毎年、世界の航空会社や主要空港の格付け調査を行なうスカイトラックス(SKYTRAX)が2021年の「ワールドエアポートアワード2021」を発表しました。
総合第1位は、カタールのハマド国際空港が選ばれました。
第2位には日本の羽田空港
そしてトップ10には羽田空港、成田空港、関西空港が選ばれています。
第2位の羽田空港は、アジア、国内空港、清潔さ、空港スタッフの各部門でトップとなっています。
今回のランキングは
- カタール・ハマド国際空港(カタール)
- 羽田空港
- シンガポール・チャンギ空港
- 仁川国際空港(韓国)
- 成田国際空港
- ミュンヘン空港(ドイツ)
- チューリッヒ空港(スイス)
- ヒースロー空港(イギリス)
- 関西国際空港
- 香港国際空港
となっています。
第1位のカタール・ハマド国際空港(カタール)はいつも上位にランクインをしていましたが、1位になるのは初めてになると思います。
ちなみに昨年のランクは
- シンガポール・チャンギ空港(シンガポール)
- 羽田空港(日本)
- ドーハ・ハマド国際空港(カタール)
- 仁川国際空港(韓国)
- ミュンヘン空港(ドイツ)
- 香港国際空港(香港)
- 成田国際空港(日本)
- 中部国際空港(日本)
- アムステルダム・スキポール空港(オランダ)
- 関西国際空港(日本)
となっています。
順位に若干の違いはありますが、アジア地域の空港に関しては同じ空港がランクインになっています。
ヨーロッパの空港に関しては11位以下との入れ替えになっているようです。
例年のごとくアメリカの空港はトップ10にはランクインはしていません。
アメリカの空港に関しては最高位でランキングが下の方になります。
理由としてアメリカの空港は古い空港が多く、大きな空港はターミナルが分かれていて、乗り換えの移動が大変な空港が多く(中には一端ターミナルを出てバスでの移動になります)、その他スタッフの対応を含めてランキングが低いのはわかる気がします。
Contents
第1位のカタール・ハマド国際空港(カタール)
ハマド国際空港は、カタールの首都ドーハへの国際空港です。世界で最もデザイン性に優れた空港であると同時に、最も豪華な空港でもあります。
中東カタールの首都ドーハにあるハマド国際空港。
今まで工事をして使われていなかったエリアも利用できるようになって更に大規模な空港になっています。
カタール航空は160路線を就航しており、日本では成田空港と羽田空港からドーハに就航し、乗り換えでヨーロッパの各空港に向かうことができます。
一旦休止されていた関西国際空港からの便も再開予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で今のところ再開時期はわかりません。
空港は新しく清潔で機能的です。
カタール航空のラウンジも含めて中東らしい豪華な施設があり、ラウンジ以外にも充実した免税店や24時間利用できる空港なので睡眠がとれる長椅子やリクライニングチェアが数多く設置されていて、多少の乗り継ぎ時間なら気になりません。
しばらく利用していませんが、唯一の欠点といえるWi-Fiの遅さが改善されたのかは気になるところです。
ハマド国際空港のアル・ムルジャン ビジネスラウンジ
カタール航空のアル・ムルジャン ビジネスラウンジはハマド国際空港にあるラウンジの中でも最も広いラウンジになります。
今までいろいろなラウンジを利用してきましたがハマド国際空港のビジネスクラスのラウンジはトップクラスになります。
カタール航空のアル・ムルジャン ビジネスラウンジはちょっと判りにくいのですが一番奥のサンドイッチなどを注文できる部屋の奥に仮眠室とシャワーがあります。
その前はサラダやサンドイッチなどの軽食が注文できるレストラン。
ここではいろいろな具材を注文してホットサンドイッチを作ってくれます。
その他にサラダやフルーツなどがあり、サンドイッチは出来上がると席まで持ってきてくれます。
味もとっても良く、ここの食事だけでも十分に満足できると思います。
これは中2階のレストラン部分から撮影されたものですが、左手手前が入り口で奥のガラス扉の向こう側がサンドイッチなどが注文できるレストランになります。
写真右手には写っていませんが大きな部屋があって、そこでもホットミールや飲み物が楽しめます。
その部屋に隣接してビジネスセンターとプレイルームがあります。
ビジネスセンターにはパソコンやプリンターなどがありますので、ちょっとしたレポート程度であれば対応することが出来ます。
写真右手手前にはシャワー室がもうひとつあります。
こちらのシャワー室の方が混み合いますので、満室の場合は予約するか奥のシャワー室を利用します。
こちらは逆方向からの撮影になります。
正面の中2階にあるのがメインダイニングになります。
この中2階にはエレベーターか階段で行くことが出来ます。
階段を上がるとメインダイニング
メインダイニング中央にはドリンク類を注文するカウンターがあります。
食事はホットミールのカウンターが左右にそれぞれ1箇所(だいたい同じ内容です)
違うところにデザート専用のカウンターがあります。
ホットミールのカウンターの内容は普通のビジネスラウンジと同じような内容になります。
中東風の食事が多く、好みは分かれると思います。
ここではウエイターやウエイトレスが大勢働いています。
そのスタッフにメニューを依頼するか、階段横のカウンターにいるスタッフにメニューを依頼するとメニューをもらうことが出来ます。
メニューの中身はサーモンステーキや子羊の煮込み料理やサーロインステーキなど、その時によって違いますが9種類ぐらいの食事が記載されています。
スタッフに注文するとキッチンで作って持ってきてくれます。
写真がないので紹介できませんが内容的には普通のレストラン以上の内容になります。
ボリュームもあり、味も何度か頂きましたがどれもおいしかったです。
アル・ムルジャン ビジネスラウンジはオープン当初はワンワールドのサファイヤ以上やマイレージクラブ、プリビレッジ・クラブのゴールド会員以上でも利用できましたが、今はビジネスクラスに搭乗される乗客しか利用することが出来なくなっています。
2位 羽田国際空港(日本)
東京国際空港羽田空港は国内線と国際線の両方のターミナルを誇り、観光立国としての日本の発展を促進する上で非常に重要な役割を果たしています。羽田は最高の空港に選ばれました:7000万人以上の乗客、世界で最もクリーンな空港、世界で最も優れた国内空港、2020年で世界で最も優れたPRM /アクセス可能な施設。
3位 チャンギ国際空港(シンガポール )
シンガポールチャンギ空港は、世界中の200を超える目的地と接続しています。80の航空会社が週5000便の発着を行っています。チャンギ空港は、アジアで最高の空港、世界で最も優れた空港レジャー設備、そして最高の空港に選ばれました: 2020年の乗客数は 6000〜7000万人。
まとめ
今回のランキングで、今まで1位になっていたシンガポールチャンギ空港が3位になったほか、ベスト5になっていた香港国際空港が10位になり、ランクインすれすれの状態になっています。
そういった点ではハマド国際空港も同じ事なのですが、シンガポールのチャンギ空港も香港国際空港も共に国際線がなく、新型コロナウィルスの影響で思うように運航できない国際線が縮小している影響を受けていると思います。
また、香港国際空港はデモの影響や政治的な影響も関係しているのかとも思います。
日本の中部国際空港も今回、ランク圏外になりました。
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