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「マルコポーロクラブ」と「アジア・マイル」を統合
香港を拠点とするキャセイパシフィック航空はワンワールドの有力な航空会社のひとつになります。
キャセイパシフィック航空はマイレージプログラムのアジアンマイルと上級会員の会員制度マルコポーロクラブがあります。
普通の航空会社は両方が同じプログラムで運営されますがキャセイパシフィック航空は別の組織になります。
キャセイパシフィック航空は今回、この「マルコポーロクラブ」と「アジア・マイル」を統合することを発表しました。
そして、今後2022年を目処にマイレージプログラムを大幅に変更することを発表しました。
キャセイパシフィック航空のマイレージ変更
今回、キャセイパシフィック航空は2つのゴールを発表しました。
一つ目のゴールは、よりわかりやすく、利用しやすいマイレージプログラム。
「マルコポーロクラブ」と「アジア・マイル」をキャセイパシフィックのもとに統合することで、利用者のステータスの獲得ならびにマイルの利用についてのやりとりをシンプルにします。
二つ目のゴールは、キャセイパシフィック航空およびマイレージプログラムをより魅力的にすることになります。
サービスを統合し、上質なパートナーシップを築いて行くことで、さらにすそ野の広いプロダクトやサービスを提供して、利用者の旅とライフスタイルを豊かにします。
今後数か月を経て、さまざまな新しいオファーを展開していく予定のようです。
そして、2022年前半のマイレージプログラムの刷新を予定しています。
上級会員を管理するマルコポーロクラブ
キャセイパシフィック航空のマイレージプログラムはアジアンマイルになります。
ですが、上級会員になるための有料の会員制度はマルコポーロクラブになります。
アジアンマイルは無料で参加できますがマルコポーロクラブは入会や1年ごとの更新は有料になります。
マルコポーロクラブで上級会員になると、他の航空会社同様にキャセイパシフィック航空に搭乗する際に様々な特典を利用できるようになる他にワンワールドに加盟していますのでJALやアメリカン航空などに搭乗する際も特典を利用できます。
マルコポーロクラブは入会したときの「グリーン・ティア」、「シルバー」、「ゴールド」、「ダイアモンド」になります。
マルコポーロクラブでは昔はマイルを基準に上級会員を管理していましたが数年前にクラブ・ポイントを基準にして上級会員を管理するようになっています。
クラブ・ポイントはJALやANAでも同じような制度を導入しているのでわかりやすいと思いますが、予約クラスと飛行距離ゾーンでわかれます。
より多くのクラブ・ポイントを獲得できるようにするためにはファーストクラスやビジネスクラスなどのより高い座席を利用し長距離を飛ぶことでより早く上級会員になれます。
上級会員になるために必要なクラブ・ポイント数は次のようになります。
グリーン 100 クラブ・ポイント
シルバー 300 クラブ・ポイント
ゴールド 600 クラブ・ポイント
ダイアモンド 1,200 クラブ・ポイント
他の航空会社では上級会員になるためにのポイントやマイルは積算されていって基準に達すると上級会員になり、そのまま引き続き積算することによってより高い上級会員になることが出来ます。
マルコポーロクラブの特徴として他のマイレージと違うところがあります。
入会したときはグリーンティアになります。
入会後や更新時から1年以内に300クラブ・ポイントを獲得することによってシルバーティアになります。
マルコポーロクラブでは上級会員にランクアップすると、クラブポイント数が0になり、そこからまた1年以内にクラブ・ポイントを積算して、次の上級会員になります。
マイルを管理するアジアンマイル
キャセイパシフィック航空のマイレージプログラム アジアンマイルは、2021年3月30日にマイルズプラスキャッシュを導入し、アジア・マイルのマイレージプログラムをダイナミックアワードに移行します。
アジアンマイルでこれまでにフライト特典が取れない事も多く、なかなか空席を見つけることが困難な時が多かったように思います。
今回、アジアンマイルではマイルをより柔軟に使用できるようになりました。
2021年3月30日より、キャセイパシフィック航空のウェブサイトで、フライト予約時のお支払いに一部をマイルで支払い残りをクレジットカードで支払って予約を行えるようになります。
このシステムは今までアジアンマイルの中で商品にマイルを交換するライフスタイル特典や香港エクスプレスのウェブサイトで行うことができました。
今回は、それらに加えてキャセイパシフィック航空のウェブサイトでも利用できるようになります。
このマイルプラスキャッシュはキャセイパシフィック便だけでなく、提携航空会社便でも利用できるようです。
これにより、多くのフライト空席状況からスケジュールにぴったりのフライトが取れ、また座席の選択肢も増えるので、旅行がさらに快適になります。
そして、フライトにとり特典航空券には無いアジア・マイルを獲得することもできます。
利用するには複雑な手続きはなく、航空券を購入する前に、キャセイパシフィック航空のウェブサイトで口座にサインインするだけで、航空券代をマイルのみで、またはマイルとキャッシュを組み合わせて精算することができます。
キャセイパシフィック航空はこちら
アジアンマイルはこちら
マイル プラス キャッシュ
航空券の新たな支払い方法「マイル プラス キャッシュ」なら、アジア・マイルとキャッシュを組み合わせての予約が可能に。
3月30日より、キャセイパシフィックのウェブサイトにて利用することができます。マイルの使用や獲得の方法が増え、さらに使いやすくなりました。
*最低必要マイル数は予約1件につき5,000マイルです(対象フライトのみ)
幅広い選択肢
マイルとキャッシュを組み合わせて、お客様にとって最適なお支払い方法を。
座席、フライト、どの目的地へも
キャセイパシフィックや提携航空会社の座席オプションの幅が広がり、すぐに予約が取れます。
マイルを使ってもマイルがたまります
航空券でマイルやクラブ・ポイントが獲得できます。
フライト特典の変更について
提供する特典種類をシンプルにするため、これまでの「チョイス特典」および「テーラード特典」は2021年3月30日以降は廃止となります。
お得な特典をお探しの場合は、人気のスタンダード特典を引き続き利用することができます。
関連:ワンワールドの航空会社でアメリカへのビジネスクラスがお得な航空会社
キャセイパシフィック提携クレジットカード キャセイパシフィックMUFGカード
マイルをためるのにクレジットカードは必需品です。
キャセイパシフィック航空のアジアンマイルも日本のクレジットカードが提携しているので、日常のお支払いでマイルをためることができます。
キャセイパシフィック航空は現在、キャセイパシックの航空券購入、 機内販売、宿泊・食事の支払い、日々のショッピングなどの利用でマイルをお得に獲得できるカードを2種類発行しています。
「キャセイパシフィックMUFGカード・プラチナ・アメリカンエキスプレスカード」と「キャセイパシフィックMUFGカードゴールドMastercard」の2種類になります。
キャセイパシフィックMUFGカードならではの特典
- ウェブサイトでの航空券の購入で、追加で100円につき1マイルを積算
- マルコポーロクラブ(グリーン会員)への初年度入会費無料
- 海外では100円=1.5マイル
キャセイパシフィックMUFGカードのメリット
プラチナカード会員サービス(抜粋)
- 「プラチナ・コンシェルジュサービス」、「プライオリティ・パス」、「手荷物空港宅配サービス」
- 「プラチナ・グルメセレクション」、「スーペリア・エキスペリエンス」
- 充実の各種付帯保険
たまったアジアンマイルの利用方法
キャセイパシフィック航空や最近ドラゴンエアが名称変更してキャセイドラゴンになった両方の航空会社が使用しているマイレージプログラムのアジアンマイル。
キャセイパシフィック航空はワンワールドに所属していますので、JAL便でもマイルの積算やアジアンマイルを使ってJALの日本国内線や国際線を予約することも出来ます。
アジアンマイルでJALの予約がオンラインで出来ない
つい最近まではJAL便をアジアンマイルを使って予約する場合にはオンラインでは予約することが出来ず、アジアンマイルに電話をかけて予約するか、メールを送って希望の便名を伝えて返信を待つという方法で予約していました。
それが改善されてオンラインで予約できるようになったのですが、ここ最近はずっとオンラインで予約しようとすると便名を選択して予約を確定する時点でエラーが発生します。
エラーの内容は価格が変動したため、もう一度検索してください。と表示されます。
その後、何度検索しても、日付を変更しても、便を変更しても同じエラーが表示され、予約することが出来ません。
アジアンマイルに連絡をして、その件について確認したところシステムがおかしくなっていてオンラインで予約が出来ない状態とのことです。
復旧する予定も今のところわからないとのことでした。
オンラインで予約が可能になったときに、実際にオンラインで予約したことがありますので途中から出来なくなったと思います。
アジアンマイルの場合JALの日本国内線は15,000マイル(高い設定の時は30,000マイル)往復便を予約できるのでJALのマイルを使いたくないときには重宝しています。
キャセイパシフィック航空グループの構成
キャセイパシフィック航空は3社の航空会社を運営しています。
2社はワンワールドにも参加している航空会社になり、1社はLCCになります。
アジアンマイルで利用できるのはキャセイパシフィック航空とキャセイドラゴンになります。
キャセイパシフィック航空は、アジアおよび長距離路線に対応するフルサービスの航空会社です。ワイドボディ機のみ。ワンワールドに加盟。
キャセイドラゴン(以前のドラゴンエア)は、キャセイが主に中国本土との路線に使用していたブランドでしたが、最近ではより多くの地域に拡大しています。キャセイパシフィック航空と比較すると機材や座席は落ちますが、日本と複数の路線を運行しています。
ワンワールドのメンバーでもあります。
香港エクスプレスは、キャセイが昨年、買収した航空会社です。香港エクスプレスは、ワンワールドには加盟していない航空会社でLCCとして低価格で運営しています。
商品やホテル代に
今の状況では旅行に行くことも難しく、たまったマイルを特典航空券などに利用できない状況です。
そういった時にアジアンマイルでは、様々な体験や商品をマイルを使って購入する事ができます。
大体の感覚ですが1マイル=1円ではなく、1マイル=0.8円程度になると思いますが、使えないマイルを有効的に利用できます。
商品は電子機器やヘルス・ビューティー商品、肉や果物まで品揃えがあります。
カード名称 | キャセイパシフィックMUFGカードプラチナ・ アメリカン・エキスプレス®・カード |
キャセイパシフィックMUFGカードゴールド Mastercard® | |
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国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | Mastercard® | |
年会費(税込) | 本人: 27,500 円 家族:1人目無料、以降3,300 円/1人 |
本人:5,500 円 家族:1人目無料、以降 3,300 円/1人 |
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マイレージプログラム | アジア・マイル | ||
入会ボーナスマイル | 10,000 マイル | 3,000 マイル | |
国内ショッピング利用 | 100 円につき 1.5 マイル | 100 円につき 1.0 マイル | |
海外ショッピング利用 | 100 円につき 2.0 マイル | 100 円につき 1.5 マイル | |
追加特典 | キャセイパシフィックウェブサイトでの航空券購入*1 100 円につき 1.0 マイル
キャセイパシフィックの機内販売利用*2 5香港ドルにつき 2.0 マイル *1 キャセイパシフィックの日本のウェブサイト www.cathaypacific.co.jp にて日本円建てで購入した場合のみ対象 |
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カード限定特典 | 「マルコポーロクラブ」 グリーン会員への入会金無料 | ||
手数料割引 | マイルの更新・移行・ギフトマイル購入時手数料 10%割引 | ||
保険 | 海外旅行傷害保険 | 最高 1 億円 (自動付帯最高 5,000 万円+ カード利用条件最高 5,000 万円の合計1億円) |
最高 3,000 万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高 5,000 万円(自動付帯) | 最高 3,000 万円(カード利用条件) | |
ショッピング保険 | 年間補償限度額 300 万円 | 年間補償限度額 200 万円 | |
海外渡航遅延保険 | 最高2万円 | – | |
犯罪被害傷害保険 | 最高 1,000 万円 | – |
マルコポーロクラブのグリーン会員への無料入会について
マルコポーロクラブは、キャセイパシフィックのロイヤリティプログラムです。通常、入会費として100USドルかかるところ、当カードへお申し込みいただくことで、グリーン会員への初年度入会費が無料となります。キャセイパシフィックMUFGカードへの入会完了後、キャセイパシフィック ウェブサイトより手続きができます。マルコポーロクラブの詳細はこちらをご覧ください。
<マルコポーロクラブ入会方法>
- キャセイパシフィック ウェブサイトより「マルコポーロクラブへご入会ください」を選択
- マイレージプログラム「アジア・マイル」の会員についてのボタンを選択。
- 既にアジア・マイル会員の方はサインインして、初年度年会費無料の適用をお選びください。
- アジア・マイルの会員でない方は、マルコポーロクラブと同時にアジア・マイルへの入会手続きができます。
まとめ
アジアンマイルはクレジットカードの関係でマイルがたまりますので、よく利用しています。
以前は国際線のビジネスクラスをよく利用していましたが、JALの国内線にも利用していました。
今はなかなか飛行機を利用することができないので、たまったマイルは商品と交換しています。
現在所有しているクレジットカードの中でもキャセイパシフィックMUFGカードプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード は年会費と比較しても満足度は高く、メインのクレジットカードのひとつになります。
今回、「マルコポーロクラブ」と「アジア・マイル」を統合すると発表があり、シンプルなプログラムになることは利用者からすると利便性があります。
それと、アジアンマイルでの空室状況ですが、JALやANAのように上級会員に応じて空室が多くなるなどの機能はないようなので、新しくなったときにそういった事も改善されるかもしれません。
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