アメリカでも多少はありますが、小さな詐欺はヨーロッパに多く、初めて行くような人はわからずに引っかかることもあります。
そう言うと語弊があるかもしれませんが特にヨーロッパでは旅行詐欺が蔓延しているため、最も一般的な詐欺を特定するためのヒントと、それらを回避する方法を次に示します。
Contents
ヨーロッパの国々と一括りにしては、そういった事の少ない国もあります。
ヨーロッパでもよく行っていた国はイタリアを筆頭にスイス、ドイツ、フランスなどでしたが、この手の小さな詐欺は圧倒的に多く見かけたのはイタリアでした。
しかし、程度の差があっても同様に、どこの国でも発生する可能性があります(発生します)。
スリはどこでも起こりえます。
あなたが訪問している国で最も一般的な詐欺のいくつかを理解するために口コミなどを調べるのは、旅行前に準備するのに役立ちます。
旅行前に目的地の地域の緊急電話番号を知っておくこともお勧めです。
一部のスポットには特別な観光警察の番号または局があります。
そのため、出発前に簡単な検索を行うと、何か問題が発生した場合に必要な情報をすべて入手できます。
ヨーロッパには注意すべき詐欺がたくさんあります。旅行前に前述のアドバイスに従って国を調査するのが最善ですが、最も一般的な詐欺のいくつかを以下に示します。
パリやミラノなどの都市では一般的ですが、友情のブレスレットを手首に結びつけ、その代金を支払うように要求します。または、気が散っていると、共犯者がスリをします。
特に見かけるのがミラノの都市の中心にあるドゥオーモ広場で、聖母マリアに献納されているドゥオーモの前でよく小さな子供を連れている母親だけの旅行者が狙われています。
もちろん女性全般がターゲットになると思います。
このような場合には、実際に手首にブレスレットをつけようとします。
一旦つけると金銭を要求されます。
とにかくしつこいので、毅然と拒否することが必要で、男性がいれば手を振って追い払うと直ぐにいなくなります。
この手の人は有名な観光地にいます。
特に多いのがローマのトレビの泉などで、「トレビの泉を背景に写真を撮ってあげるよ」と近づいてきて写真を撮った後に金銭を要求します。
断ってもしつこくつきまとい、よく女性がぶち切れているのを見かけます。
これも女性をターゲットにしています。
今のカメラはスマートフォンが多いので、知らない人に渡すのもリスクがあります。
実際に被害に遭ったことはありませんが、イタリアでは非常に多くのスリが発生しています。
わざとぶつかって持っているものを落として、注意がそれている間に他の共犯者が財布を抜き取ったり、上の2つの詐欺と同時に行われたりと様々です。
一時期よりも減った印象のあるタクシー料金に関する詐欺。
これらはどこでもさまざまな方法で発生する可能性がありますが、最も一般的なものは、メーターが機能しない、またはメーターを倒さないで目的地に到着した際に多くの金銭を要求する事です。
または、遠回りして料金を上げることも含まれます。
タクシーを利用する際にローマ市内などではそれほど発生しないと思いますが、空港から市内や長距離利用の際はメーターが倒されているのか注意が必要です。
地下鉄や列車を利用する際に窓口ではなく自動販売機を利用する際に発生します。
なれない機会の場合には操作に時間がかかったり、つかい方がわからない場合があります。
そういった時に後ろから近づいて、親切そうに買い方を教えてくれます。
日本でも海外からの旅行者に新設に教えることもあるともいます。
もちろん海外でも新設で教えてくれる人はいますが、切符を購入した後に金銭を要求される場合があり、金額的には切符と同じ程度の金額ですが注意が必要になります。
これも観光地近くで発生します。
観光地の周りには普通のパーキングの他に路上に停められる駐車場があります。
駐車場を探していると空いているスペースを案内している人を見かけます。
駐車場の係りの人かと思って、誘導されて駐車すると案内料金を請求されます。
断ることもできますが、駐車した後の車に悪戯されることを考えると、支払う人が多いようです。
現地でも問題になっているようですが、警察などが近くにいるときはしないので取り締まりは難しいようです。
いやな場合は違うスペースに駐車するしかありません。
これは詐欺かどうかはその場ではわかりません。
しかし、最初から募金を求めるような人は別ですが、よく町中や高速道路のサービスエリアに若い男性数人で通る人に呼びかけている人がいます。
前を通ると署名を求められます。
署名の内容は今はやりの地球環境や動物愛護などになり、名前を書いてくれるだけでいいと追われるのでサインすると、金銭を要求されます。
サインしたのだからお金を払うように要求されますが、そういった時には断固として断るに限ります。
追いかけて来てまで要求する事は少ないと思います。
タクシー、ガイド、ツアーなどの誰かが必要な場合、またはお土産を購入したい場合は、自分で調達することを計画してください。
近づいてくる誰かと話したり、対処したりする必要はなく離れて歩いてください。
ラベンダーの小枝や友情のブレスレットを手にして誰かが近づいてくるのを見たら、すぐに逆の方向に向かいます。
腕を隠して歩きながら拒否をする行動を行い、歩いて近くの店や教会などに入ると、それ以上追いかけてくることはありません。
ヨーロッパのパーソナルスペースの概念が存在しないことがよくありますが、パーソナルスペースと誰がそのスペースに入るかを常に意識してください。
混雑した場所や公共交通機関にいるときは、本能的に財布に手をかけるか、バックパック/財布を前に置きます。
誰かがあなたに触れた場合は、すべてのアイテムをすばやくチェックします。これは極端に見えるかもしれませんが、安全である方が良いです。
バックを椅子の後ろに掛けたり、床に置いたりしないでください。基本的にはイタリアなどでは重犯罪に遭遇する旅行者は少ないと思いますが、軽犯罪には多く遭遇します。
絶対に必要なものだけを持ち、残り(およびパスポートなどの重要な書類)はホテルの金庫に預けてください。
特に通貨、都市、言語に慣れていない場合は、タクシーを避けた方がよいでしょう。
登録されたクレジットカードで支払い、携帯電話の地図を介して目的地までの最短ルートを明確に確認でき、ドライバーと話す必要がなくなります。
そして、何かトラブルがあった場合、あなたのスマートフォンに配車とルートの記録があり、申告しやすいのも事実です。
旅行者として運転しているとき誰のためにでも停止しなようにしてください。休憩所に立ち寄った場合は、貴重品を持ち、常に車両に注意してください。
実際に海外にいると現金を利用する場面は非常に少ないですが、こういった小規模な詐欺は必ず現金での要求になり、持っていなければ払いようがありません。
今はApplePayやGooglePayなどもあり、またクレジットカードのタッチ決済も普及しているので思ったよりも現金は使う事がありません。
もし、必要な場合は現地のATMから必要な分だけを引き出すことが可能なので、できるだけ現金を持たないことが詐欺を防ぐ最も良い方法になります。
少額詐欺に関しては遭遇した場合に、少しもやっとした気分になりますが実害は大きくはありません。
なので、このような場合はせっかく楽しい旅行なので忘れて次は引っかからないことで良いと思います。
しかし、置き引きやひったくり、車上荒らし、強盗などに遭った場合は被害も大きく、身体的な被害があるかもしれません。
そういった時は
言葉がわからないときには日本語で書いた被害状況や内容を翻訳するだけでも現地の警察や病院には伝わり、時間を短縮することができます。
スマートフォンの翻訳アプリがあると、かなり込み入った内容もやり取りができます。
旅行詐欺は完全に避けられないわけではありませんが、最も一般的な詐欺とそれらから身を守る方法を知ることで、被害者になるリスクを大幅に減らすことができます。
イタリアでは本当に小さな詐欺や犯罪が多く、凶悪な犯罪はそれほど聞いたことはありませんが旅行の際には気をつけることが大切です。