ホテルチェーンについて① マリオットボンボイ

ここ数年のホテル業界の中で、世界的な大手ホテルチェーンは統合や提携を繰り返し、規模の拡大を目指しています。

年々変わっていくホテルプログラムではプログラム全体の把握や、会員がホテルでポイントをためて効率的にそのポイントを使うためには、良くプログラムの内容をわかっている必要があります。

今回はマリオットを考えてみたいと思います。

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マリオットボンボイ

スターウッドホテルズアンドリゾーツとの統合により、131カ国に7,000軒以上のホテルを展開し、マリオットは世界最大のホテル会社を作りました。

マリオットのブランドはハイエンドのザ・リッツ・カールトンとセントレジスから、中間層のウェスティンとシェラトン、そして低価格帯のアロフト、モクシー、フォーポイントバイシェラトンまで、30以上のブランドで134カ国に7300軒以上のホテルを展開しています。

ポイントの獲得:

マリオットボンボイの会員は、ほとんどのホテルで1ドルあたり10ポイントを獲得します。

ただしエレメント、レジデンスイン、タウンプレイススイーツでの滞在は5ポイント、他の特定の滞在は1ドルにつき2.5ポイント。

ポイントの有効期間は、ポイントに増減がない場合に24か月後に失効します。

マリオットのポイントを獲得する方法

ポイントの交換:

マリオットボンボイは、ピーク時とオフピーク時のポイント設定で、無料宿泊に必要なポイント数をホテル側が3段階から自由に設定できるようになりました。

8つのカテゴリに分かれていて、ホテルの無料宿泊を利用する場合には、1泊あたり5,000〜100,000ポイントが必要になります。

マリオットはまた、1,500ポイント+55ドルから57,500ポイント+440ドルまでの現金とポイントを併用して滞在できる方法もあり、それを活用することによって、少ないポイントでも活用できるようになっています。

日本のマリオットに参加しているホテルで考えるとカテゴリ4とカテゴリ5のホテル数が全体の約半分を占め、無料宿泊に必要なポイント数も1泊あたり20,000〜40,000ポイントと実際の滞在費と比較しても適正で、日本全国に対象ホテルがあります。

関連:

マリオットボンボイ(Marriott Bonvoy )のポイントを活用する方法

マリオットのカテゴリ変更に伴うハワイの影響

マリオットBonvoyがホテルカテゴリーを変更 日本も16ホテルが影響を受けます。

マリオットポイントを航空会社に移行する意味(JALのマイレージバンク)

ハワイでポイントを使ったホテルでの滞在

マリオットボンボイプログラムによるポイントの最大化

 

上級会員:

マリオットの上級会員はスターウッドと統合した後に今までの3つのレベルから現在5つの上級会員レベルがあります。

シルバーは年間10泊で獲得でき、滞在の10%ポイントボーナスや空室状況に応じたレイトチェックアウトなどの特典が含まれます。

ゴールド会員は25泊で獲得すると、25%ポイントのボーナスに加えて、室内のプレミアムインターネットを利用できます。

プラチナ会員は50泊が必要で、滞在中に獲得できる50%のボーナスポイント、16時までのレイトチェックアウト、ウェルカムアメニティが含まれます。

チタンエリートは年間75泊以上滞在すると、75%のボーナスポイントを獲得し、一部のスイートにアップグレードできます。

最上階のアンバサダーステータスは年間100泊で20,000ドル以上を滞在が必要で、個人のロイヤルティコンシェルジュやチェックインとチェックアウトに関してチェックイン後24時間、ホテルの部屋を利用することができます。

クラブラウンジや朝食の特典はプラチナ会員以上を対象としており、実際的にゴールド会員以下の上級会員の特典は非常に限られたものとなります。

関連:

マリオットでの上級会員に対する朝食特典のガイド

マリオットの上級会員を維持できない場合

 

クレジットカード

マリオットBonvoy提携のクレジットカードは現在、アメリカンエキスプレスで発行されています。

入会時にもボーナスポイントの給付を行っていて、最初の3ヶ月で一定の金額を利用した場合に3万ポイントを提供しています。

毎年最大50000ポイントの無料宿泊に利用できるポイントがカード更新時に付属しています。

毎年5泊の自動エリートクレジットにより、上級会員になるための資格が通常よりも少ない回数でクリアできます。

さらに自動的にゴールドステータスが付与されます。

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関連:

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードの無料宿泊について

まとめ

マリオットの巨大なグローバル展開、多様なブランド、優れたクレジットカードを考えると、多くの多様性と柔軟性が必要な旅行者に最適なホテルチェーンです。

今では、どこに行ってもマリオット系列のホテルは多く、価格帯もホテルのブランドや立地も自由に選択することができます。

日本でも先日奈良にJWマリオットがオープンしましたので、これで展開するホテルブランドは15ブランド、ホテル数は50軒のホテルになりました。

今後も新規で開業する予定のホテルが多数あり、最終的に日本で展開するホテル数は80軒以上になる予定です。

そういった意味ではメインかサブに利用するホテルの候補に関して最有力なホテルチェーンになります。

tanahashi