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ブリティッシュエアウェイズのマイレージプログラムであるエグゼクティブクラブは、2023年9月24日、日本航空とキャセイパシフィック航空に関する特典航空券に必要なAvios数を予告や通知なしに変更しました。
Aviosの増加数は、区間距離やクラスによって異なるが、最大で2倍以上になります。
ブリティッシュ・エアウェイズのエグゼクティブクラブはAviosの交換に距離ベースのゾーン制を適用します。今回の変更は3,000マイル以下を対象としているので以下の4区間になります。
変更したのは以下のようになります。
予約クラスは
Y-エコノミークラス
C-ビジネスクラス
変更後: Y 9,750 Avios C 20,800 Avios
変更後: Y 12,000 Avios C 30,000 Avios
変更後: Y 14,300 Avios C 32,500 Avios
変更後: Y 15,600 AviosC 46,500 Avios
例えば、東京-香港間のエコノミークラス特典航空券は、従来は12,500Aviosで交換できたが、9月24日以降は25,000Aviosが必要となる。
ビジネスクラスは、従来は25,000Aviosで交換できたが、9月24日以降は50,000Aviosが必要となる。
日本国内線に関しては殆どが1 – 650マイル内になります。
例えば、東京-札幌間のエコノミークラス特典航空券は、従来は7,500Aviosで交換できたが、9月24日以降は9,750Aviosが必要となる。
数年前までブリティッシュ・エアウェイズのAviosを利用した日本国内線特典航空券に必要なAvios数は片道4,500Aviosでした。
その時と比較すると2倍になりました。
今回の変更は、ブリティッシュエアウェイズの経営状況の悪化を背景に行われたとみられる様です。
ブリティッシュエアウェイズは、2020年の新型コロナウイルス感染症によるパンデミックで大きな打撃を受けており、現在経営再建に取り組んでいる。
日本在住のブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブクラブ会員に関しては日本航空の国内便利用が多く、次いで近距離の国際便が多いと予想できます。
そういった理由から今回、日本航空とキャセイパシフィック航空のパートナー特典交換が対象となったと思います。
今回の変更は、Aviosを貯めている会員から大きな不満が上がることになると思います。
会員からは、事前の通知がなかったことや、変更内容が大幅な点に批判が大きくなりそうです。
また、Aviosの利用方法としてブリティッシュ・エアウェイズからカタール航空にAviosを移行して、そちらで日本国内線などを予約した方が少ないAviosで特典航空券を利用することができます。
ブリティッシュ・エアウェイズのAviosは日本国内線が4,500Aviosで利用できたときには頻繁に利用していました。
アメリカンエキスプレスカードやダイナースクラブカードのポイントをブリティッシュ・エアウェイズのAviosに移行する事で利用できたのは非常にお得でした。
その後、JALの特典航空券と変わらない内容になっていましたので利用することもなくなり、Aviosも貯めていなかったので影響は少なくて済みました。