キャセイパシフィック航空の提携航空会社ファーストクラス特典航空券

キャセイパシフィック航空のマイレージ プログラムであるアジア マイルは、JALやANAと比較すると利用する人は少ないと思います。

しかし、日本国内で発行されているキャセイパシフィック航空提携のクレジットカードの中にはマイル積算率がANAやJALのクレジットカードと比較すると1.5倍や海外では2倍になるクレジットカードもあるため、比較的マイルの貯まりやすい航空会社になります。

実際にキャセイパシフィック航空のマイルを使ってお得な路線や座席クラスもあり利用しやすいマイレージプログラムになります。

今回はキャセイパシフィック航空提携航空会社のファーストクラス特典航空券を紹介します。

アジアンマイルの提携航空会社特典航空券について

キャセイパシフィック航空の特典チャートと比較すると、提携航空会社の特典航空券は、キャセイパシフィック航空の航空券よりも同じ飛行距離に多くのマイルが必要であることがはっきりとわかります。

ただし、その差が 5,000 マイルまたは 10,000 マイルを超えることはほとんどありません。

アジア・マイルのマルチキャリア特典チャート

アジア・マイルのマルチキャリア特典表は、複数の航空会社を 1 枚の航空券に組み合わせたい場合に使用されます。

これらは、ワンワールド航空 2 社、またはキャセイパシフィック航空とワンワールド航空 2 社以上のいずれかです。

必要なアジア・マイル数を決定するには、すべての区間の飛行距離を加算します。

例: ブリティッシュ・エアウェイズでロンドンからシンガポール経由でシドニーまで飛行し、カタールでシドニーからドーハ経由でロンドンまで戻る場合、総距離は 21,621 マイルになります。

したがって、特典航空券を利用するには、エコノミークラスで126,000アジア・マイル、ビジネスクラスで250,000マイル、ファーストクラスで350,000マイルが必要です。

日本航空ファーストクラス（100,000マイルから）

日本航空 (JAL) には、アジア・マイル プログラムを通じて魅力的な条件で予約できるワンワールド アライアンスの 5 つ星受賞航空会社になり、日本の会員なら利用しやすい航空会社になります。

ヨーロッパまたは北米行きのすべての日本航空のファーストクラス便は、距離が 5,000 ～ 7,500 マイルで、アジア マイル提携航空会社の特典表で 2 番目に高い範囲に該当するため、片道マイル数は 135,000 マイルになります。

東京－バンコク線は距離が4,852マイルで安くなります。

ここでは 100,000 マイルと 1,186 HKDが必要になります。

シンガポールとシドニー行きの路線もこのマイル数で予約できます。

ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラス　 100,000 マイルから

ブリティッシュ・エアウェイズは、ファーストクラスの提供数が世界で最も多い航空会社の 1 つです。

英国は中距離路線でもファーストクラスの客室を備えた航空機を使用しています。

燃油特別付加運賃という高額な追加料金の支払いに抵抗がない場合は、アジア・マイルの方が、ブリティッシュ・エアウェイズ・エグゼクティブ・クラブよりも少ないマイル数でブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラス特典航空券を提供しています。

• 超ショート (1-750 マイル): 片道 30,000 マイル 
• ショート（751～2,750マイル）：片道53,000マイル
• ミディアム (2,751 – 5,000 マイル): 片道 100,000 マイル
• ロング（5,001～7,500マイル）：片道135,000マイル
• 超長距離 (7,501 マイル以上): 片道 170,000 マイル

2,751 マイルから 5,000 マイルまでのすべてのファーストクラスのフライトには、片道 100,000 アジア マイルが必要です。これには、ロンドン発北米行きのブリティッシュ・エアウェイズのほとんどの便が含まれます。サンフランシスコやロサンゼルスなど、米国西海岸の唯一の目的地はこれ以上の距離になります。

その場合は、135,000 アジア マイル (ファーストクラス片道) になります。

たとえば、ロンドン ヒースロー空港からシアトルまでのブリティッシュ エアウェイズのファースト クラスの航空券は、100,000 アジア マイルと税金と燃料サーチャージで予約できます。

乗り継ぎ便を利用すると、さらにマイル価格が安くなります。

ニューヨークからロンドンまでのファーストクラスの航空券の料金は 100,000 マイルです。

一方、ニューヨークからロンドンまでのファーストクラスのフライトと、その後のフランクフルトまでの BA ビジネスクラスのフライトのマイル数は、わずか 96,000 マイルです。

その理由は、ミックスキャビン特典では、アジア・マイルが路線全体に占める割合に基づいてビジネスクラスとファーストクラスのマイル数を合算しているためです。

上の例では、JFK から LHR までのファーストクラス区間の飛行距離は 3,451 マイル (総距離の 89%) ですが、LHR から FRA までのビジネスクラス区間はわずか 408 マイル (総距離の 11%) です。

この結果、次の計算が行われます: 89% ×合計路線のファースト クラスのマイル数 + 11% ×合計路線のビジネス クラスの価格 = 100,000 マイル×89% + 63,000 マイル×11%＝ 96,000 マイル。

カタール航空のファーストクラス（53,000マイルから）

カタール航空は日本路線ではファーストクラスを提供していません。

ドーハで乗り換えてファーストクラスを利用する事になります。

カタール航空のファーストクラスは、同じワンワールドに所属しているのでアジア・マイル プログラムを通じて予約することができます。

最も安いルートはドーハ – イスタンブール間とドーハ – マレ間で、どちらも長さが 4,750 マイル未満です。

たとえば、ドーハからマレまでの飛行機の場合、53,000 アジア・マイル (66,250 メンバーシップ・リワード・ポイント) と税金と手数料がかかります。

または、ドーハ – イスタンブールを 53,000 マイルと税金と手数料 で予約できます。

カタール航空には 2 つのファーストクラス製品があります。 A380とボーイング 777-300ER で利用可能です。

カタール航空のエアバスA380のファーストクラス

• ドーハ – ロンドン: 片道 100,000 マイル
• ドーハ – パリ：片道100,000マイル
• ドーハ – バンコク：片道100,000マイル
• ドーハ – パース：片道135,000マイル
• ドーハ – シドニー：片道170,000マイル

カタール航空のボーイング777のファーストクラス

• ドーハ – マレ島：片道53,000マイル
• ドーハ – イスタンブール：片道53,000マイル
• ドーハ – バンコク：片道100,000マイル
• ドーハ – 香港：片道100,000マイル

まとめ

世界的にファーストクラスは縮小される傾向にあります。

実際にブリティッシュエアウェイズでは最短のファーストクラスは53､000で利用可能でしたが、その路線でファーストクラスはなくなりました。

キャセイパシフィック航空で提携航空会社ファーストクラス特典航空券を予約する場合のマイル数は一見それほど少ないか？と感じるかもしれません。

しかし、キャセイパシフィック航空提携のクレジットカードの中には通常で1.5倍のマイル獲得できるクレジットカードがあるので、フライト以外でマイルをためている人にとっては少ないマイル数と同じになります。