ヒルトンオナーズ・プログラムは、ここ数年で大幅な変更が行われました。
ポイントの獲得に関して、ゴールド会員以下は以前と比較して獲得できるポイントが少なくなりました。
この変更はヒルトンオナーズ・プログラムの全体的な価値を低下させたと思いますが、最上級会員のダイヤモンド会員に関しては滞在時に獲得できるポイント数が変更前よりも増えています。
海外のホテル利用が多いとヒルトンオナーズのゴールド会員でもラウンジなどを利用できることが多く、お得に利用できると思います。
しかし、国内では特典内容が違いますので、ダイヤモンド会員のメリットは際立っていると思います。
Contents
ダイヤモンド会員の獲得
ヒルトンオナーズのダイヤモンド会員は、他のホテルプログラムと比較して最も簡単に獲得できる最高級のホテルエリートステータスであり、さまざまな方法で獲得することができます。
一般的な達成方法は暦年に30滞在または60泊した後、または1年に120,000ベースポイントを獲得した後にダイヤモンド会員になれます。(ベースポイントは、ヒルトンオナーズに加盟しているホテルで獲得した1ドルあたり10ポイントで、エリートボーナスポイントは除外されます)。
旅行には頻繁に行くことはないが、豪華な特典を楽しみたい人には、ダイヤモンドステータスを獲得するために他の方法があります。
ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード(年会費67,500円(税込))カード会員は自動的にヒルトンオナーズのゴールド会員を取得し、次の条件をどちらかクリアした場合にダイヤモンド会員になることができます。
滞在・宿泊条件 1暦年間(1月1日~12月31日)に10回の滞在または20泊すること
プラチナカードご利用条件 1月~12月のご請求金額のうち、お買物ご利用分の合計が120万円(含む消費税等)以上になること
以前はスターウッドのプラチナ会員は年間に25滞在で最上級会員にあることができましたが、現在は30滞在以内で最上級会員になれる高級ホテルを含めたホテルプログラムはありません。
そういった意味でも最上級会員になることが比較的容易なホテルプログラムになります。
ダイヤモンド会員の特典
部屋のアップグレード
ホテルを予約する際に最低価格の部屋を予約しても、ホテルの上級会員なら上層階や眺めのいい部屋にアップグレードされることがほとんどです。
それはヒルトンオナーズの場合ゴールド会員でもシルバー会員でも同じですが、ダイヤモンド会員は世界中のヒルトンオナーズのホテルで空きがある場合にスイートルームまでのアップグレードを期待することができます。
そのことは下位の上級会員と大きく違う点です。
金額的に見ても最も安い部屋を予約してスイートルームなどへのアップグレードをすると、多くの場合、1泊あたり数百ドルの差額が必要な場合があり、これは最も価値のある特典の1つになります。
ボーナスポイント
ヒルトンオナーズは会員のランクに応じて滞在でもらえるポイント数が大きく違います。
以前のプログラムと比較するとゴールド会員で同じくらいになり、それ以下では少ないポイント数になっています。
逆にダイヤモンド会員は、以前と比較しても多くのポイントを得ることができるのでお得になります。
ダイヤモンドは100%ポイントボーナスを獲得することになりますのでほとんどのホテルで1ドルにつき10ポイントがさらに増加します。
つまりベースポイントと合わせると1ドルにつき20ポイントになります。
エグゼクティブラウンジの利用
ダイアモンド会員は、本人と同伴者1人分の無料の朝食に加えて(ゴールド会員も同じく無料です)、エグゼクティブフロアルームにアップグレードされていない場合でも、エグゼクティブフロアラウンジがあるホテルでは利用することができます。(ゴールド会員はエグゼクティブフロアルームにアップグレードされた場合は利用可能)
すべてのホテルにラウンジがあるわけではありませんが、ラウンジがある場合は朝食、オードブル、イブニングカクテルなど、1日に複数の食事やアルコールを含めた飲み物を提供しています。
ウェルカムアメニティ
ウェルカムアメニティは、他のホテルプログラムでも様々なものやサービスを提供しています。
同様にヒルトンオナーズのダイヤモンド会員はチェックイン時に歓迎のウェルカムアメニティの提供を受けることができます。
内容的には、ボーナスポイント、無料のドリンク、またはフルーツや焼き菓子などホテルによって違います。
ポイントを利用した特典滞在の5泊目無料
この特典はすべてのヒルトンオナーズの上級会員(シルバー会員以上)で利用することができますが、ダイヤモンド会員はより多くの期間に利用することができます。
ダイヤモンド会員は 最大20泊の滞在で5泊ごとに無料で利用することができます。
ただし、それだけの長期間の休暇を取れる方は少ないと思いますので、実際はゴールド会員などでも同じように利用することができます。
ただし、滞在するためにポイント数が多いホテルなどに連泊する場合は、長期間の滞在ではダイヤモンド会員に有利になります。
まとめ
ヒルトンオナーズの最上級会員であるダイヤモンド会員は他のホテルプログラムの最上級会員と比較して、最もお得な特典があるわけではありません。
ホテル数もマリオットやIHGリワードクラブと比較しても少ないため、選択肢が限られる場合があります。
日本国内だけを考えても加盟しているホテル数は、他のホテルチェーンと比較すると少ないことがわかります。
しかし、ダイヤモンド会員になるための滞在数は他のホテルプログラムの最上級会員と比較すると半分以下になり、年間に30滞在はそれほど難しい回数ではありません。
上級会員なるために費用と特典を考えると費用対効果が高いホテルプログラムになると思います。
ゴールド会員の特典内容とクレジットカードに入会するだけで(ヒルトン・オナーズ・ゴールドVISAカード年会費14,150円(税込)ただし新規募集は終了し、他のクレジットカードブランドで発行予定)ゴールド会員になることができる容易さなど他のホテルプログラムにはない特徴があります。
コメントを残す