日本では高級ホテルの多いワールドオブハイアット。
アメリカなどでは安価で滞在できるホテルブランドを展開しているので、お手軽な部分もあります。
ポイントを使った滞在など優れた部分の多いワールドオブハイアットについて詳しく見てみます。
Contents
ワールドオブハイアット
基本:
ハイアットは現在、主なホテルチェーンの中で最も規模が小さいプログラムになります。
低予算で滞在できるハイアットプレイスからデザイン重視のトンプソン、豪華なパークハイアットまで、20のブランドを65か国、900軒を超えるホテルで構成されています。
このプログラムは、スモールラグジュアリーホテルズとの提携しているので世界中の独立したラグジュアリーホテルのり利用でポイントの獲得やポイントを使った特典滞在を楽しむことができます。
その他、地域限定にはなりますがラスベガスではMライフリワードとの提携により他のホテルチェーンよりも利便性は高いと思います。
ポイントの獲得:
ワールドオブハイアットの会員は、傘下ホテルでの利用1ドルあたり5ポイントの基本ポイントを獲得できます。
ポイントは通常、24か月の間、アカウントにポイントの増減が無いと期限切れになります。
ポイントの利用:
ワールドオブハイアットのポイントを使った滞在に必要なポイント数を表したチャート表は、おそらくどのプログラムよりも最高の価値を提供します。
ホテルは8つのカテゴリーに分類され、無料宿泊はそれぞれ5,000〜40,000ポイントになります。
2020年3月22日から実施される予定だったシーズン制は、2021年まで延期されました。
これには、一部のホテルを除いて、すべてのホテルでのピーク価格とオフピーク価格の導入、およびホテルカテゴリの変更が実施される予定でした。
シーズン制が導入され特典チャートの変更が実施されると、ポイント数は1泊あたり3,500〜45,000ポイントになります。
ワールドオブハイアットのポイント&キャッシュを使用すると、2,500〜15,000ポイントと標準客室料金の50%の料金を支払う事でカテゴリ1〜7のホテルの特典宿泊に利用できます。
このタイプの特典は、カテゴリ8のホテルでは利用することができません。
ワールドオブハイアットの変更:ピーク時とオフピーク時の価格の開始日、カテゴリの変更など
上級会員:
ワールドオブハイアットには現在3つの上級会員レベルがあります。
ディスカバーリスト
最初のディスカバーリストステータスを獲得するには、10泊もしくは、年間25,000ベースポイント(5,000ドル相当)を獲得する必要があります。
特典には、プリファードルームへのアップグレード、無料のプレミアムインターネット、さらに滞在中の10%ポイントボーナスなどが含まれます。
エクスプローリスト
エクスプローリストは30泊または50,000ベースポイントを必要とし、20%ボーナスポイントのような特典、アップグレードの可用性の向上、毎年4つのクラブラウンジへのアクセス特典が含まれます。
グローバリスト
グローバリストのステータスには60泊または100,000ベースポイントが必要で、有料および特典滞在、クラブラウンジへのアクセス、ほとんどの施設での無料の朝食、無料のリゾート料金など、4つの確認済みのスイートアップグレードが提供されます。
ステータスは、一定数のエリート資格のある滞在、ベースポイント、または会議室などの利用で獲得できます。
上級会員になるためには、これらの各上級会員の基準のいずれか1つだけを達成する必要があります。
その他にも提携している航空会社の上級会員からのステータスマッチや提携しているホテルプログラムからのステータスマッチなどもあります。
ポイントの獲得は$ 5を使うごとに5ベースポイントを獲得します。
なので、ポイントで達成するにはディスカバリー会員になるためにはホテルの滞在で$ 5,000を使うことになります。
エクスプローリスト会員には、30泊または50,000ベースポイントが必要です。
グローバリストのステータスには、60泊または100,000ベースポイントが必要です。
ライフタイムグローバリストステータスは、1,000,000ベースポイントのみで獲得でき、滞在数では獲得できません。
そのため、ポイント数を考えるとホテルの支払いで$ 200,000を支払うことになります。
日本円で考えると約2,200万円の支払いが必要になります。
アメリカン航空のステータスチャレンジ
ワールドオブハイアットはアメリカン航空と提携して、会員が互いのサービスを利用するように設定しています。
アメリカン航空の上級会員は、アカウントをワールドオブハイアットのアカウントにリンクすることができます。
また、これはターゲットになりますがワールドオブハイアットステータスを獲得するためのファーストトラックオファーの対象となる場合があります。
ターゲットになった場合はワールドオブハイアットグローバリストステータスを授与されるようです。
MGM Mライフからのステータスマッチ
ハイアットは、ラスベガスのMGMリゾーツと以前からのパートナーシップを結んでおり、相互のエリート特典と完全なステータスマッチを提供しています。
MGMのMライフプログラムでエリートステータスをお持ちの場合は、ワールドオブハイアットステータスと一致させることができます。
Mライフパールメンバーは、ステータスをワールドオブハイアットディスカバーリストに合わせることができます。
ゴールド、プラチナ、またはNOIRステータスを持つ他のMライフ会員は、World of Hyatt Exploristに一致することができます。
ラスベガスのホテル会員プログラムなので、日本在住の会員は関係なさそうに思います。
しかし、MGMリゾーツは以前に他のホテルプログラムからのステータスマッチを行っていましたので、同じキャンペーンがある場合は、今持っているホテルプログラムの上級会員からMライフの上級会員になり、その後ワールドオブハイアットの上級会員になる事も可能になるます。
ワールドオブハイアットのパートナー:
ワールドオブハイアットとアメリカン航空は、以前にデルタ航空とスターウッドが行っていたようなパートナーシップを今年初めに開始しました。
その中でワールドオブハイアットグローバリストの会員はアメリカン航空エグゼクティブプラチナステータスになることができ、この特典は今までの他の航空会社やホテルプログラムの提携ではありませんでした。
ワールドオブハイアットとアメリカン航空の両方で上級会員をもっている場合、アメリカン航空のフライトでワールドオブハイアットポイントを獲得でき、ハイアットでの滞在に対してボーナスAAdvantageマイルを獲得できます。
こちらからパートナーシップページにアクセスできます。
アメリカン航空の上級会員にはワールドオブハイアットグローバリストのステータスが付与されます。
ただし、現在、ワールドオブハイアットコンシェルジュが厳選されたグローバリストに連絡し、2021年1月までアメリカン航空のエグゼクティブプラチナステータスを提供しているようです。
アメリカン航空のエグゼクティブプラチナステータスはワンワールドのエメラルド会員になれます。
アメリカン航空だけではなくJAL便などを利用する場合でも、JALのファーストクラスラウンジを利用することができます。
特にお互いのプログラムを使わない方でもパートナーシップオファーに登録することをお勧めします。
このパートナーシップは当然ディメリットはなく、ボーナスポイントやボーナスマイルがもらえて、さらには特典が多岐にわたる上級会員にもなれます。
まとめ:
日本での選択肢は他のホテルチェーンと比較すると少ないワールドオブハイアットですが、その特典内容やポイントを使った特典滞在に必要なポイント数の妥当性から、オールラウンドの優れたホテルチェーンになります。
日本では提携しているクレジットカードがないので、その点はマリオットやヒルトンオナーズよりも不利になります。
日本での展開も力を入れているようで、パークハイアットニセコなどの新しいホテルでポイントを獲得、交換ができるようになります。
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