アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントは、他のクレジットカードにはないポイント移行先の多さから3つの主要なアライアンスであるワンワールド、スカイチーム、スターアライアンスに参加する一部の航空会社にポイントをマイルに返還することができます。
2021年は新型コロナウィルスの影響で旅行がなかなか出来ませんが、ワクチン接種が進むと、海外旅行を含めて活発になような状況になっています。
使う機会がないままたまっていたアメリカンエキスプレスカードのポイントを活用する方法としてスターアライアンスに参加している航空会社のマイルにアメックスのポイントを移行する際に、最大限に活用する方法を考えたいと思います。
Contents
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントの獲得
日常のクレジットカードの使用でポイントをためることは基本ですが、入会時のキャンペーンを利用して多くのメンバーシップリワードポイントを獲得する最良の方法になります。
現在のキャンペーンには次のものがあります(条件が適用されます)。
入会後3ヶ月以内のカードご利用でメンバーシップ・リワードのポイント合計40,000ポイント獲得可能
入会後3ヶ月以内のカードご利用で合計30,000ポイント獲得可能
ポイントアップグレードプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」とは
プラチナカード、ビジネス・プラチナ・カードの「メンバーシップ・リワード・プラス」は無料で登録できます。
有料ですがポイントを活用することを考えると、必要になります。
ポイントがより貯まる
✔ ポイントの有効期限が無期限になります。
✔ 「ボーナスポイントプログラム」が適用となります(別途登録要/無料)。
ポイントがより使える
✔ 提携航空パートナーへのマイル移行レートがアップします。
また、別に申し込む必要がありますが特定の店舗で利用することでトリプルポイントがもらえる制度がありアマゾンやYahooショッピング、Yahooオークションなどでの購入でボーナスポイントがもらえます。
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントの交換
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントは商品などと交換したり、年会費や支払いの一部に利用することもできます。
ただし、その場合のポイント価値は低いので、最も価値のあるのは航空会社にマイルに移行することになります。
スターアライアンスへのポイント移行
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントからマイルに移行した際のスターアライアンスの航空会社に限定して、内容を検討してみます。
ANAマイレージクラブ
日本に住んでいるなら、最も人気のあるマイレージプログラムの一つになります。
ANAマイレージクラブプログラムは、ゾーンベースの特典チャートを使用しており、マイルを利用した特典航空券ではいくつかの路線でお得なフライトを提供しています。
ただし、ANAは国際線に関して特典航空券に燃油サーチャージを課しています。
とはいえ、それを補うほどお得な内容でもあります。
まずはシンプルな旅程で考えて、ANAの特典航空券を利用した日本とアメリカ往復のフライトです。
以下に示すように、価格は季節によって異なります。
経済 | ビジネス | 最初 | |
ローシーズン | 40,000マイル | 75,000マイル | 150,000マイル |
レギュラーシーズン | 50,000マイル | 85,000マイル | 150,000マイル |
最盛期 | 55,000マイル | 90,000マイル | 165,000マイル |
そのマイル数は他の航空会社と比較すると、どの座席に関しても少ないマイル数になります。
燃料サーチャージは徴収されますが、それでもビジネスクラス以上であれば特に気になりません。
東南アジア間を飛行する場合でも他の航空会社と比較してお得なマイル数なのは変わりません。
しかも燃料サーチャージはより少額になるのでエコノミークラスでもお得感はあります。
ANAのスターアライアンスを含めたパートナーアワードチャートは、ANA単体の特典航空券とは違うマイル数になります。
旅程を工夫すると素晴らしい価値を得ることができる場合があります。
ANAは、そのチャートを利用した「世界一周」のをまだ提供している数少ない航空会社の1つであり、さらに良いことに、距離ベースの有利なチャートを使用しています。
ルールは比較的単純です:
- 旅行は東または西方向に継続する必要があります。
- 最大8回の途中降機が許可されています(ヨーロッパでは最大3回、日本では4回)。
- 旅行は同じゾーン内で開始および終了する必要があります。
この特典交換の対象となるマイレージゾーンは次のとおりです。
1)北米、中央アメリカ、南アメリカ、ハワイ。
2)ヨーロッパ、中東、アフリカ。
3)日本、韓国、中国、東南アジア、南アジア、南西太平洋。
世界一周賞の費用は次のとおりです。
東京-成田、シンガポール、アディスアベバ(ADD)、フランクフルト(FRA)、そしてニューヨーク-JFKからロサンゼルスまでわずか125,000マイルで終わるビジネスクラスの旅を構築することは、旅程を考えると非常にお得になります。
ファーストクラスでも200,000マイルに同じ旅程を組むことが可能です。
ヴァージンアトランティック航空
ヴァージンアトランティックフライングクラブのマイルはスターアライアンスに参加している航空会社ではありませんが多くのスターアライアンスのパートナー特典にマイルを交換することができるのでここで記載します。
ヴァージンアトランティック航空は、シンガポール、ニュージーランド航空、南アフリカ航空、ANA、中国国際航空を含む複数のスターアライアンス航空会社と特典交換契約を結んでいます(SASとの契約では、マイルの獲得のみが可能です。)。
特典航空券に交換する内容は提携している航空会社によって違います。
その中でもお得な交換率が設定されているのはANAであり、片道の特典交換はできませんが、以下のチャートはANAでの往復 特典のマイル数を示しています。
日本からアメリカへの往復でANAファーストクラスを利用した特典航空券は、往復都市にもよりますが110,000マイルから120,000マイルの範囲で交換することができます。
また、ANAビジネスクラス特典は往復90,000マイルまたは95,000マイルになります。
まとめ
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードに参加することによってANAマイルへの交換比率は1対1になります。
2021年に新しくJALのマイルへの移行も発表されましたが、移行レートが悪くJALのマイルへの移行はお勧めできません。
その点ANAの移行レートは問題の無い内容なので、ポイントの移行先の多さやANAが移行先にあることはアメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードの大きな魅力になっています。
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