香港国際空港の混乱は収まり、欠航もなく今の所フライトの遅れも通常と変わらない状態になっています。
搭乗口エリアに関していえば、若干人が少ないように感じますが、香港の混乱を感じる部分はありません。
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しかし、香港の滞在に関してホテル代が下落しているようです。
香港はホテル代が高いことでも有名で、いつもは東京以上に高いホテル代であり、旅行をする際のネックにもなっています。
高い金額でも香港には魅力がいっぱいありますので、年々宿泊費は高くなっていました。
それがデモの影響で、ホテルの宿泊代金が安くなっています。
ホテルお宿泊代金は宿泊する日によって同じホテルでも違いますので、正確な比較はできません。
しかし、感覚的には30%程度安くなっていると思います。
IHGリワードクラブではインターコンチネンタルホテルが1万円代の宿泊料金は非常に珍しいと思います。
ホリディインエキスプレスなどは1万円を切る金額になっています。
マリオットではザ・リッツ・カールトンホテルなどは価格を維持していますが、シェラトンホテルなど中流クラスのホテルは金額を下げています。
ホテルの宿泊代金に関して、調べてみると次のような傾向があります。
料金が下がるのは平日よりも週末に顕著になります。
これは、ビジネス客はデモがあっても出張などで利用する方がある程度いると思います。
しかし、週末はアジア近郊からの短期観光者が多く、今の香港の状態を敬遠していると思います。
現に香港を発着する飛行機の空室も目立ち、キャセイパシフィック航空などはデモが発生してからの収益が壊滅的に悪くなっているニュースが流れていましたが、ホテルも影響を受けている状態です。
このままデモが続くと、この傾向がさらに進んでいきます。
高級ホテルなどは、ある一定の需要がありますので今の所宿泊料金をあまり下げていませんが、この状況が続くと価格を維持することができなくなります。
それ以外のホテルは需要が少なくなり、金額を下げても稼働率が上がらない状態になります。
特に観光客はデモが続く限り、今の傾向が改善されることがなくエコノミークラスのホテルなどは経営的に深刻なことになる可能性があります。