新型コロナウィルスが発生してから海外のホテルではクラブランジを休業したり、朝食の提供を停止しているホテルが多く、非常に不便でした。
しかし、ここ3ヶ月ほどでクラブランジも再開して、まだ朝食の提供を停止しているホテルもありますが、その数は目に見えて少なくなっています。
日本のホテルに関しては新型コロナウィルスが発生してからも品数が少なくなったり、時間制にしたりはありましたが、海外ほどの変化はありませんでした。
ホテルに宿泊した際にはできるだけ朝食の時間を作り、きちんとした食事をとることで、そのあとの一日の大半を観光に充てることができます。
そのため、ホテルでの朝食はいつもよりも重要なことになると思います。
無料の朝食は誰にとっても便利で、お得です。
家族旅行の場合にはさらに経済的にも時間的にもさらに重要になります。
たとえば、有料の場合はヒルトン東京で大人一人 4,200円 お子様(6歳~12歳) 2,100円(2019年には3871円でした)、ヒルトン東京お台場 大人一人 4,200円 お子様(6歳~12歳) 2,500円(2019年には3508円)4,000円以上するのは普通で、海外でもヒルトンオーランドボネットクリークリゾート(近くのウォルトディズニーワールドを訪れる家族に人気のホテル)では、敷地内のハーベストビストロでの朝食ビュッフェは1人あたり35ドルです。
簡単なコンチネンタルブレックファースト(フルーツ、シリアル、ヨーグルト、パン、ペストリー、オートミール、グリッツ、スモークサーモン、フルビュッフェのオーダーメイドの卵料理を除く)でも1人あたり18ドルです。
4人家族は、1週間の滞在で有料の朝食を利用する場合にコンチネンタルブレックファーストでも500ドル以上の費用が必要になります。
円安の状況でアメリカなどインフレが問題になっている地域では、無料で朝食があるとないとではまったく違います。
また、日本ならホテル周辺にコンビニやファストフードなどで食事を済ますことも出来ますが、アメリカではハンバーガーのセットで2,000円など、日本と比較して食事に負担は大きくなります。
そこで2022年のホテルでの朝食について考えたいと思います。
ホテルブランドによっては無料で朝食を提供するホテルチェーンから、特定のレベルの上級会員を達成する特典として提供するロイヤルティプログラムまで記載していきます。
Contents
朝食が無料のホテル
ホテルの滞在で無料の朝食を手にする最も簡単な方法は、すべての宿泊客に無料で朝食を提供するホテルに滞在することです。
日本でも多くのビジネスホテルなどが朝食を無料で提供しています。
もちろん、ホテルブランドによって朝食の内容は違います。
シンプルなコンチネンタルブレックファストビュッフェを提供するチェーンもあれば、オートミール、ワッフル、シナモンロール、ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、ポテト、またはオーダーメイドのオムレツなどの温かい食事を提供するチェーンもあります。
海外にも展開してる主要なホテルチェーンとそのブランドが、無料の朝食を提供しています。(以下に特に記載がない限り、食事には温かい朝食の成分が含まれています。)
ただし、内容的には毎日同じ内容の食事になり、ホテルによってそれほど違いはありません。
ベストウエスタン
- ベストウエスタン
- ベストウエスタンプラス
- Best Western Premier
チョイスホテル
- コンフォートイン
- コンフォートスイーツ
- エコノロッジ(コンチネンタルブレックファスト)
- MainStay Suites (オートミールステーション付きのコンチネンタルブレックファースト)
- クオリティイン
- スリープイン
ヒルトン
- キャノピー
- エンバシースイーツ
- ハンプトンイン
- ホームウッドスイーツ
- Home2スイーツ
- トゥルー
ハイアット
- ハイアットプレイス(World of Hyattの会員であり、ハイアットから直接予約する必要があります)
- ハイアットハウス
- ハイアットジラーラ/ハイアットジヴァ(オールインクルーシブリゾートブランド)
IHGリワードクラブ
- ホリデイインエクスプレス
- ステイブリッジスイーツ
マリオット
- Element
- フェアフィールドインアンドスイーツ
- レジデンスイン
- スプリングヒルスイーツ
- タウンプレイススイーツ
ラディソン
- カントリーインズ&スイーツバイカールソン
ウィンダム
- ベイモントイン&スイーツ
- デイズイン(コンチネンタルブレックファースト)
- ハワードジョンソン(コンチネンタルブレックファスト)
- ホーソーンスイーツ
- ラキンタ
- マイクロテルイン&スイーツ(コンチネンタルブレックファスト)
- スーパー8
- トラベロッジ(コンチネンタルブレックファースト)
- ウィンゲート
無料の朝食付きで予約
ホテルブランドの主に低価格層のホテルでは無料の朝食を提供するホテルは多いと思います。
ブランドチェーン全体のアメニティとして無料の朝食が便利ですが、無料の朝食を提供するホテルブランド以外、通常は客室料金に朝食が含まれていません。(パッケージとして提供しています。金額的には1人+20ドルくらい)
ホテルチェーンでも中級または高級のホテルが朝食は通常ついていません。
その場合は適切なサイトで予約する必要があります。
多くのサイトや代理店は、朝食を含む料金プランを予約しています。
この内容はJTBや楽天トラベルなどでも素泊まりと朝食付きプランなどに分かれて表示されています。
海外でもBooking.comなどでは同様に選択することができます。
ホテルチェーンでも同様に各種プランとして予約時に選択することができます。
ただし、朝食付きでないプラント朝食付きプランでは料金が違いますので、価格差を考えて予約することになります。
またはアメリカンエクスプレスなどのクレジットカードの会員向けの優遇もあり、それらはのホテル予約に特典を追加し、無料の毎日の朝食、アーリーチェックインおよび/またはレイトチェックアウト、スパクレジットまたは他の特典などを利用することができますので価格差が少ない場合にはお得です。
これらの予約方法のいずれかを使用すると、無料の朝食を確保できます。
アメリカンエクスプレスファインホテルズ&リゾーツ
それらのアメリカン・エキスプレスからプラチナカードの会員がアクセスすることができます 。
アメリカンエクスプレスファインホテルズ&リゾーツのすべての予約には次の特典があります。
- 到着時の部屋のアップグレード(利用可能な場合)
- 二人用の毎日の朝食
- 正午のチェックイン(利用可能な場合)
- 午後4時のレイトチェックアウトを保証
- 無料のWi-Fi
- 100ドル以上の価値のあるユニークな施設(スパトリートメント、飲食クレジットなど)
朝食を含む客室料金
こういったホテルは無料での朝食というわけではありませんが、3,000円程の朝食が1,000円くらいの設定で利用できるプランもあります。
選択したホテルが通常の客室料金の一部として無料の朝食を提供しておらず、予約時のオプションの一部ではない場合でも、朝食をとることができます。
朝食を含む料金を価格設定し、事前に予約する価値があるかどうかを確認し料金を比較します。
エリートステータスで無料の食事
ホテルプログラムでは、上級会員に多くの特典を提供します。
一般のホテル客が有料で朝食をオーダーするのに比較して、上級会員は無料の朝食が特典として含まれることもあります。
ヒルトン・オナーズ・エリート朝食特典
ゴールド会員およびダイヤモンド会員のヒルトン・オナーズの上級会員は、2人までの朝食を次のブランドでの朝食を無料で提供しています。(無料の朝食をアメニティとして選択しない場合は、代わりに一定数のヒルトン・オナーズ・ポイントを選ぶことができます。)
ダイヤモンド会員は、ラウンジのあるホテルでエグゼクティブラウンジへのアクセスも可能です(海外では利用可能な場合はゴールド会員も利用できます) 。
ただし、アメリカでは2年ほど前から朝食の無料提供を上級会員に対して行っていません。
若干のホテルクレジットを提供しています。(ホテルによって金額は違いますが、朝食分にはなりません)
- キャノピーバイヒルトン —無料のコンチネンタルブレックファスト
- コンラッドホテルズ&リゾーツ -無料のコンチネンタルブレックファスト
- キュリオ–アコレクションバイヒルトン —無料のコンチネンタルブレックファスト
- ダブルツリーバイヒルトン —無料のコンチネンタルブレックファスト
- ヒルトンガーデンイン —無料の温かいオーダー形式の朝食
- ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ —無料のコンチネンタルブレックファースト
- LXR Hotels&Resorts —無料のコンチネンタルブレックファースト
- タペストリーコレクションバイヒルトン —無料のコンチネンタルブレックファスト
- ウォルドーフアストリアホテルズ&リゾーツ -無料のコンチネンタルブレックファスト
プログラムではコンチネンタルブレックファーストを受け取ることが記載されていますが、多くの施設、特に米国外の施設では、通常のビュッフェ朝食を提供しています。
ゴールド会員を獲得するには、1暦年に20滞在、40泊を完了するか、75,000のヒルトンオナーズベースポイントを獲得する必要があります。ダイヤモンドステータスには、暦年に30滞在、60泊、または120,000ヒルトンオナーズベースポイントが必要です。
ただし、ヒルトンオナーズ提携のクレジットカードを所有するだけで、すぐにステータスをレベルアップできます。
持っていることによってヒルトンゴールド会員になれるヒルトン・オナーズVISAカード
最上位のヒルトンダイヤモンドステータスが必要な場合は、ヒルトン・オナーズVISAプラチナカードをご検討ください。
マリオットボンボイ 上級会員の無料朝食
エリート向けのマリオットの朝食特典は複雑で、チェーンの24以上のホテルブランドで上級会員に対する朝食の定義が違います。
基本的に、滞在しているホテルブランドに応じて、マリオットプラチナおよびチタンエリートは無料の朝食(またはお食事とお飲み物のクレジット)をウェルカムアメニティとして選択できます。
10ドルの飲食料クレジットを提供するホテルでは、そのクレジットはエリート会員と予約の他の1人のクレジットであるため、実際に飲食料に使える金額は合計20ドルになります。
次のブランドでは、プラチナとチタンのエリートがラウンジへのアクセスを保証しています(常にラウンジがあるわけではありません)。
したがって、毎日無料の朝食を楽しむことができます。
- オートグラフコレクション
- Courtyard (米国およびカナダ以外)
- デルタホテル
- JWマリオット
- ルメリディアン
- マリオットホテル
- ルネッサンス
- ウェスティン
ただし、基本はラウンジでの食事になります。
ホテルによっては通常のレストランを利用できる場合もあります。
上記のブランドでは、ルメリディアン、シェラトン、ウェスティンを除いて、ホテルのレストランで朝食をとることができます。
最後に、以下のブランドは上級会員に朝食のサービスは提供していません。
- デザインホテル
- EDITION
- ゲイロードホテル
- マリオットグランドレジデンスクラブ
- マリオットバケーションクラブ
- ザ・リッツ・カールトン
朝食のアメニティは、利用可能な場合、エリート会員と同じ予約のゲスト1名用です。
実際には、家族全員が対象になることもありますが、それはいつもではありません。
50泊すると、プラチナエリートステータスが得られ、75泊すると、チタンエリートエリートステータスが得られます。100泊して暦年ごとに20,000ドルを使うと、エリートアンバサダーになります。
マリオットはクレジットカードでプラチナ以上の会員になることはできません。
SPGアメリカン・エキスプレスカードは、自動的にゴールドエリートのステータスを取得しますが、ゴールドステータスは通常、マリオットホテルやリゾートで、無料の朝食を提供することはありません。
ワールドオブハイアット
ディスカバーリストとエクスプローラリストのエリート層は無料で朝食をとることはできませんが、年間20回のハイアットナイトから始まる2つのクラブラウンジサーティフィケートを獲得できます。
クラブラウンジのあるハイアットホテルに宿泊の方には、証明書を適用できます。
クラブラウンジでは、無料の朝食(など)をお楽しみいただけます。
ハイアットの最高のエリートランクであるグローバリストは、すべてのホテルで朝食でクラブラウンジを利用できるようになります。
ホテルにクラブラウンジがない場合、グローバリストは、最大2人の大人と2人の子供まで、敷地内のレストランで毎日無料のフルブレックファーストを提供されます。
セールや秘密のパスワード
最後に、各ホテルチェーンでは定期的にセールを行っています。
セール内容は色々ありますが、朝食付きのセールは多く、2人までの朝食付きでさらに料金を割引しますので、そういったセールの際に効率的に予約することをお勧めします。
また、例えばIHGリワードクラブに加盟している高級ホテルキンプトンホテルにチェックイン時に無料の朝食や他のアメニティを利用できる方法があります。
IHG傘下のこの高級ホテルブランドは、英語のソーシャルメディアチャネルに「秘密のパスワード」を時折投稿しています。
次のKimpton滞在の前に、ブランドのTwitter、Instagram、およびFacebookフィードをチェックして、このプロモーションが実行されているかどうかを確認し、もしパスワードがあった場合には、チェックイン時にフロントに伝えます。
ランダムな特典が得られます。
特典は朝食券以外に無料駐車場、室内映画、ワイン1本、デザート、または部屋のアップグレードが含まれます。
まとめ
部屋のアップグレードなどに関して、上級会員のメリットとして1番に上げる人もいますが、海外に行く場合に最も重要なので朝食の提供やクラブランジが利用できることです。
特に今のように急激に円や国なり、さらにインフレもあるとニュースにもなっていますが旅行に対する飲食の負担額が多くなっていきます。
アメリカでの飲食代はチップを考えなくても2倍くらいの予算が必要と考えた方が良いと思います。
さらにチップの20%程度が必要になり、ファストフードやフードコート以外の場所で飲食するとさらに負担は多くなります。
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