長期間の旅行や出張の際に「ノート型パソコン、タブレット、またはスマートフォン」の何が必要かと言うことは各デバイスには長所と短所があり、機能が重複しているため、旅行に適したものを選択するのは難しい場合があります。
デバイスごとに、大きさ、重量、セキュリティなど、本当に必要かを含めて重要な問題です。
今ではノート型パソコンも軽い機種が販売されていて1Kgを下回る重量の携帯型パソコンも増えています。
しかし、ノート型パソコンやタブレットは単体では軽いのですが、周辺機器やケーブル、バッテリー、そして複数のデバイスを持って行くと大きなスペースと無視できない重量になります。
出張の際には多くのデバイス(および多くの充電器)を携帯しています。
ノート型パソコン、タブレット、スマートフォンの他にもMP3プレーヤー、スピーカー、Kindleなどの電子書籍、ゲーム機など持って行こうとしたらきりがありません。
実際に大きなスーツケースよりも機内に持ち込むキャリーバッグの方が重たいこともあります。
本当に必要なデバイスを選択するとしたらスマートフォンになると思いますが、スマートフォン、ノート型パソコン、タブレットを滞在先で携帯する場合の長所と短所を以下に示します。
Contents
スマートフォン
スマートフォンは必ず携帯すると思います。
電話機能の他にカメラになり、地図になり、翻訳ができ、音楽も聴けてゲームも出来ます。
友人や家族とコミュニケーションを取り合う事が出来ます。
スマートフォンは軽くて小さく、荷物をシンプルに保ちたい旅行者に最適で、今や旅行の時には何よりも優先して持って行くアイテムになっています。
長所
- スマートフォン1台で複数のデバイスの代わりになります。懐中電灯、地図、音楽プレーヤー、目覚まし時計、カメラを持って行く必要がなくなりました。
- 国際ローミングを利用しなくても、必要なときに簡単に接続できます。カフェ、空港、鉄道駅では通常、無料のWi-Fiを利用できます。
- オンラインとオフラインの両方で機能する数百の便利な旅行アプリがあります。通貨計算、翻訳ツール、ナビゲーション、ガイドブック、旅程表などは、旅行をより簡単にするのに役立ちます(NetflixAMAZON Musicなどやその他のエンターテイメントアプリは言うまでもありません)。
短所
- 最大の欠点はバッテリー寿命です。1台ですべての機能を利用する場合にバッテリーは1日も持たないと思います。アメリカの国内線などは6時間程度になるフライトも多く、電源が無い飛行機も多い状態です。長時間のフライトなどでは宿泊先に到着する前に電話が切れることがよくあります。空港などでも充電する方が多く電源ソケットを見つけるのは必ずしも簡単ではありません(つまり、外部バッテリー充電器を購入する必要があります)。
- スマートフォンのサイズは大きくなっていますが、画面は娯楽に利用するには理想的ではありません。本や映画は小さな画面では見えづらい場合があります。
- スマートフォンでの文字入力は、Facebookを更新したり、簡単なメッセージを送信したりする場合には問題ありませんが、さらに多くの文字入力には慣れていないとイライラすることになります。
推奨機種
仕事で入力や編集を使用する予定がなく、小さな画面を気にせず、マップや翻訳などの基本的なアプリを使用する必要があるだけであれば、スマートフォンが最適です。基本的にどんなスマートフォンでも構いません。
ただし、ホテルやレンタカーなどの利用で親和性の高いのはAppleのiPhoneシリーズになります。iPhone7以降であれば特に問題はありませんが優れたカメラが必要な場合は、iPhone11を検討してください。
特にレンタカーなどで接続を考えない場合にはAndroid搭載のスマートフォンでも問題はありません。
タブレッ
iPadが10年前に発売されて以来、タブレットの人気は年々高まっています。
スマートフォンよりも画面が大きく、バッテリーも長持ちします。しかし、その分高価になり、より多くのスペースを占有します。
個人的に旅行の場合に最も利用するのがタブレットになります。
タブレットは、より大きな画面(映画や本の場合)が必要な場合や、パソコンで出来る簡単な作業を大きなキーボードで行う必要がある旅行者にとって、に最適なデバイスです。
また、アプリ、ゲーム、オフラインテレビ番組を満載できるので、家族旅行には最適です。
長所
- 標準の通話機能が無い機種が多く、もし電話を利用する場合はデーター通信を利用してSkypeなどのツールを代わりに使用できます。
- 特にフライトモードやWi-Fiのみを使用している場合、バッテリーの寿命は通常スマートフォンよりも長くなります。
- タブレットがセルラーモデルの場合、SIMカードのロックが解除されている場合が多く(または解除可能)、ローカルのデータSIMを入手するかクラウドSIMを利用することによってオンラインにすることが可能になり、その際の情報量はスマートフォンの比ではありません。
短所
- タブレットは小さい7-8インチのタブレットでもポケットに収まりません。特に10インチ以上のフルサイズのタブレットを持っている場合は、リュックやトートバッグが必要になります。
- タブレットで写真を撮るのは面倒です。カメラ機能もスマートフォンよりも劣るものが多く、また取り出しにくいのも問題です。
- 画面は大きくなりますが、アプリと入力は通常、スマートフォンとまったく同じです。つまり、タイピングは適切なキーボードを使用するよりも遅く、実際の作業を行うためのソフトウェアは限られています。Bluetoothキーボードを使用して入力を高速化することもできますが、これは別途購入、電源供給、持ち運びが必要になります。
推奨機種
1台でより多くのことをしたい人、特に多くの映画や漫画を見る人にとって、タブレットは非常に優れています。
タブレットに関しては、閲覧や視聴がメインであればSamsung Galaxy Tab S6やiPad mini、テキストの入力や簡単な作業であれば10インチ以上のタブレットをお勧めします。
基本的にはiOSでもAndroidでも同じ事が出来ると思います。
個人的には、タブレットはスマートフォンと連携して場面によって使い分けることになります。
機内持ち込みのみの旅行者の場合、あまり重くすることなく、両方(およびケーブルと充電器)を簡単に利用することが出来ます。
ノート型パソコン
旅行中にインターネットに接続して作業をしたり、編集や業務用のソルトを使用したい場合、ノート型パソコンを携帯するか、インターネットカフェやホテルのワークスペースを利用するしかありませんでした。
タブレットの発達によって簡単な作業であれば対応することが出来ますが、仕事での作業では多くの場合パソコンが必要になります。
長所
- ノート型パソコンの最大の利点は、汎用性です。旅行者が必要とする可能性のあるほとんどすべてを実行するソフトウェアがあり、Webサイトは常にコンピューター上で最適に動作します。ストレージ容量が問題になることはめったになく、別のカメラ/電話から写真をバックアップするのは簡単です。
- ノートパソコンは、タブレットや携帯電話よりもはるかに強力で、より大きな画面と適切なキーボードと組み合わせることで、作業をより速く簡単に行うことができます。これは簡単なテキスト入力に関しても優れています。
- タブレット型のノートパソコンでは、別々のデバイスを持ち歩くことなく、時にはタブレットとして、時にはパソコンとして両方の機能を提供します。
- 外出先で作業する場合は、ラップトップが必要です。
短所
- 重量に関してノート型パソコンは常に軽量化されていますが、充電器の重さを追加すれば、ホテルの部屋や空港のラウンジでの作業になります。
- 価格が高い。
- 普通の旅行者にはあまり必要としない機能
推奨機種
旅行先でも仕事をする方にとってはノート型パソコンは必要になります。
ただし、通常の旅行者で、スマートフォンやタブレットを持っている場合は、ノート型パソコンを持参する必要はありません。
長期旅行者の場合、使用する時間が長いので、ノートパソコンは持って行く価値があります。ただし、数日間の観光旅行の場合は、スマートフォンまたはタブレットだけで対応できる可能性があります。
ノート型パソコンに関しては少しでも軽量、コンパクトなものを選ぶ必要があり、バッテリーの駆動時間も重視する部分です。
画面の解像度や大きさはそれほど重視していません。なぜならホテルなどではテレビに接続することが可能で大きな画面が必要ならケーブル1本で対応可能です。
ほとんどのカジュアルな旅行者にとって、スマートフォンは最良の選択です。それはほとんどのガジェットの代わりになり、ポケットに収まります。
そしてキーボードを用意するなら文字数の多いテキスト入力も可能になり、SIMロックされていない機種の場合、モバイルデータの取得は現地のSIMを利用することによって比較的安価に接続可能で環境を変えること無くアプリなどを利用することが出来ます。
タブレットを一緒に持って行くことによってスマートフォンの決定をカバーすることが出来ます。
本格的な仕事やオフラインで作業しない限り、旅行でラップトップを使用する必要はほとんどありません。
個人的にどれか一つを持って行くとなったら10インチ以上のタブレットになります。
もし、それぞれを持って行くのであればスマートフォンはiPhone(機種は問わず)、タブレットは7インチ程度のiPad miniやAndroidの7インチタブレット。
ノート型パソコンは1Kgを切る、今は廃盤になっている12インチのMacBookやPanasonicのレッツノートCF-RZシリーズなどが候補ですが、拡張性と接続端子が多いのでレッツノートCF-RZあたりになります。
マイクロソフトのsurface Proも性能的には問題ありませんが、キーボードカバーを含めると1,3Kg程度になり拡張性も専用のドックなどを購入する必要がありますので候補から外れると思います。
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