海外に旅行や出張の際に、労力と費用の面で非常に負担になるPCR検査。
入国の72時間前までに検査を受けて、陰性を証明しなければなりません。
万が一、陽性反応が出た場合は帰国出来ず、現地で滞在することを余儀なくされます。
今月になり、短期旅行や出張の場合には日本で受けたPCR検査で陰性証明が出来た場合は現地でのPCR検査は不要になりました。
これは出発前にPCR検査を受けて72時間前までに現地を出発する方を対象としており、それ以上の多剤の場合は、やはり現地でPCR検査が必要になります。
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PCR検査を撤廃か?
日本への旅行者が出発前にPCR検査を提出することを撤廃すると検討している。
と、日経は火曜日に政府筋を引用して報じました。
これは国境制限の大幅な緩和になります。
前提としては3回のワクチン接種をしていることが条件となるかもしれませんが、実施されると日本人が海外に行く場合だけでは無く、海外からの訪日に関しても非常に良いニュースになります。
前述したように、日本に入国する人は国籍に関係なく、出発前 72 時間以内に受けた検査で陰性の結果を提出する必要があります。
これは、G7 の中で最も厳しい国境管理です。
日本人や外国人も含めて、1日の入国者数は2万人(5万人まで受け入れを検討中)に制限されています。
日本入国前の検査は、費用や労力だけでは無く、ウイルスに感染した場合に帰国が遅れる可能性があるため、日本にいる人々が海外旅行をリスクがあるものと感じさせます。
旅行者は、検査結果が陰性になるまで、宿泊費やその他の費用を追加で支払う必要があります。
海外からの旅行者も、陽性反応が出た場合、旅行の計画を変更しなければならないという事態に直面しています。
現に先月に入国条件を緩和しても海外からの訪日客はそれほど増加していません。
理由は2つ言われています。
一つ目はツアー以外の訪日が出来ず、欧米の旅行者は個人旅行を好むので、行動の自由が無いと感じるツアーは人気がありません。
もう一つは日本入国の為に行う必要のあるPCR検査、もしくは国によっては空港到着時のもPCR検査が必要になり、旅行を楽しむ気分にはなれないことです。
他の多くの国では、出発前の検査が不要になりました。
たとえば、最後までPCR検査の陰性証明を提出することを求めていたアメリカでも 6 月に外国人旅行者に出発前の検査を提出することを廃止にしました。
日本に入国する際に現地でPCR検査を受ける場合の必要は、アメリカでは$125から$300程度まで。
さらに送迎などを頼むと日本円で一人あたり5万円程度の費用が発生します。
日本の旅行業界では航空会社をはじめ多くの会社から、政府に対し日本入国出発前の検査要件を撤廃するよう求めてきました。
日本は過去6か月間、国境制限を徐々に解除してきました。
留学生、学者、ビジネス旅行者は3 月から入国が許可され、 6 月に同行ツアーで外国人観光客の受け入れを開始しました。
しかし、新型コロナウィルスの感染が増加が7月に増加し始めたため、さらなる緩和は保留されました。
PCR検査が条件付きで不要に(更新)
9月7日からを条件付きで免除する方針を明らかにした。 岸田首相は24日、オンライン形式で記者団の取材に応じ、新型コロナの水際対策として、日本への入国や帰国時に求めている出発前のPCR検査による陰性証明について、「9月7日より入国前72時間以内の陰性検査に代えて、ワクチン接種証明の利用を可能とする」と発表しました。
まとめ
国内の新型コロナウィルスの感染者がこれだけ多くなっている状況で水際対策を行う事の有効性は非常に疑問に感じます。
これで来月からPCR検査は必要無くなります。
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