海外でレンタカーを借りる際に注意する点がいくつかあります。
海外でレンタカーを借りる事は心理的に躊躇する部分もあると思います。
しかし、実際に借りてみるとそれほど困ることもなく、グアムやハワイのオアフ島などの小さい島からアメリカ本土やヨーロッパなど、どこでも走行することができます。
実際に利用した際、注意する点をいくつか記載しました。
利用する際の参考にしてください。
Contents
走行距離
基本的にレンタカーを予約する際に走行距離は無制限になっている事が多く、見逃しがちですが300マイルなどの距離制限がある場合があります。
大手のレンタカー会社でもヨーロッパなどではたまに距離制限のある場合があります。
アメリカでは見たことはありません。
また、小さなレンタカー会社の中には距離制限のある会社もあります。
予約する際には必ず距離制限があるのか確認してください。
この部分を確認できるのはレンタカー会社によっても違いますが、予約の最終段階です。
この部分を見落とすと、市内をちょっと走行するくらいなら問題はありませんが、郊外にドライブを計画しているなら、確実に距離を超過してしまいます。
国や地域によって、またレンタカー会社によっても違いますが、一例として100マイルの制限があったとします。
超過した分は、1マイルあたり30セントの追加料金が発生します。
レンタル中に300マイルの走行をしたと仮定すると、少なくとも60ドルの追加料金が必要になります。
自動料金支払いプログラム
アメリカなどでは基本的にハイウェイは無料で利用することができます。
しかし、カリフォルニア州などの一部やフロリダに限らず有料道路があります。
ロサンゼルスからサンディエゴには大きく3本程度のフリーウェイがありますが、そのうちの1本の短い期間だけ有料道路になっています。
旅行者にとっては有料道路かどうかがわからないことも多く、何の設定を有料道路回避に設定していないと、レンタカーで有料道路を利用する可能性が高く、避けられません。
これらの道路を利用しやすくするために、レンタカー会社は、レンタルのナンバープレートまたはフロントガラスに取り付けられたボックス状の装置で料金を自動的に請求する独創的な料金プログラムがあります。
ただし、この装置を利用した場合には、使用した日だけシステム利用料が必要になります。
その金額が、ちょっと法外に思えるほどの金額になります。
アメリカの有料道路は距離も短く、料金も日本円にして500円以下の場合が多いと思います。
そのシステムの使用料金は会社によって違いますが1日あたり12ドルまたは週60ドルなどです。
そして、その料金には有料道路の代金は含まれていません。
さらに悪いことに、一部の場所の通行料に現金を支払う選択肢は完全になくなっています。
これにより、料金を支払うためにEZパスまたは同様のトランスポンダーを利用する必要があります。
それでは有料道路を回避するためには、ナビなどで有料道路を回避する設定にします。
スマートフォンのマップアプリでも設定出来ます。
経験上、有料道路を使わなくても支障を感じたことはなく、問題はないと思います。
もし、有料道路で料金を支払わずに走行すると、気がつかなかったとしても後から1万円程度の請求が必ず届きます。
何百円のために、その金額を支払うことももったいないと思います。
また、何かと面倒なので有料道路は使わないに限ります。
マイル(ボーナスマイル)を獲得できる料金
レンタカー会社独自のポイントがありレンタカーを借りるときに、利用することができます。
その他にレンタルした際に指定した航空会社のマイルに積算することも可能です。
マイルを獲得することを選択した場合、予約内容によっては、その分の追加料金を支払う設定になっていることがあります。
料金は通常、レンタル日あたり75セントから$ 1.50の間です。本当に大きなボーナスキャンペーンがない限り、航空会社のマイルではなくレンタカー会社のポイントを獲得することを個人的に選択します。
ただし、1年に1回程度の海外レンタカーの利用であれば、少額の費用でマイルを積算できるので、マイルへの積算を考えてもいいと思います。
また、航空会社経由で予約すると40%のレンタル料金OFF+ボーナスマイル(例えば1,500マイルなど)が常時行われています。
料金的にも、1日あたりの料金はこちらの方が安いときもありますが、ガソリン代や保険代が別になりますので、それらを含んだ金額になると直接レンタカー会社に申し込んだ方が安くなるようです。
前払いガソリン
海外のレンタカーも国内同様にガソリンは満タン状態でスタートします。
特別なオプションがない限り満タンにして返却します。
予約の際に保険やガソリン代が込みになっているプランがあり、それを利用すると満タンにして返却する必要はありません。
もし、返却時に満タンにするプランで返却時に満タンでない場合には後から請求が来ますが、その金額は通常のガソリン代よりも高価になります。
金額的には多分2倍程度の金額になると思います。
個人的には保険やガソリン代を含んだ料金プランで予約することをお勧めする理由は2つあります。
第一に何もつけないで予約した場合の差額が少ないことです。
実感的には何もつけない状態に保険(これは必要)をつけただけで、オール込みの金額と同じになります。
つまり、ガソリン代はほとんどかかっていません。
第二に返却時の煩雑さを軽減するためです。
レンタカーを返却する前に満タンにする必要があり、そのため周辺でガソリンスタンドを探すことになります。
土地勘もなく、返却すると言うことはそのまま帰国することも多いと思うので、できればスムーズに返却した方がいいと思います。
もちろん、ガソリンをほとんど使わないのであれば、そのオプションを使用する必要はありませんが、そういったことはほとんどないと思います。
保険
レンタカーを借りるときには、最低限の保険は料金に含まれています。
それは日本の自賠責みたいなもので、十分な金額をカバーするようにはなっていません。
日本でも、自賠責以外に保険をかけるように、海外でレンタカーを借りる場合にもオプションの保険をかける必要があります。
ただし、この保険の一部はクレジットカードに付帯している保険でカバーすることができます。
厳密に言うと、保険も選択して予約することになります。
ただし、保険込み、ガソリン代込みの料金プランで予約してもレンタカー代を含めて1日1万円程度になり、保険をセレクトした場合と比較してもトータルではそれほど変わることはありません。
基本的にはすべて込みの料金プランを利用することをお勧めします。
地理的制限
これは大部分の大手でレンタルする方にとっては問題ではありません。
小規模な地域の会社からレンタルする場合は、レンタカーを運転できる場所に制限がある可能性があります。
これは、レンタル代理店が日本でのJAFのように、けん引および保守サポートのサポート契約を結んでいないためである可能性があります。
もし、指定された地域外でのトラブルはすべて実費で負担することになります。
小規模のレンタカー会社はレンタル料金は安いと思いますが、そういったディメリットもあります。
また、大手でもヨーロッパを中心に展開しているSixtは、ヨーロッパでオープンジョーを予約し、2つの国の国境を越えて車を運転する計画がある場合にも発生します。
Sixtは、レンタルした車を運転できる場所と運転できない場所のチャート全体を公開しています。
まとめ
海外でレンタカーを借りる際に知らないでいると有料道路を利用し、走行距離を制限した乗り捨てで片道レンタルすると、予約時に思っていた料金の2倍または3倍を支払うことになります。
また、乗車前に外観の写真を撮っておくこともお勧めします。
大手は、それほど細かいことは言いませんが、写真があると無用なトラブルを回避することができます。
初めて海外レンタカーを利用する際には、わからないことも多いと思います。
しかし、予約段階で十分気をつけることによってトラブルを回避することができます。
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