変動制に移行しているユナイテッド航空はデルタ航空と同様に予約状況に応じて特典航空券の必要マイル数を自由に変更することができます。
ANAを使った国内線では変化は見られませんが、国際線では徐々にその影響が出始めています。
内容的にはエコノミークラスの必要マイル数に変化は見られませんが、ビジネスクラス以上の座席に関してははっきりと影響が出ています。
この傾向が拡大するようであれば、ユナイテッド航空のマイルはANAの国内線で利用するか、早い内に国際線を利用して、とりあえずユナイテッド航空のマイルを消費していた方が良いかもしれません。
実際に東京からロサンゼルスの片道特典航空券(往復の場合は2倍)を見てみると
エコノミークラスは片道35,000マイルと今までと変わらない日が多く、高いマイル数の日でも38,500マイル程度なので、差はほとんどありません。
一方でビジネスクラスの特典航空券に関しては通常は70,000マイルが基本となりますが、5月から6月にかけて検索をしてみると175,000マイルの日が多く設定されていて、少ないときで70,000マイル。
多いときで240,000マイルの日もありました。
今のところ70,000マイルで予約できる日もありますが、新型コロナウィルスの影響で需要が低迷している国際線で、今の状態でこのマイル数が必要にあるなら、通常の状況になったときにはデルタ航空のビジネスクラスのように高いマイル数が必要な日がほとんどになる可能性もあります。
また特典航空券を検索していて気がついたのですが、ANAをはじめスターアライアンスの航空会社がほとんど利用できなくなっています。
これはもしかしたらANA便が運休している可能性もありますが、運休しているなら検索に表示されないとも思います。
前はANA便などもロサンゼルス線では普通に予約することができましたので、今後もチェックが必要になります。
どちらにしても、今までユナイテッド航空を利用していた方にとっては、あまり良い傾向ではなくユナイテッド航空のマイルを使ってANAの国内線をメインに特典航空券を予約している方を除いて今後の対応を考える必要があります。
1点目は毎月のように行われているボーナスマイルや割引で購入できるマイル購入キャンペーンでマイルを購入する事は様子を見た方が良いともいます。
2点目はユナイテッド航空提携のクレジットカードに関してです。
ユナイテッド航空提携のクレジットカードの一部は100円の利用に対して1.5マイルなので、1,000円(税込)につき15マイル貯まります。
還元率としてはJALカードやANAカードよりもより多くのマイルがたまるのでお得なクレジットカードになります。
しかし、利用する特典航空券の必要マイル数が上昇するなら、高還元率も実際には効率の悪いクレジットカードになります。
実際にMileagePlusセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを持っていますが、年会費55,000円(税込)な事を考えると解約すること考えています。
その代わりに、もっと安いユナイテッド航空提携のクレジットカードを利用するかというと現状では難しいと思います。
どちらにしても、今後の動向に注意してクレジットカードの更新が9月になりますので、それまでに考えたいと思います。
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