新型コロナウィルスの影響で航空会社やホテルチェーンはキャンセル条件の緩和、上級会員の期間延長、上級会員になるための基準の引き下げなど様々な対策を行っています。
今回のヒルトンオナーズの対策もそのひとつで、上級会員になるための2020年の滞在実績を2021年の上級会員資格に追加するようになります。
これにより2021年の実績で2022年の上級会員レベルを決定できますので今年の実績があると有利になります。
今回の上級会員資格の持ち越しに関しても、大手ホテルチェーンではヒルトンオナーズが初めてになると思います。
ヒルトンオナーズではすでに上級会員の期間延長など次のような対策を行っています。
2019年にステータス要件を満たしておらず、3月31日にダウングレードされるヒルトンオナーズの会員は、ステータスが2021年まで1年延長されます。
2020年にシルバー、ゴールド、またはダイアモンドステータスを獲得した会員は、2022年3月までが有効期間になります。
ヒルトンオナーズのポイントも2020年末まで期限切れになりません。
2019年に上級会員の達成ができない会員
2019年の実績で2020年3月31日に上級会員のランクが下がる予定のすべての会員(ダイヤモンド、ゴールド、シルバー)は、2021年3月31日まで自動的に期間が延長されます。
2020年現在の上級会員資格を延長
2019年の実績で2020年に適用になる上級会員レベルの有効期間を2022年3月31日まで延長します。
つまり、今後24か月間、今日利用できるすべてのダイヤモンド、ゴールド、シルバーの特典を引き続き利用利用することができます。
ヒルトンオナーズポイントの有効期間延長。
2020年12月31日までに期限切れとなる予定のすべてのポイントの期限切れを一時停止します。
このように2020年に滞在が無くても、2021年の上級会員は維持することが出来ます。
今回の上級会員資格の持ち越しは2つの利点があります。
一つ目は今年の実績が無駄にならないことです。
上級会員の期間が延長になり、ヒルトンオナーズを利用しなくても降格になることはありません。
しかし、来年の実績になるのであれば積極的にヒルトン系列のホテルを利用する方もいると思います。
二つ目は2021年の実績が少なくても上級会員になれたり、維持することが出来ます。
これは新型コロナウィルスの影響がいつまであるかわからない状況で、2021年の滞在も少なくなることが考えられます。
今と同じ状況であれば、さらにもう1年延長があるかもしれませんが、もし感染が少なくなったとしても旅行などの需要が急激に回復するわけではありません。
そうなると2021年の実績が上級会員に基準を下回り、維持できない状況になることも考えられます。
その場合は2020年の実績を加算することで、より容易に上級会員を維持することが出来ます。
まとめ
新型コロナウィルスの影響がいつまであるのか?終息するのか?ワクチンはできるのか?など連日ワイドショーでも取り上げられています。
先のことはまったくわからない状況で、日本でもGO TOトラベルキャンペーンなどで旅行が今までと比較して増加すると思います。
海外旅行は渡航先がほとんど無い状態で、国内旅行が中心となります。
各ホテルチェーンは少ない需要を確保するために様々な施策を行っています。
ポイント購入に対するキャンペーンや割引のセール、割引されたバウチャーの販売、そして上級会員に対する優遇や基準の引き下げなどがあります。
今年一泊も実績が無くても上級会員を維持できるなら無理をして利用する必要もありませんが、その実績が来年の実績に加算されるのであれば今年の滞在が無駄ならずにすみます。
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