アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントは、他のクレジットカードにはないポイント移行先の多さから3つの主要なアライアンスであるワンワールド、スカイチーム、スターアライアンスに参加する一部の航空会社にポイントをマイルに返還することができます。
その中で、スカイチームに参加している航空会社のマイルにアメックスのポイントを移行する際に、最大限に活用する方法を考えたいと思います。
Contents
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントの獲得
日常のクレジットカードの使用でポイントをためることは基本ですが、入会時のキャンペーンを利用して多くのメンバーシップリワードポイントを獲得する最良の方法になります。
現在のキャンペーンには次のものがあります(条件が適用されます)。
入会後3ヶ月以内のカードご利用でメンバーシップ・リワードのポイント合計40,000ポイント獲得可能
入会後3ヶ月以内のカードご利用で合計30,000ポイント獲得可能
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントの交換
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントは商品などと交換したり、年会費や支払いの一部に利用することもできます。
ただし、その場合のポイント価値は低いので、最も価値のあるのは航空会社にマイルに移行することになります。
ただし、ANAのマイルへの移行は1,000ポイントが1,000マイルになりましたが、他の航空会社は1,250ポイントが1,000マイルになり、交換比率は下がっています。
スカイチームへのポイント移行
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントからマイルに移行した際のスカイチームの航空会社に限定して、内容を検討してみます。
デルタ航空のスカイマイル
数年前にデルタ航空は特典航空券に必要なマイル数を変動制にして多くの会員は困惑しました。
しかし、航空会社のみならずホテルプログラムなどでも変動制やシーズン制を導入する会社が多くなり標準的な内容になっています。
スカイマイルでは実際の予約の際に特典航空券に必要なマイル数がわかるようになっていて、イメージ的には有料の航空券を予約する際に、日によって違う金額になる状態に似ています。
詳しくは
デルタ航空のスカイマイルについて知っておくべきこと
デルタ航空のスカイマイルでマイルを交換する方法
をご覧ください。
また、デルタ航空は特典航空券のフラッシュ販売を頻繁に行っています。
昨年だけでも、アメリカを起点としてヨーロッパ、アジア、オーストラリアへの割引特典(および国内/北米ルートが多数販売されています)、さらにはデルタワンの販売も多数見られました。
日本からアメリカまでのエコノミークラスへの往復特典航空券をわずか40,000マイルで予約できる内容になっています。
デルタ航空 40,000スカイマイルから往復のアジアへのフライト
デルタ航空にアメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントを移行する前に、旅行の計画に沿って特典航空券を検索することをお勧めします。
デルタ航空の場合は同じ目的地でも日によっては4倍に近い特典航空券に必要なマイル数の開きがあります。
デルタ航空のスカイマイルはクレジットカードに入会するだけで上級会員になれるデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードが日本では発行されています。
単にデルタ航空の上級会員になれるだけならデルタ航空を利用しない方にとっては必要のないクレジットカードになると思います。
しかし、デルタ航空の上級会員になることによって他のユナイテッド航空やアメリカン航空、その他の航空会社の上級会員になったり、ホテルの上級会員、レンタカーの上級会員などなることが可能なので、これから旅行に行くことが増える方にとっては非常に魅力的なクレジットカードになります。
今回は新規入会キャンペーンの紹介になります。
合計33,000マイル獲得可能
入会で8,000ボーナスマイル
入会後3ヶ月以内に40万円(税込) ご利用になると、10,000ボーナスマイル
入会後6ヶ月以内にデルタ航空を購入し搭乗すると、 最大25,000ボーナスマイル
40万円のカード利用の場合、上記のボーナスマイルに加えて、4,000マイルが獲得。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードくわしくはこちら
<デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードに入会の場合>
合計30,000マイル獲得可能
入会で5,000ボーナスマイル
入会後3ヶ月以内に25万円(税込)ご利用になると、7,000ボーナスマイル
入会後6ヶ月以内にデルタ航空を購入し搭乗すると、 最大25,000ボーナスマイル
25万円のカード利用の場合、上記のボーナスマイルに加えて、2,500マイルが獲得。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードくわしくはこちら
また、ボーナスマイルの対象となる利用額は、家族カードでの利用分も対象となります。
家族カードは1枚年会費が無料で利用することができますので、目標の達成には欠かせないと思います。
マイレージやホテルプログラムへのステータスマッチ
最初に記載したようにデルタ航空の上級会員になると、他の航空会社やホテル、レンタカーの上級会員にあることが可能です。
エールフランスKLMフライングブルー
フライングブルーマイルは、日本での提携クレジットカードはフライング・ブルーVISAカードやフライング・ブルーJCBカードもあり、アメリカンエキスプレスカード以外にもマイルを獲得することができます。
ただし、デルタ航空と同様に、変動制への移行の過程で、プログラムからマイルの価値が失われました。
そのため、通常アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントからポイントを移行してフライングブルーのマイルにすることはあまり意味がありません。
ただし、キャンペーンで指定した都市間の特典航空券の必要マイル数が、現在25%または50%のディスカウントをして予約できるようになっています。
上記のように、キャンペーンのルートと対象フライトは数か月ごとに変更になり、その他空席状況に基づきます。
日本でも大阪などが対象になることが多く、その時にはヨーロッパまでの特典航空券で考えるとお得なマイル数になると思います。
対象の特典航空券はエコノミークラスだけでは無くビジネスクラスも対象になります。
そういった際にはアメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントからポイントを移行してフライングブルーのマイルにすることに関してはお得感があります。
ただし、キャンペーンの時には人気のある路線はすぐに特典航空券が予約できなくなることが多く、キャンペーンを確認してからアメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントをフライングブルーのマイルに移行しても間に合わない可能性があります。
ヴァージンアトランティック航空のフライングクラブ
場合によっては、主要なアライアンスに所属しない航空会社を利用することがお得になる場合もあります。
ヴァージンアトランティック航空のフライングクラブはANAの際にも説明しましたが、個々のパートナーシップからマイルを利用する際に他の航空会社よりもお得になることがあります。
ヴァージンアトランティック航空のフライングクラブもマイルはすべてのスカイチームに所属している航空会社に利用することはできません。
しかし、デルタ航空およびエールフランス-KLMフライングブルーのフライトに利用することができます。
例としてデルタ航空を使用した場合:
予約に関してはほとんどのデルタ航空の特典航空券をヴァージンアトランティックのウェブサイトで予約できます。
さらに、ヴァージンアトランティック航空は、ほとんどのデルタ航空で予約できる特典航空券に必要なマイル数よりも、多くの場合に少ないマイル数で予約することができます。
アリタリア航空
アリタリア航空は日本から唯一イタリアに直行便を運行している航空会社になります。
しかし、アリタリア航空の悲惨な財政状況のため、他の航空会社と比較して1世代前以上の座席や特典航空券を予約する際のマイル数の多さなど、アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントをアリタリア航空に移行する意味がマイル的にはまったくありません。
アリタリア航空を利用する意味は次の2つになります。
マイル数が他の航空会社より多く必要でも、イタリアのローマやミラノ、ヴェネツィアへの直行便を利用したい。
世界一周を利用したい。
アリタリア航空を通じて「世界一周」チケットを予約した場合、エコノミークラスがわずか140,000マイル、ビジネスクラスが220,000マイルの旅程で考えると最大6回のストップオーバー(および大陸ごとに最大3回)で世界中のフライトを予約できます。
旅程は東行きまたは西行きのいずれかの方向に進む必要があり、同じ国で出発して終了する必要があります。
また、その国内で重複することはできません。
また、予約に関しては電話での対応になります。(予約と確認で時間がかかります)
この世界一周を利用することを考えた場合、移行する前にアリタリア航空を通じて空席状況を確認することを強くお勧めします。
まとめ
アメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードポイントからポイントを移行してからスカイチームの航空会社にマイルを移行する際に気をつけることは主要な移行先が変動制になっており、必要マイル数が予約する日によって大きく違うことです。
そのためスカイチームでの旅程に決まったとしても、予約する日のマイル数を確認してからポイントを移行することになります。
また、すべての行程をスカイチームで統一するのでは無く、他の航空会社も考えることによって、マイルをかなり削減することができます。
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