マリオットがSPGを買収して世界最大のホテルチェーンになったことは、特に旧スターウッドをメインに利用していた会員にとっては非常に不安でした。
SPGプログラムは、低ポイントによる無料宿泊、航空会社の乗り換えオプションのおかげで、満足度の高いホテルプログラムでした。
合併自体は時間がかかりましたが、ほぼ完全に統合されて稼働しています。
航空会社の乗り換えプログラムはそのまま保たれ、新しい無料宿泊に必要なポイント数をあらわす表は、変動制ではないのでわかりやすいと思います。
ただし、ポイントの積算率や無料宿泊に必要なポイント数の増加など基本的な部分で以前とは大きく変わっている部分があり、ポイントの効率的な使い方を考える必要があります。
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マリオットのポイントによる無料宿泊のチャート
現在、マリオットボンボイプログラムにほぼ1年半がかかり、ポイントを利用する無料宿泊に関して、すべての主要な変更が終わろうとしています。
これには、カテゴリ8の新設とピークおよびオフピーク、そしてスタンダードの特典レートの導入が含まれます。
マリオットに加盟している7,000軒ほどのホテルで、カテゴリ8に所属するホテルは当然高級ホテルになり、有料での宿泊代は高額になります。
そう考えるとカテゴリ8の新設は理屈に合っているような気がします。
それでは、マリオットポイント価値を高める方法を考えたいと思います。
5泊目無料
やはりマリオットのポイントを最大限に活用する最も簡単な方法の1つは、ポイントを使った特典宿泊で5泊目を無料で利用することです。
この割引は、5泊以上のオンライン予約の場合に自動的に適用されますが、スタンダードルームのみが対象となります。
ただ今回のピーク、オフピークの導入によって最初の4泊がスタンダードまたはオフピークのポイント数で、5泊目がピークのポイント数の場合、5泊目は無料になりません。
1回の特典滞在で5泊目を複数回無料で獲得できます。
もちろん、ポイントを使った特典宿泊で5泊目を無料で利用することはマリオットホテルのほぼすべてのホテルで利用できます。
これは、カテゴリ8のモルディブに滞在している場合でも、自動的にポイントの価値を25%高める簡単な方法です。
マリオットでの4泊のポイント滞在を考えている場合は5泊までに延泊を考えるべきです。
この機能を、マリオットポイントから大きな価値を得るための次の方法と組み合わせることもできます…
ポイント&キャッシュ
マリオットポイントを利用するためのオプションがいくつあるかを考えると、ホテルの滞在で連泊ならすべての滞在をポイントを利用して5泊することがお得な使い方になります。
しかし、連泊ではない滞在をするときにはポイント&キャッシュで滞在を考えて、有料の滞在に変えることができます。
マリオットポイントのポイント価値を価格に換算した場合、ホテルの料金が曜日や日にちによって変動することを考えると、それとの兼ね合いになりますが、お得に宿泊できることが可能になります。
上記のように、5泊目無料の割引で連泊をすることもできますが、少なくとも5泊分のポイントを使用する必要があります。
ポイント&キャッシュでは連泊する必要はありません。
たとえば、3泊の宿泊の場合、安い価格で宿泊できる2泊分をクレジットカードで宿泊、さらに1泊分の宿泊料金の高いときだけポイント&キャッシュで宿泊を予約することができます。
これにより、ホテル代の節約をできます。
最上層のホテル
マリオットの加盟ホテルには、世界で最も優れた豪華なホテルなど、普通ではなかなか宿泊できないホテルが数多くあります。
これらには、多数のリッツカールトンやセントレジスのホテル、オールスイートのホテル、ドバイ郊外の砂漠にあるアルマハリゾート(部屋数が少なくそれぞれに専用の大きなプールがあります)などの夢のようなホテルが含まれます。
スターウッドの時にはこれらのホテルに関しては個別のポイント数を設定していましたが、マリオットはそれらをカテゴリ8として通常のアワードチャートに組み込んでいます。
残念ながら、これらの目的地の多くはピーク時の設定が多いため、これらのホテル(セントレジスモルディブやセントレジスボラボラなどのホテルを含む)は、ピークのポイント数が必要になります。
念のため、ここでは、カテゴリ8の価格設定がピークレートとオフピークレートでどのように違うのか記載しておきます。
- オフピーク:70,000ポイント
- スタンダード:85,000ポイント
- ピーク:100,000ポイント
ピーク時の価格設定であっても、これらのホテルの多くは信じられないほどの割安で宿泊できます。
多くの場合、1泊800ドルをはるかに上回る価格で販売されています。
アルマハでのアワード予約は、1日3回の食事と2回の砂漠でのアクティビティが含まれているため、実質的にすべて込みの料金になります(アルコールは追加料金がかかります)。
それを100,000ポイントはお得に感じると思います。(有料の滞在費が1泊20万円ほど)
そして豪華と言えばもちろん、世界で最も象徴的ホテルの1つであるセントレジスモルディブもあります。
「モルディブ」と言うだけで、水上ヴィラのイメージを思い起こさせます。
セントレジスでのポイントによる無料宿泊予約は実際にはガーデンヴィラになります。
繁忙期には、これらの部屋は1泊2,500ドル以上で販売されます。
1泊で100,000ポイントのピークレートのポイント数を利用したとしても、格安で滞在することができます。
カテゴリ5のホテル
モルディブのホテルに滞在することは難しいですが、実は最も利用しやすいのはカテゴリ5のホテルになります。
これは、スタンダードのポイント数でカテゴリ5のホテルを予約する場合は35000ポイントになります。
カテゴリ5は、リーズナブルな価格の高級ホテルになります。
ロサンゼルスのようないくつかの大都市では、無料宿泊の交換方法を決定する際に、12種類もの選択肢から選択できます。
過去2年間で、次のカテゴリ5の施設での滞在を楽しんでおり、旅行代の節約になりました。
マリオットロサンゼルスエアポート
マリオットアナハイム
シェラトンユニバーシティ
これらのホテルはすべてカテゴリ5になり、滞在費用は1泊200ドルから300ドルになります。
新しい都市に旅行するときはいつでも、最初にカテゴリー5に焦点を当て、ホテルの基準にしています。
まとめ
スターウッドとマリオットの統合からのプログラム変更で低カテゴリのホテルほどポイント数が増加し、実際のポイント価値を下げています。
逆に高カテゴリのホテルに関しては、実際の滞在費とポイント数を考えたときに、それほど悪い内容ではありません。
日本にはすくないか、対象のホテルのないカテゴリ4やカテゴリ3を海外でよく利用していた方にとっては、統合してからのプログラム変更は悪い変更になります。
日本を中心に利用される会員にとっては使い方次第でお得に利用できると思います。
ただし、休みを自由に設定できる方にとっては有利ですが、カレンダー通りの休日の方にとってはピークのポイント数が標準になるので利用できる機会が減るかもしれません。
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