今までJALのホームページで国内線特典航空券を予約する際の締め切りは搭乗の前日まで予約や変更が可能になります。
ただし予約の変更に関しては搭乗1回分の予約変更に対して3,500円程度の手数料か4,000マイルが必要になり、往復の場合には費用は2倍になります。
エティハド航空はワンワールドには所属していませんがエティハド航空「エティハドゲスト」はワンワールドに所属している航空会社の何社かと提携しています。
アラスカ航空と同様に、エティハド航空が提携した個々の航空会社でのみマイルを交換できます。
エティハドはマレーシア航空とも提携していますが、最もお得なのはアメリカン航空です。
例えば
エティハドとアメリカン航空は、長年のパートナーシップを持っています。
エティハド航空の特典チャート表は、地域およびサービスクラス別に分類されています。
エティハドゲストマイルを使用する唯一の大きな欠点は、特典をオンラインで予約できないことです。
エティハドに電話して予約する必要があります。
アメックスメンバーシップリワードポイントは、ポイントで最も価値のあるポイントの1つ(そうでない場合でも)と見なされてきました。
ポイントの移行先の多さや、移行時にボーナスマイルがつくキャンペーンの活用、クレジットカードの利用時にボーナスポイントキャンペーンの活用、入会時のボーナスポイントなどでさらにポイントの価値は高くなっていきます。
ポイントの利用に関してもアイテムに交換することからファーストクラスやビジネスクラスの特典航空券の予約、電子マネーまで活用できるのはアメリカンエキスプレスカードだけになります。